馬鹿のこと

ボクはやっぱり馬鹿だと思う。

でも、一回しかない人生を思ってしまう。

馬鹿だろうがなんだろうが、

自分の思うように行きたい。

そんな思いが降りてくる。

人の価値観に迎合する生き方を許せない!

自分は自分であるべきだと思う。

人の姿形を慮る。

そこに強さがあれば、許せるんだけど、弱さを感じると、

愛しさを感じてしまう。

それって馬鹿なのかもしれない。

分かってしまう人は幸いかもしれない!

でも、分かったからとしても、幸せかどうかは分からないと思う。

分からないから、問えるんだと思う。

ボクは何者なんだろう?

と問う。

やっぱりボクは馬鹿なのかもしれない。

川の流れのこと

川の流れのように生きてきた。

緩やかな流れ、淀んだ流れ、濁流、急流。

流されて戸惑いながら、自分探しの旅をしてきたんだと思う。

サムシンググレートの存在ってあるんだと思う。

自分で決めたり、選択したことってあったのだろうか?

小さい頃、親父から、

「人は自分の思い入れに取り殺されるんだ」

と言われた。

その言葉が、心に刺さっている。

誰か?大いなる誰かに、すべてを委ねていて、上流から下流に流されて来たと思う。

そんな流れに逆らっても仕方ないと思う。

枠のこと

自分が決めた枠組みの中で彷徨っている人がいる。

ボクにしてからが、そうだと思う。

でも、ボクはその枠組みを外そうとモガいて来たとは、思う。

周りの常識に振り回されない自分でいたい。

枠からはみ出ても平気な自分で有りたい!

自己の中の攻撃本能と防衛本能のせめぎ合い、それは、誰しもが通る道なのかもしれない?

「融通無碍」

自分の中の枠組みを外した時にそんな心境になるのかな?

楽しいこと

田口ランディの本の一節に、

「どうしたら、楽しく生きられるの」

「疑問をたくさん持つことです」という一文があり、笑ってしまう。

そうなんだと思う。

ボクも人のことは、分からない。分かろうとしても行き詰まってしまう。

何でこの人は怒りっぽいのだろう?この人の価値観って何なんだろう?と考えてしまう。

だいたいがボク自身が何を考えているのか?皆目分からない。

ボクが次に何をしでかすのか?

ボクはボクに興味がある。

変で駄目でいい加減で、いつも適当なのだ。

分からないことは、楽しい!



勝手なこと

折り紙教室を始めて２年が経った。

二年前から参加してくれている86歳のお婆ちゃんが、歩くことが大変になり、先月から参加できなくなくなった。

「すいませんね、先生」

と、お婆ちゃんはどこまでも謙虚なのだ。

「だったらご自宅に行きますわ」

ボクは、押し掛け教師になり、今日お婆ちゃんの家にお邪魔した。

折り紙をやりながら、お婆ちゃんの生い立ちなんかを聴くと、なんとも面白い。

そして、有り難くて有り難くて、どうしようもなくなる。

「お母さん、ボクの道楽に二年も付き合ってくれて、ありがとね」

お婆ちゃんは、

「何言ってるんですか、私だって楽しみにしてたんですよ」

ボクは満面の笑顔になってしまう。

「毎回、来ますからね」

「え?悪いですよ」

二人で笑顔になる。

ボクはホントに幸せ者なんだな!