abyman の折り紙と日記

折り紙、本、旅の日記

折り紙と折ることの日記

2018-05-10 22:12:14 | 日記
折るという行為は、祈りの行為なのではないかと思う。
榊は木を折ったもので、祈りの神事で使われる。
木を折ったものでお祓いすることから、祈るという言葉が生まれたんだとすると、
折るという行為は神聖な行いなんだと思う。

紙で折ったものが神事で使われ始めたことが、折り紙の起源となったという。
のし紙などの神の言葉を包むものが最初の折り紙なんだと思う。

折り紙を折る。
自分の中の神聖なものを呼び覚まして、何かが降りてくる。
何かを祈る。

折ることが目的ではない。
折る行為の中に、祈りの思いを込めることが目的なんだと思う。

祈りを込めて出来上がったものは、どこかが違う。
「この人にプレゼントしたい」
と思って作った作品は魅力的な姿をしている。

姿形の美しさって何だろう?
姿にこだわり、形にこだわる。
それがその人の美学なんだと思う。

でも本当の美学は、行為そのものの中にあるじゃないか?
折ったものを贈る。
その人の幸せを祈って贈る。

折って祈るのか?折りながら祈るのか?
祈りのために折るのか?祈りながら折るのか?
よく分からない?

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