あべやま歯科クリニックー最新インプラント情報ー

あべやま歯科クリニックのインプラント診療や世界のインプラント最新情報についてお届けするブログです

米国最新インプラント情報

2007年05月30日 | あべやま歯科クリニック
先々週末から副院長の木村Dr.が米国に研修に出かけたため、知らずに来院されたインプラント希望の患者様には大変御迷惑をお掛け致しました。木村Dr.は、Nevada州Las Vegasでインプラントに関する世界最大規模のミーティング(Nobel Biocare World Conference 2007)に参加した後、臨床研修を受けたロマリンダ大学附属病院インプラント科へ久し振りに立ち寄って、先週金曜日にやっとあべやま歯科クリニックに戻ってきました。米国のこのミーティングでは、即時インプラントやオールオン4などに加え、脳腫瘍外科などではかなり普及してきているコンピュータ支援手術が大きな注目を浴びていました。コンピュータガイドによるこの最新の手術法では、歯茎の粘膜を切り開かず(フラップレス手術と言います)に、確実に狙った位置と方向にインプラントをアッと言う間に埋入することができます。患者様に優しい手術法で術後の痛みも出血もほとんどありません。もちろん、条件さえ揃えば、その日に仮歯をお入れすることも可能です。
あべやま歯科クリニックは、世界的にみても最新の手術法であるコンピュータガイデッド・フラップレス手術を提供できる数少ない医療機関です。私達は、患者様に優しいインプラント治療の実践に積極的に取り組んでいます。手術が終わった次の日に、『腫れも痛みも全くありませんでした』と教えて頂ける患者様の笑顔のために、これからも一生懸命頑張りたいと思います。

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未来のインプラント?

2007年05月06日 | あべやま歯科クリニック
患者の歯に取り付けて、時間になると自動的に薬を飲ませてくれる「サイバーインプラント」の開発が欧州で進められているというロイターの記事IT Media Newsで配信されていました。インプラントの多目的使用は、他にも多くの研究が進行中のようです。未来のインプラントにどのような機能が付加されていくのか、ちょっと興味あるところですね。
歯を失った患者様にとって、多くの場合、インプラントはQOL(生活の質)を向上させる最も確実な治療法と考えられます。事実、当院でも、最近は大変多くの患者様がインプラント治療を選択されています。しかし、私達あべやま歯科クリニックとしては、まずは可能な限り自分の歯をしっかり予防管理して一生使い続けて頂きたいのです。でも、予防管理が大切って言うのは簡単ですが、実際は、これがなかなか難しいんですよね。歯を失う原因の多くは「虫歯」と「歯周病」ですが、これらは、細菌による感染症です。人によって、あるいは糖尿病などの病気にかかることよって細菌に対する抵抗性が弱く(免疫の力が働きにくく)なっている場合には、一生懸命歯みがきをしても歯周病で歯がぐらぐらになって抜けてしまうことを防げない場合もあります。未来に向けて、サイバーインプラントだけでなく、虫歯や歯周病の細菌に対する抵抗力がとても弱いタイプの患者様に対する確実な治療方法を確立することがとても大切なことだと思っています。