競馬の過去レース回顧録

競馬過去の重賞レースの結果や回顧録をご紹介します。

2019年ジャパンCの結果、払い戻し、レース振り返り

2020-06-15 13:01:15 | 競馬レース結果
1着:スワーヴリチャード
勝ちタイム:2:25.9
ラップ:12.8 - 11.3 - 12.3 - 12.2 - 11.7 - 12.2 - 12.1 - 12.0 - 12.1 - 12.4 - 12.2- 12.6
テン:4F 48.6 - 3F 36.4
上がり:4F 49.3 - 3F 37.2

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世界のトップ100G1レースでは世界7位にランクインしており、これは有馬記念よりも高い順位です。日本のレースでは最も国際的評価の高いジャパンカップ。世界に通用する日本馬を育成するという形で始まった国際競争ですが、2019年のジャパンカップは創設39年目にして始めて日本馬のみで行われることになりました。
世界の名馬は来日しなかったものの、変わりに世界中から名騎手が集結。クリストフ・スミヨン、ウィリアム・ビュイック、ライアン・ムーア、ランフランコ・デットーリらが、ジャパンカップ出走馬の手綱を託されました。
世界的名手が揃った2019年で勝利した馬と騎手は?レース結果や払い戻し、どのようなレースだったのかを振り返って紹介していきたいと思います。

結果



2019年ジャパンカップのレース結果は以下のようになりました。
1着:スワーヴリチャード(マーフ)
2着:カレンブーケドール(津村)
3着:ワグネリアン(川田)
4着:マカヒキ(武豊)
5着:ユーキャンスマイル(岩田康)
6着:ダイワキャグニー(石橋脩)
7着:エタリオウ(横山典)
8着:ムイトオブリガード(ルメー)
9着:シュヴァルグラン(スミヨ)
10着:ルックトゥワイス(デット)
11着:レイデオロ(ビュイ)
12着:ウインテンダネス (田辺)
13着:ジナンボー(ムーア)
14着:ダンビュライト(松若)
15着:タイセイトレイル(Mデム)
1位に輝いたのは、24歳の若さでイギリスリーディングジョッキーに輝いたマーフィー騎手が騎乗するスワーヴリチャードでした。2着には5番人気のカレンブーケドール、3着には2番人気のワグネリアンという結果に。
ビュイックが騎乗する1番人気のでレイデオロは11着、世界的名騎手デットーリが騎乗するルックトゥワイスは10着という結果になり、世界的名手である外国人騎手を日本人騎手が圧倒する形になりました。しかし1着に輝いたのはマーフィー騎手!

払い戻し



1番人気は飛んでしまったものの、順当に上位人気馬が上位着順を独占するという形で決着したのが2019年のジャパンカップです。
単勝:5(510円)
複勝:5(180円)、1(280円)、2(170円)
枠連:1-3(2,050円)
馬連:1-5(2,900円)
馬単:5-1(4,810円)
ワイド:1-5(880円)、2-5(490円)、1-2(700円)
3連複:1-2-5(2,900円)
3連単:5-1-2(19,850円)
単勝オッズは510円で、3連単は約2万円という堅い決着になりました。5番人気以上の馬が全て3着以内に入りました。マカヒキは12番人気と低い評価でしたが4着に入り、見事な健闘を見せます。

レース振り返り


世界的名手がぶつかるという事で大きな注目を集めた2019年のジャパンカップですが、終わってみれば若き天才騎手マーフィーが一枚上手だったという印象を受けます。
レースはダイワキャグニーを大きな一団が追走する展開で進みます。好位につけた3歳牝馬のカレンブーケドール、外には2番人気のワグネリアン、その後ろに1番人気のレイデオロという形で進んでいきます。前日の雨で追い込みが効きにくい馬場になった事で、有力馬の多くが前めの位置取りを心がけていました。
スワーヴリチャードに騎乗する若き天才マーフィー騎手は「カレンブーケドールの後ろあたりにつけたい」という意志でレースを展開。プラン通りにレースを進めていき、そのまま3コーナーから4コーナーを回りきったところで充分に手ごたえを残したまま直線に進んでいきます。
ここでマーフィー騎手が出した結論は、外へ出さずにゴールへの最短距離を進むという選択肢で、この作戦がズバリと的中。内ラチを突いたスワーヴリチャードは、カレンブーケドールとの激しいおい比べを制して見事にゴール!
「私の夢を実現できました。ジャパンカップは世界有数のレース。勝ちたいという希望はありましたが、自信はありませんでした。スワーヴリチャードには追い切りで乗せていただき、動きも良く、落ち着いている馬だと感じていました。レース前には幾つかプランを立てるものですが、カレンブーケドール、ワグネリアン、他はムイトオブリガードやユーキャンスマイルなどの有力が自分の周囲の枠にいたので、どの馬についていくか、マークするかを考えて、馬をリラックスさせることを意識していました。」
スワーヴリチャードに騎乗したマーフィー騎手はレース後にこのようにコメントしており、世界有数のトップレースに勝利した喜びを爆発しています。
判断が素晴らしく、内ラチをつく力強い競馬、そしてそれに見事に応えたスワーヴリチャード。騎手と馬が一体になった素晴らしいレースとなりました。

まとめ

世界中が注目するジャパンカップですが、2019年は初の外国馬不出場という事で、開催前は盛り上がるのかどうか不安視されていました。しかし始まってみれば世界的名手が沢山参戦するという事で盛り上がり、有力な外国馬がいないのは日本の競馬が認められたという考えもあります。
世界中が注目するジャパンカップを制したマーフィーの騎乗が素晴らしく、まさに天才を証明する事が出来ましたね。

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