ばれるずBLOG

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竹から笹へ

2023年06月27日 15時16分20秒 | 南勢
こんにちは。ひるかわです。

梅雨らしい気候が続きますね。むしむし。
早く夏が来てほしいと同時に
季節の進む速さに少し焦ったりもしています。。

先日、7月の朔日餅のニュースを見ました。
7月の朔日餅として親しまれてきた「竹流し」が
今年からは「笹わらび餅」に変更になったとのこと。



【赤福のHPより】
これまで大変親しんでいただいておりました7月「竹流し」は、使用していた生竹が、昨今の社会情勢により入手が困難となりましたため、熟考いたしました結果、誠に勝手ながら本年より「笹わらび餅」に変更させていただきたくお願い申し上げます。
https://www.akafuku.co.jp/topics/55681/


1978年に販売が始まった赤福の「朔日餅」は
毎月1日(1月以外)に限定販売している季節のお餅。
なかでも青竹に水ようかんを流し込んだ「竹流し」は人気商品でした。

「昨今の社会情勢」って何だろう?と思って調べてみると
少しだけ背景が見えてみました。

・「竹流し」には青々とした本物の生竹の容器を使っていた。
・当初は九州産の竹だったが、人気で製造数が増える一方、調達先の高齢化などで同じサイズの竹の確保が難しくなり、近年は中国産に切り替えていた。
・その入手ルートを中国のロックダウン(都市封鎖)などのゼロコロナ政策が直撃。
・昨年までは冷凍庫で保管していた竹でしのいだが、今年は在庫もなくなった。
・赤福は今後も必要な生竹を確保するのは難しいと判断→新しい商品の開発に。

竹林なら日本にもたくさんありそうですが
それを管理したり、商品化するための担い手の高齢化など
いろいろな事情があるのでしょうね。。

今まで実感の薄かった社会の課題や変化を
「なくなってから気づく」ということを感じるニュースでした。

でも笹わらび餅もとてもおいしそう。
新しい変化も楽しんでいきたいですね。

次回はかねこさんです。お楽しみに!
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