職業はママ!

ある日突然、長男+次男~四男の三つ子ママになった…
楽しさ100倍・怒りも100倍?子育ては忍耐なり…

入院中にうれしかった事

2006-10-30 20:35:57 | 三つ子妊娠・出産
突然思い出したので久々に入院中のお話です。

三つ子という事もあって、自らの力を必要とすることなく知り合いが増えました。
看護婦さんが紹介してくれたり、双子ちゃんがいれば「三つ子ちゃんがいるんだよ」、とこんなノリ。
だからお友達は増えました。

そして、出産後。
子宮口を縛る手術でお世話になった女性の先生。
管理入院の時には別の病院に移られてましたが、週1で外来診察に参加していたようなのでたまに病室に顔を出してくれました。
そして、三つ子というとですね、珍しいわけです。ましてや自然妊娠となると…。
そうするとですね、研修で学生さんがつくわけですよ。
男の子だったので「え、どうなの?ここまできたら恥ずかしくはないけど、お腹とか見せちゃうわけでしょ」ってな具合でしたが、意外とフレンドリーに話をしていた友達だと思っていた人もいたらしい

個室に移動した時、大部屋の時に仲良くしてもらった看護婦さんが勤務後によく顔出しに来てくれました。もちろん、同じく妊婦さんでお友達になった人だって来てくれて井戸端会議状態になったりして、用事がないと看護婦さんも来てくれない個室での日々に、いい気分転換をさせてくれました。

そしてそして、出産後…
あの学生さんが出産したとの話を聞きつけて、突然やってきてくれた。
1週間しか付き合いがなく、その後は別の科へ研修に行ってしまったので会うことも二度とないはずだったのにねぇ。
そしたらなんと同時間帯にあの元女性担当医師も来てくれた。
もちろん、大部屋の時のお友達も来てくれた。

自分の知らないところで「三つ子」を噂されるのはなんとなく「どうなのよ」なんて思っていたけど、あの時は本気で感謝したもちろんそれは今でも変わりませんよ
手術後も大部屋からメールしてくれた友達。
最初の入院で知り合いになって二週間位しか入院生活を共にしなかったけど、今でもメールをくれたりこのブログを見てくれている友達

一期一会な方もいたけれど、私は感謝の気持ちいっぱいで無事退院してきたのでした…。

________________________ コレカラ 入院 サレル方 ___________________________

だから、これから入院生活をする予定の方がいたらあまりブルーになって欲しくありせん。
もしも、三つ子ちゃん出産予定の方が見てくれていたら…。
三つ子ちゃんをダシにしたっていいじゃないですか(言葉はよくありませんが…)
お友達を作るという意味でさりげなくダシにしてみて下さい。
もしかしたら、やっとの思いで妊娠されて入院になった方もいるかもしれません。
だからね、あからさまに言いふらすのは控えましょうね…。
一緒にがんばって元気な赤ちゃんをお腹の中で育てましょう、といった意味でのお話ですよ

初NICU

2006-09-29 21:32:21 | 三つ子妊娠・出産
初めてNICUに見学行ったときの事を思い出したいと思います。

三つ子なので、確実にNICUに入るのがわかっていたので予約して入れてもらいました。
みんなにびっくりされる程なったんを大きく産んだ私は、NICUでのあの機械のアラーム音とか、コットで寝ているとはいえ小さな赤ちゃんとか保育器とか全てが不思議でした。「あぁ、こういったものがないと生きていけないのか…」そこまで感じましたもの。

婦長さんが言いました。
「小さくてびっくりすると思うけど、後は私達に任せてくれればいいから」
そんな内容だったと思います。
久しぶりに赤ちゃんを目の前で見て微笑んでいた私の目からは涙がにじんでしまいましたよ…。
病院が決まらなくて半ベソになっていた頃を思い出したら、もうこんな時期にまできたんだなぁって。だから、ホントに心強かったんですねぇ。

そして私が出産し、三つ子達も順調に成長し退院間近となったある日、あの時の婦長さんがやってきました。「異動で違う場所になるんです。三つ子ちゃんの退院とどっちが先になるかなぁと思ってたんだけどねー。でも、お母さんも遠いのに母乳届けに来てるの見て安心しました」と…。

婦長さん、お世話になりました。
そしてこの入院で関わった全ての人に、思い出すたびに感謝せずにはいられないのでありました。
これを見てくれている入院仲間の方、そう、あなたですよ

だからね、小さく生まれてしまったけれども学んだ事も多かったし、今となっては何事もない順調な出産じゃなくても後ろめたさとか後悔なんか全く感じてませんよ


入院中にしていた事

2006-09-24 12:53:01 | 三つ子妊娠・出産
長い入院生活。
どこかが痛くて毎日ぐったりしているわけでもないし…。
おしゃべりだって、起きてからひたすらしているわけでもないし…。

なったんの時はベッド上安静で、トイレ洗面以外は横になってなくちゃいけなくて、座ってるのもダメと言われた。
食事も横になりながら取って欲しい位…とまで。
これを私達は「寝食い」と呼んでましたけど。

でも、今回はそこまでの症状はなかったので、ここぞとばかりに編み物持参
シロッカー手術の時の妊婦さん達が編み物してるのを見て、次の管理入院の時には絶対持ってこようと決めてました

長い入院なので、何日かで編み終わってしまっては時間が余りすぎる…
なので、私は三つ子達が生まれ無事に退院するときの「おくるみケープ」にしました。もちろん、三着

ふちのレース編み部分を色違いにして、なんとか一着は編みきりました。
でも、二着目半分行く前にはベッドに座っているのもつらくなってきた事、抗生剤でのアナフィラキシー?っていうんでしたっけあれでひどい事になったので、私の編み物生活は終了

退院してから母に手伝ってもらいながらも全員分編み終えました。
で、英ちゃんが退院する時に着せたのがこれ↓


小さいから袖にある物にしても着せづらいと思い、てるてる坊主みたいな形です。
着る機会がなくて、3回位しか使ってないんだけど

いい記念だからとっておこうかなぁ…

お節

2006-09-20 14:33:53 | 三つ子妊娠・出産
随分前の話になりますが、年末年始も外泊許可が出るわけもなく病院で過ごしたわけですが…。

これは元旦のお昼だったかなぁ
忘れちゃったけど、とにかく三が日のどこかでこんな食事が出ましたよ。

携帯画像なので、少し写りが悪いですけど

他にも、煮物で出ていたサツマイモがお犬様の形をしてました。
こんな経験ももう二度とできませんなぁ…

騙し騙し…?!

2006-09-12 20:56:55 | 三つ子妊娠・出産
最終的な管理入院に入った時の目標週数は30wと言われた。
24wでの入院だから2ヶ月弱か…
そんなんで生まれちゃうのかぁ。じゃあクリスマスとかにならないかなぁ
お腹は張ったりしなかったけど、週数の割には明らかに大きくて、先生もまだまだ大きくなると言った。お腹が張る状態を通り越してる、みたいな事も言われた
ホントに何でもなくて、他の双子ちゃんママに他の先生が「三つ子ちゃんもがんばってるからがんばろうね」って言ってた位(笑)

消毒(膣内)もなくてホッとしていたけど、やっぱり最後には必要となった。
これだけはどうしても嫌で「明日から消毒」って言われた時には肩の力が落ちて、先生が「じゃあ、どうしたい?どうしよっか」って言ってくれたから「……、消毒なしで治したいなぁ、なんて」って言ってみたら、回診に来た先生全員に笑われ、有無を言わずに「明日から消毒ね」と去っていかれたっけ…。

30wを超えたかと思ったら、すぐさま目標は32wとなった
クリスマスも近づいた頃だったかなぁ、先生は「小児科にも年越せるからって言っちゃった」と…。
なんだよ、なんだよいくら何でもなくここまできてたって、品胎なんだからいつどうなるかわかんねーぞ

どうもならなかった…年内はまったく何事もなかった

でも、先生にはいつだったか「騙し騙し、ここまできたね」って言われた事がある。始めから最終目標は34wだったって事かそれ以上になると、出産後の母体が心配だと言われた。子宮摘出の可能性とか、まぁいろいろあるらしい。
いきなり34wが目標です、なんて言われたら先が遠くてテンション下がるだから先生は目標を少しずつ延ばしてくれた。初めから計画的なものだったんだなぁ。

なんか、やっぱり先生とか看護婦さんだから当たり前のことをしているんだろうけど、私だけの力であの子達が生まれてきたのではないと思う。それはなったんでも言えることで、まだまだ生まれてきていけない時期に切迫早産でいきなり入院になった時も、いろいろな人にお世話になったわけで…。

子供なんて、妊娠すれば何事もなく生まれるのかと思ったら、私は二度とも長期入院を必要としてしまった
だから、お腹が大きい妊婦さんが散歩とかしてると「大丈夫なのか」と眺めてしまうのであった…。今でも…

あ、病院で元旦を迎えたわけですが、ちゃんとお節が出たんで、今度画像載せよーっと


保育器

2006-09-11 20:46:55 | 三つ子妊娠・出産
出産後、初めて三つ子を見に行く日。
まだ手術の傷が痛くて、ベッドから降りるのに座るのもつらかったし、立ち上がるのは痛いし怖いし…でも、早く体力回復させるには少しずつ動かないといけない。
歩行訓練初日は個室外にある車椅子までの何mかの距離。
そんな感じでNICUに車椅子で連れて行ってもらった。

いったん車椅子までは歩いたけど、あまりの小ささに泣いちゃったら困るから、とタオルを取りに戻った。それを聞いた母の方が「そんな事言ったらこっちが泣けちゃうじゃない」と母が涙声になってた

3人は祭日に突然オペとなったので、あわててNICUの場所を確保されたために、入院中に知り合いになったママさんの双子ちゃんが移動してくれたよう。
後から聞いたら、祭日で何人かのママ・パパが面会に来ている中ぞろぞろと3つの保育器が運ばれてきたためドラマの「24」を観ているようだった…と言っていたパパさんがいたらしい

2人が窓際で、比較的何も問題がなかった佳ちゃんが入り口からすぐの場所にいた。小さかったし、色もなんだかちょっと赤いし、毛深いし、後頭部はやけに出てるし、機械はたくさんついてるわうつぶせだわ…とホントに初めて見る光景に唖然とした。でも、小さくて不安で泣けちゃうどころか、かわいかった。この小ささがかわいかった。ホントに3人お腹にいたんだって実感しちゃったし、3人もお腹にいたんだと思ったら1人1人は大きいよなぁって。

でも、これは1番小さかった怜ちゃん。
私の手の大きさと比べたくて、同行してもらった看護婦さんに保育器の上から撮ってもらった。
やっぱり小さいなぁ…
このおむつ、市販されてる新生児用なんかよりもっともっと小さい。
女性ならお分かりだと思いますけど、夜用スーパー位の大きさなんじゃないかと思った程小さい。

こんな経験、私がするなんて…未だに不思議だぁ

出産+3人が必要としたお金…

2006-09-02 13:33:39 | 三つ子妊娠・出産
昨日パパが「医療費と給付金支給額のお知らせ」というハガキを持って帰ってきた。
かかった金額は相当なもので、でも、全額一括ではないし、未熟児医療とかいろいろなものをつかうから、実際に支払う金額はかなり減ります。
でも、私の個室代・手術代・3人の2ヶ月ちょっとのNICU代含めて、医療費の総額はおそろしい金額
家一軒(土地代はのぞいて)建てれるような金額ではないですか

ほとんどは健保が負担してますけど、会社側もびっくりしてないですかねぇ…残りは県が負担してくれたり…と本当に自己負担になったものはおむつ代くらいなんじゃないかなぁ。

それなりに健康保険料支払ってはいますけど、金額言う時なんて家にいるのに小声になりましたから

補助がでるものは、すべて使うべきですねっ

そして、この子達にお金はかかったものの、32W4dで生まれてきた未熟な新生児の命の重さみたいなものを、改めて考えさせられたりもするのでありました

1300gで生まれた怜ちゃんは骨と皮だけのような状態で、三つ子にしては大きいんだろうけど、保育器に入った怜ちゃんのオムツ替えはうつぶせになった腰の辺りを片手で鷲づかみにして持ち上げて…といったやり方です。
怖くて一度しかできなかったなぁ。

1800g弱で生まれた英ちゃんは、心臓に穴が開いていて自己閉鎖はしたけど、無呼吸が出るからといろいろ検査したり…。

1500g弱だった佳ちゃんは比較的問題もなく、ホントに順調で安心したなぁ。

天気がいいと、こんな風にふと思い出して、また新たに育児に励むぞという力を持たせてくれます

なんちゃって…




いまさらながら、超音波での三つ子

2006-09-02 10:18:41 | 三つ子妊娠・出産
今更なんですけど、超音波で三つ子がわかった時の写真。

二卵性で、1つが一卵性。
ン?なんだかややこしいけど、元は二卵性だったわけですね  

いきなり、こんな写真「はい、どーぞ」なんて、口元緩むというか笑うしかないというか、パパに言うにはどう切り出そうとか、それはそれは心臓バクバクでした。

そんな日から、もう1年が経ちました…
そういった意味では、もう1歳

なんとなく思い出して画像載せてみました
なったん2歳の誕生日の日の出来事です

と、思い出に浸っている今この瞬間、英ちゃん、寝返りゴロゴロしながら部屋を移動物色中

見えるかなぁ…

2006-07-28 21:16:24 | 三つ子妊娠・出産
入院中に行ったまだお腹の中にいた一卵性の2人のモニター。
今思えばこれは佳ちゃん・怜ちゃんなんだなぁ…

なんか一卵性っぽいなぁと思って携帯で撮ったもの。
心拍の動きの山が同じ

画面の向きがなおせなくて、横向いてるけど…
あ、でも、途中1人しか心拍とれてなくて全く同じ形の山にもなってるような

そう、2人を同時にとろうとすると、別々の赤ちゃんの心拍だったはずがお腹の中で動かれたりして、2つの機械が1人の心拍を広い続けてしまったりもするんですよ。

って、これは出産された方にしかわからないかな

術後の話

2006-07-18 22:33:50 | 三つ子妊娠・出産
王監督の胃全摘手術が成功したというニュースを聞いて思い出しました。
私の術後のお話…

術後、喉が渇くとはきいてましたが、何せ完全に麻酔から覚めてないせいかパパが出張先から帰ってきて面会に来てくれてもボーッとした状態。
何度か看護婦さんが来てくれて体の状態を見てくれたりもしていましたが、だんだんと口が渇く事に気づいてしまった…
初めはうがいのお手伝いをしてもらってたんですけど、いちいち呼ぶのも面倒になり、ボーッとしていたこともあってかやっちゃいましたよ~。
1口ゴク…
なんておいしいの~
術後っていったって帝王切開だし、今朝までは普通に食べちゃったし、水くらいねぇ

ところが…

このただの水がですよ、吐き気をもたらしたのですよ
でもですよ、吐いちゃったら「何か口にしたのか」って疑われてしまう
我慢我慢よ
こうしてなんとか難を逃れた…とでも言いましょうか

やはりきちんと時間をみて、指示された通りに水分、重湯…と始めるべきですね

これから手術予定のある方、喉が渇いても口を濯ぐだけにしてくださ~い