今日の降ろし場は長野県の佐久だった。
午前中に降ろし終わって今日はこれ一発だから帰りは寄り道して帰ることにした。
碓氷峠のバイパスで群馬県に入ってからしばらく坂道を下って行くとパーキングがあるからそこにトラックを止めて
右手に30分位山道を歩くと牛名滝というのがある。
去年の夏に地図で見付けたから行ってみたけど道を間違えて断念。
途中で道が無くなってしまった。
それからまた去年の秋に行くチャンスがあったから再挑戦。
今度は地図をちゃんとチェックして行ったから、なんとかたどり着けた。
途中くねくねした山道だから先が見えない。
不意に道を曲がった時に鹿の親子が座って休んでいた。
オイラとはち合わせになった瞬間
バッともの凄い速さで山から山に消えて行った。
鹿達もビックリしただろうけどオイラはビックリして逆に一歩も動けなかった。
鹿とはいえ野生の鹿を間近で見ると凄い迫力だね。
秋は動物が冬を前にして活発に餌を探す時期みたいだから、急に熊が出そうで怖くなった。
それから牛名滝までの間は
イザって時の為にちょっと重めの石を両手で持って山道を歩いていた。
その時は熊に会う事もなく牛名滝に着いて帰ってきた。
今日は地図で見ると牛名滝の先に大滝というのがあってその先に烏帽子岩というのも有る事が分かった。
ヨシ!探検しに行ってくるかって思って行ってきた。
冬で熊はいないだろうけど一応トラックのパンク修理に使う鉄の棒を持って行くことにした。
いくら真冬とはいえ早歩きで山道を行くとけっこう暑くなって汗をかく。
だから上半身裸になり着ていた物を腰に巻いて歩いた。
汗をかきほてった体に冬山の風がなんとも言えず気持ちイイ。
上半身裸で鉄の棒を持ち、
ただ人に会わない事を祈って…。
牛名滝を過ぎてから道が二つにわかれた。
オイラの直感が左だと言った。
しばらく歩くとまた二つにわかれた。
またオイラの直感が左だと言った。
しばらく歩くと急に道が険しい斜面になって無くなってしまった。
するとオイラの直感がやっぱりこっちじゃなかったと言った。
引き返して一コ手前を右だった!
と言ったから仕方なく引き返して右手に歩いて行った。
しばらく歩いて行くと今度はこっちも道が無くなってしまった…。
直感に聞いてみると…
なにも応えない…。
オイラの直感もあてにならないな。
大滝も烏帽子岩も今日はあきらめよう。
って事で下山…。