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ソニーの新しい主力スタンダードノート「VAIO E」を攻略する

2011-02-21 00:32:18 | 日記

 2010年春モデルからVAIOのラインアップに追加された新シリーズ「VAIO E」は、15.5型ワイド液晶ディスプレイを搭載したスタンダードなノートPCだ。同サイズのバリュー価格帯シリーズ「VAIO N」の後継に位置付けられるが、外観も内部のスペックも大きく異なる。【拡大画像や各パーツの紹介画像】  VAIO Nはインテリアとの調和をコンセプトとして、ファブリックや波がモチーフのテクスチャを配したシンプルなボディデザインと淡く優しいカラーリングを組み合わせた、主張しすぎない外装だった。また、基本スペックについてはBlu-ray Discドライブ搭載モデルをラインアップしながらも一貫してベーシックな構成にとどめることで、エントリーユーザーにも受け入れられやすい「お手ごろ価格」を実現していた。 つまり、VAIO Nは「ネットとメールができればいい」というライトユーザーや「何をどの程度使うか分からない」という初めてPCを購入するユーザーをターゲットにした、「必要十分な性能を持ち、お手ごろ価格で無難なデザインのPC」が欲しいというニーズにぴったりハマるシリーズだったわけだ。 これに対し、新登場のVAIO Eは、VAIO Nと同程度の価格帯をカバーしつつ、従来のホームユーザーというくくりよりもさらに幅広いターゲットを狙って、さまざまなチャレンジが行われている。 ユーザーのチョイス次第で個性を打ち出せるこだわりのカラーバリエーションやボディデザインに加えて、インテルの最新ノートPC用プラットフォーム(開発コード名:Calpella)を採用することで、外も内も大幅に強化してきたのだ。また、ソニースタイル直販のVAIOオーナーメードモデルでは仕様のカスタマイズに対応しており、上位パーツも選択できる。 要するに、最小構成でも優れたデザインと最新のプラットフォームによる高いコストパフォーマンスが得られるが、追加投資をすれば上位シリーズ並みの性能も実現するという「どっちを取ってもおいしい」スタンダードノートPCになったのだ。●ビビッドカラーかマット調か、悩ましい計7色のカラバリ展開 ボディの形状は、VAIOノートおなじみのシリンダーデザインではなく、VAIO Nのイメージを継承しており、フラットながらも全体的にやや丸みを帯びたフォルムとなっている。ボディサイズは369.8(幅)×248.2(奥行き)×31.1?36.7(高さ)ミリ、重量は約2.7キロとなっており、VAIO Nとほとんど変わらない。 最大の特徴ともいえるカラーバリエーションは、つややかな「ピンク」と「ブルー」の2色の蛍光カラーに、光沢のある華やかな「ブラック」、そして「ホワイト」の合計4色展開だ。さらにVAIOオーナーメードモデルでは前述の4色に加えて、光沢のある「グリーン」、つや消しの「マットブラック」と「マットホワイト」の3色が限定カラーとして用意されている。 このうち、ピンク、ブルー、ブラック、ホワイト、グリーンの5色はグロッシーカラーと呼ばれている。これらはキズや塗装はがれに強く、美しい光沢が特徴のインモールド成型を天面に採用しているのが特徴だ。 インモールド成型とは、図柄が描かれたフィルムを金型に挟んだ状態のまま、樹脂を金型内に射出することで、熱と圧力により、図柄の樹脂への転写と成型を一度に行う成型技術のこと。VAIO Eでは、ピンク、ブルー、グリーンの3色にドットパターンが、ブラックとホワイトの2色にスクエアパターンがグラデーション状に印刷されたフィルムを使っている。 質感を高めるためにインモールド成型を取り入れたノートPCは他メーカーでも珍しくないが、VAIO Eでは透明な樹脂をインモールド成型した後、さらに裏側から塗装を施すことで、透明感と奥行き感があるデザインに仕上げている。ここが他メーカーと違う。 成型後のデザインパターンは天板の表面近くにあるが、その裏側に地のカラーを塗装すると、塗装は天板の裏面に定着するため、天板の厚みのぶんだけわずかにデザインパターンが地のカラーよりも浮き上がって見える。表面に光が当たると、浮き上がったパターンや箔(はく)押しのVAIOロゴが地のカラーの上に影を作り、さらに深みや動きが増すという仕掛けだ。見る角度や明るさ、光の色味によってどんどん天面のニュアンスが変わっていくのが面白い。 グロッシーカラーのパームレストは、VAIO Nのクリアタッチパッドをさらに進化させており、天面のデザインとのマッチングが図られた。表面張力でグラスから水面が盛り上がり、今にもあふれそうな、みずみずしいイメージの透明なパームレストになっている。天面と同様、角度や光によってニュアンスが変わり、光沢のある表面処理ながら指紋や汚れが目立ちにくいのは好印象だ。 一方、VAIOオーナーメードモデルの限定カラーとなるマットブラックとマットホワイトの2色の天面には、インモールド成型が使われておらず、一般的な塗装フィニッシュによるつや消し加工が採用されている。アグレッシブな印象のグロッシーカラーと比べるとグッと落ち着いたスタイリッシュな雰囲気で、従来のVAIO Nに近い。 しかし、ただシンプルということはなく、液晶ディスプレイを開くと、きめ細かなガラスフレークが入った光沢のパームレストが現れ、上品なつやと虹色のきらめきによる高級感が華を添える。主張しすぎず、しかし地味すぎずの絶妙なバランスは老若男女を問わずおすすめのカラーだ。●Core iシリーズを中心に充実した基本スペック 店頭販売向けの標準仕様モデルは、CPUと光学ドライブの構成が違う2モデル(カラーは各4色)を用意。上位モデルの「VPCEB18FJ/W?B?P?L」は、システムの負荷が低いときに自動でクロックアップを行うIntel Turbo Boost Technology(TB)に対応したCore i5-430M(2.26GHz、TB利用時は最大2.53GHz)と、Blu-ray Discドライブを搭載する。下位モデルの「VPCEB17FJ/W?B?P?L」は、CPUがCore i3-330M(2.13GHz、TB非対応)、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブに抑えられている。 そのほかの仕様は共通だ。グラフィックス機能はCPUに統合されたIntel HD Graphics、チップセットはIntel HM55 Expressを採用する。メインメモリは4GバイトのPC3-8500 DDR3 SDRAMメモリ(2Gバイト×2、最大8Gバイト)、データストレージは500Gバイトの2.5インチSerial ATA HDD(5400rpm)、液晶ディスプレイは1366×768ドット(アスペクト比16:9)表示の15.5型ワイドだ。OSは64ビット版のWindows 7 Home Premiumがプリインストールされる。 ネットワーク機能は、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN、ギガビットLAN(1000BASE-T)、Bluetooth 2.1+EDRを備えており、不満はない。拡張性については、eSATA兼用ポートを含む4基のUSB 2.0、HDMI出力、メモリースティックデュオ(PRO-HG対応)スロット、SDメモリーカード(SDHC対応)スロット、ExpressCard/34スロット、FeliCa 2.0ポート、31万画素Webカメラなどが利用可能となかなか充実している。音声入出力については、臨場感のあるサラウンド音響をもたらす「Dolby Home Theater v3」にも対応する。 さらに、VAIOオーナーメードモデルでは、よりハイスペックな構成で購入できる。Core i7-620M(2.66GHz/最大3.33GHz)とCore i5-540M(2.53GHz/最大3.06GHz)の2種類の上位CPUや、8Gバイト(4Gバイト×2)、6Gバイト(4Gバイト+2Gバイト)、2Gバイト(1Gバイト×2)のメインメモリ、640Gバイト(5400rpm)、500Gバイト(7200rpm)、320Gバイト(5400rpm)のHDD、DVDスーパーマルチ/BD-ROM一体型ドライブなどが選択可能だ。プリインストールOSには、64ビット版のWindows 7 Ultimate/Professionalも用意されている。 また、プラス1万円でフルHD(1920×1080ドット)対応の15.5型ワイド液晶ディスプレイと、外部GPUのATI Mobility Radeon HD 5650(グラフィックスメモリ1Gバイト)を合わせて搭載できるのもありがたい。ただし、フルHD液晶と外部GPUを選択した場合、ボディカラーはブラックかホワイトに限定される点は注意が必要だ。カラフルなボディと高い描画性能を両立できないのは惜しい。 このように、組み合わせ次第ではもはやエントリー向けモデルとは呼べないぐらいのパワフルなマシンができあがる。もちろん、根強い人気の英字配列キーボードやメッセージ刻印サービスも提供されており、カスタマイズの幅は広い。 なお、標準バッテリー(容量は10.8ボルト 5000mAh 54ワットアワー)の駆動時間は、店頭モデルの場合で約3.5時間、直販モデルで約2時間(Mobility Radeon HD 5650選択時)?約4.5時間(Intel HD Graphics選択時)をうたう。屋内で移動しながらちょっとしたバッテリー駆動を行うぶんには問題ないだろう。 別売のSバッテリー(BPS22A)を利用すれば、店頭モデルで約5時間、直販モデルで約3?6時間までバッテリー駆動時間が延長される(いずれも公称値)。大型ノートPCでも大容量バッテリーが用意されるのは、ノートPCのオプションに注力しているVAIOノートらしい細やかな配慮だ。 ACアダプタは、突起を含まないサイズが49.5(幅)×121.5(奥行き)×30.2(高さ)ミリ、ケーブル込みの重量が実測で約341グラムだ。据え置き利用がメインの大型ノートPCとしては、設置時にじゃまにならないサイズにまとまっている。●液晶ディスプレイはフルHDパネルも選択可能 店頭モデルの液晶ディスプレイは、画面サイズが15.5型ワイド、解像度が1366×768ドットだ。VAIO搭載の液晶ディスプレイにはソニー独自のグレードがあるが、店頭モデルの場合はベーシックな「VAIOディスプレイ」とされている。 今回試用した機材は、この1366×768ドット表示の液晶ディスプレイを搭載していたが、十分な輝度とコントラストを確保していた。ドットピッチに余裕があり、フォントやアイコンのサイズが大きく表示されるため、視認性は良好だ。視野角は上下方向が少し狭いものの、液晶ディスプレイのチルト角度を調整すれば問題ない。ただし、光沢パネルに照明が映り込まないよう注意が必要になる。 なお、直販モデルでブラックもしくはホワイトのボディカラーを選択した場合に搭載可能になる1920×1080ドット(フルHD)表示の15.5型ワイド液晶ディスプレイは、バックライトにLEDを用いており、VAIOディスプレイよりグレードが上の「VAIOディスプレイプラス」を採用する。 このフルHD液晶ディスプレイを選択すると、自動的に外部GPUのMobility Radeon HD 5650(グラフィックスメモリ1Gバイト)も搭載され、ノイズリダクションやシャープネス、アップコンバート、高画質I/P変換といった機能を集めた高画質エンジン「Motion Reality HD」が利用可能になるのは見逃せない。カラフルなボディカラーよりも作業領域の広さや表示品質、描画性能を重視したいならば、積極的に検討したほうがいいだろう。●カラーコーディネートも楽しめるテンキー付きキーボード カラーバリエーションを問わず共通仕様となるキーボードは、テンキーに至るまで約19ミリのキーピッチが確保された、フルサイズのテンキー付きアイソレーションキーボードを搭載している。 カーソルキーがほかのキーより一段下がった独立レイアウトになっているほか、テンキーがデスクトップPC向けキーボードと同じ4段配列になっているなど、不規則なキー配置がないためにミスタイプが起こりにくく、タイプ時のストレスは非常に少ない。 キーストロークは約2ミリとやや浅いものの、キータッチは少し重めでキーを押し下げたときにしっかりとしたクリック感がある。キーボード中央部のたわみやぐらつきがほとんどないことも合わせて、入力はしやすい。 キーボードの上部には、電源ボタンのほか、ASSIST、WEB、VAIOの3つのワンタッチボタンが設けられている。電源オフの状態でWEBボタンを押すと、インスタントWebブラウズ機能の「Quick Web Access」がすばやく起動する仕組みだ。ASSISTボタンはサポートソフトの「VAIO Care」、VAIOボタンは映像/音楽プレーヤーソフトの「Media Gallery」を起動するのに使う。 なお、ユニークなオプションとして「キーボードウェア」と呼ばれるキーボードカバーが用意されている点にも注目したい。 一般的にキーボードカバーというと、キートップが透けて見える半透明の厚いビニールカバーのようなものを想像するかもしれないが、キーボードウェアはまったく違う。厚さ0.3ミリと薄いシリコン素材をアイソレーションキーボードの凹凸とまったく同じ形に成型し、さらにキートップ部分にそれぞれのキーに対応した文字を印字することで、装着すると各キーにぴったりとフィットして、デザインを損なうことなくキーボードを保護できるのだ。 実際、キーボードウェアを装着していることを知らされなければ、そういったデザインのPCに見えてしまうほど、本体になじむ様子には驚かされる。キータッチについては、カバーをしている割に違和感がかなり小さい。汚れたら取り外して中性洗剤などを使って水洗いできるのもうれしい。 キーボードウェアの醍醐味(だいごみ)は、VAIO E本体とのカラーコーディネートにある。本体のグロッシーカラーとおそろいのブルー、ピンク、グリーン、ブラックの4色に、個性的なパープルを加えた合計5色のカラーバリエーションが用意され、5色のグロッシーカラーと組み合わせることで、全25通りのコーディネートが楽しめる(グロッシーカラーにはホワイトもあるが、ホワイトのキーボードウェアは用意されない)。 グロッシーカラーとキーボードウェアのカラバリは、どちらも主張が強い色なので、ついつい同色を選びがちだが、実はスポーツウェアのような派手な色同士の組み合わせも意外性があって面白い。派手な組み合わせを見ているうちに、段々とキーボードウェアを装着していない状態が物足りなくなってくるから不思議なものだ。現在は1色ずつ単独販売(直販価格2980円)されているが、シーンや気分に合わせて着せ替えを楽しめるよう、5色詰め合わせセットをリーズナブルな価格でぜひ販売してほしい。●タッチパッドは2本指でのジェスチャー機能に対応 閑話休題。本体のレビューに戻ろう。タッチパッドはパームレストと一体成型されているが、パッド面に細かなディンプル加工が施してあり、光沢仕上げながらも指先がぺたぺたと吸い付くことがなく、指の滑りはなかなかよい。 パッド面(77×46ミリ)や左右のクリックボタンは十分な大きさがあり、アルプス電子製のドライバによって、サークルスクロールのほか、指2本を使っての拡大/縮小、進む/戻るといった操作が行えるジェスチャー機能も利用可能だ。 一方、テンキーを搭載したことにより、キーボードのホームポジションは左に大きくずれており、本体の左端から87ミリ、右端から198ミリとかなり左寄りにタッチパッドが配置されている。 Webブラウズや映像/音楽コンテンツの視聴などでは問題ないが、長時間の文章入力などでは画面の中心と体の中心が大きくずれるため、快適とはいいがたい。机上でじっくり長時間の作業を行う場合は、外付けマウスを利用することで、違和感を軽減できるだろう。幸い、VAIO Eには本体色によく合うカラフルなBluetooth レーザーマウスのオプションも用意されている。●ベンチマークテストのスコアは? 最後にパフォーマンスについて見てみよう。今回試用した機材でWindowsエクスペリエンスインデックス、PCMark 05、PCMark Vantage、3DMark 06、FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3のスコアを計測した。 今回テストしたVAIO Eは2台だ。1台はVAIOオーナーメードモデル「VPCEB1AFJ」で、Core i7-620Mと8Gバイトメモリ、7200rpmの500GバイトHDD、BDドライブを搭載したかなりハイスペックな仕様だ。もう1台は店頭モデルの上位機「VPCEB18FJ/P」で、Core i5-430Mと4Gバイトメモリ、5400rpmの500GバイトHDD、DVDスーパーマルチドライブを備えている。OSはいずれも64ビット版Windows 7 Home Premiumだ。 Windowsエクスペリエンスインデックスの基本スコアは、2台とも「4.7」だった。これはCPUに統合されたグラフィックス機能を利用しているためで、グラフィックス以外の値は良好な結果だ。特にスペックが高いVPCEB1AFJでは、プロセッサとメモリで「6.9」とスタンダードノートPCにしては優秀なスコアを獲得している。 ほかのベンチマークテストでも傾向は同じだ。3DMark06やFINAL FANTASY XI Official Benchmark 3、PCMark05のGraphicsスコアなどはパッとしないが、マルチコアへの最適化が進んだテストのPCMark Vantageではエントリー層までカバーするシリーズにしては高いパフォーマンスを発揮している。 弱点のグラフィックス性能については、VAIOオーナーメードモデルでフルHD対応のVAIOディスプレイプラスとMobility Radeon HD 5650を選択すれば大きく改善できる。国内メーカー製の大画面ノートPCで高性能を追求すると、どうしてもテレビチューナーなどのマルチメディア機能がセットになりがちだが、「マルチメディア機能はいらないが、処理速度が速い大画面ノートPCが欲しい」というユーザーにとっては、VAIO Eが有力な候補になるかもしれない。 なお、静音性については、通常時はごく小さくファンの風切り音が聞こえるのみでかなり静かといえるが、システムに負荷がかかると、音量はさほど大きくないものの、高音域のファンノイズが発生する。リビングなどの生活音が多い場所ではあまり気にならないと思うが、寝室や書斎などで集中して作業したい場合には少々耳につくかもしれない。●幅広い用途と好みに応じられる新世代スタンダードノートPC VAIO Eは、エントリー層もカバーするスタンダードノートPCという位置付けながらも、トレンドを積極的に意識した大胆なカラバリと、価格重視にも性能重視にもなれる自由度が高いカスタマイズオプションが魅力だ。 デザイン面では7色展開の本体に加えて、オプションのキーボードウェアやBluetoothレーザーマウスを取りそろえ、ユーザーが心ゆくまでコーディネートを楽しめる一方、フルHD液晶や外部GPU、Core i7、BDドライブといったハイスペックなパーツを搭載することもできる。これなら、多くのユーザーにとって納得がいく1台を組み上げられるだろう。 店頭モデルの実売価格は、今回テストした上位機が15万円前後、下位機が13万円前後だ。VAIOオーナーメードモデルについては、テストしたハイスペックな構成で18万4800円、最小構成ならば8万9800円と低価格から購入でき、なかなかコストパフォーマンスは高い。据え置き型ノートPCのデザインにもパフォーマンスにも妥協したくないユーザーは、ぜひチェックしてほしい新シリーズだ。【富永ジュン(撮影:矢野渉)】【関連記事】? 2010年PC春モデル:色鮮やかなCore i5/i3搭載の15.5型ワイドノート――「VAIO E」 ? ソニーが「VAIO」春モデル第2弾を発表――高級モバイル、新シリーズ、エコボディのNetbook ? 直販、店頭、旧機種の3台をガッツリ比較:“豪華すぎる”モバイルノート「VAIO Z」を徹底検証する(後編) ? 向かうところ敵なし!?:“豪華すぎる”モバイルノート「VAIO Z」を徹底検証する(前編) ? 完全分解×開発秘話:クアッドSSD搭載の「VAIO Z」を速攻で丸裸にする

平和不、純損失88億円に下方修正=ビル用地やSPC出資の減損響く―今期

2011-02-13 13:59:22 | 日記

*平和不動産 は25日、2010年3月期の連結業績予想を修正した。売上高は従来の400億円から410億円とした一方、営業利益は80億円から59億円、純損益は16億円の黒字から88億円の赤字に引き下げた。保有するオフィスビル用地などの減損105億円と、特定目的会社(SPC)などへの出資分の評価損46億円を特別損失に計上するのが響く。 【関連ニュース】 ? 大林組、上場来初の営業赤字に=ドバイ鉄道工事で損失 ? 豊田織、今期270億円の純損失に転落=産業車両で減損処理 ? 帝国ホテル、今期連結営業益6億3000万円に下方修正 ? 全日空、営業損失610億円に拡大=日航との価格競争で ? リック、今期純利益600万円に下方修正=特別損失計上

2010年1月、季節外れの衣替え?Google モバイルクローラ?

2011-02-09 11:19:38 | 日記

米 comScore の調査によると、検索エンジンとして Google は2009年12月時点で878億の検索数をほこる。この数値は全世界?全検索の66.8%となり、世界で最も人気のある検索エンジンであることは言うまでもない。もちろん、モバイル版の検索エンジンも提供しており、それを構成するありとあらゆるものが進化している。今回は、事実上の世界ナンバーワン検索エンジンである Google のモバイル版クローラについて動きが確認されたため、その最新情報に触れたいと思う。まずはじめに、検索エンジンの仕組みとクローラについて簡単に説明すると、クローラとは、検索エンジンが Web ページの情報を収集するためのプログラムである。検索エンジン側では、クローラの収集した情報をデータベースに保存する際に体系化し、検索される度に、そのワードに対して最も的確な情報を含んでいるであろう Web ページを検索結果に表示する。すなわち、検索結果に表示される Web ページは、一部の例外を除いて、すべてクローラに収集されたもので、検索エンジンのデータベースに格納されているものということになる。つまり、クローラに読み込まれなければ、いかなるサイトも検索結果には表示されない。つまるところ、SEO を考える上では、クローラにアクセスされるか否かが非常に重要なカギとなるのである。さて、クローラについてもう少し細かく紹介したい。Google モバイルクローラには NEC 製のドコモ端末(3G?2.5G)、KDDI 端末、そして Nokia 製端末を装ってアクセスしてくるものが存在する。何故こうした端末を装ってサイトにアクセスしてくるかは明らかではないが、おそらく、そうしなければ“非対応端末”として扱われてしまい、円滑な情報収集の妨げとなり、有意義な検索結果の提供に支障をきたすからではないかと筆者は考えている。Google モバイルは上述した端末を装って、サイトにアクセスしてくるわけだが、2008年11月における Nokia の日本市場撤退のニュースを受けてか、2009年になってからというもの Nokia 端末を偽装したクローラはめっきり姿を現さなくなった。代わって、2009年2月頃からその存在が確認されはじめたのがサムスン端末を偽装したクローラだ。渋谷の街頭やテレビコマーシャルで、坂本龍一氏を起用した「OMNIA」のプロモーションを見かけたことがあるが、こうしたことも少なからず影響しているのであろうか。さらに2010年1月初旬ころから、iPhone を偽装したクローラが姿を現しはじめた。この iPhone 偽装クローラの投入に関しては、不可解な挙動であると筆者は感じている。というのも、筆者の個人的な感覚では、iPhone といえば“ケータイ”というよりも“スマートフォン”であり、換言すると、フルブラウザで PC サイトを閲覧するためのモバイルデバイスである。筆者も iPhone ユーザーとして、PC サイトの閲覧はするが、モバイルサイトの閲覧はほとんどしない。さまざまなモバイルサイト担当者へのヒアリングでも、おサイフケータイに対応しないなどの理由で iPhone を非対応端末に設定している、または対応端末設定としていないサイトが圧倒的に多い。ということは、Google が iPhone を装ったクローラを投入しても、モバイルサイトの情報を収集することが困難なのではと疑問に感じていた。だが、その疑問を解消するためにさまざまな角度から調査を進めていたなかで、その疑問を紐解く大きなカギが、Admob(アドモブ)が2009年12月にまとめた米 Apple 社の調査結果の中にあった。その結果というのが『日本における iPhone 普及台数の伸び率が、2009年11月時点の数値が同年1月時点に比べ約400%となり、世界一となった』というものだ。ケータイ白書2009を読み返してみても、「今後端末の購入の際に重視したい機能」というアンケートでは「高画質ディスプレイ」「カメラ機能」「音楽プレーヤー機能」「GPS 機能」が高い人気を集める機能であるという結果になっている。iPhone はこうした条件を満たす端末であり非常に高い人気を集めるため、Google が iPhone を装ったモバイルクローラを投入したことがうなずける。Google は、日進月歩の携帯電話端末の技術進歩と日本マーケットの実態に即したアルゴリズムを形成するため、モバイル用クローラも同様に、マーケットに即したものを投入していると推察される。その、検索エンジンテクノロジーのスパイラルアップの過程において、上述の通り、iPhone 偽装クローラの投入という選択肢が生まれたものと筆者は考えている。「iPhone からのアクセスだからといって、PC サイトへ振り分けていると、実は Google モバイルのクローラであった」なんていうことが往々にしてありえるので是非一度、アクセスログをご確認いただきたい。もしかすると、サイト自体が iPhone を偽装したクローラの死角である可能性も十分にある。冒頭にも述べた通り、理論上はクローラに発見されないページは検索結果に表示されない。サイトにアクセスする生身のお客さんと、クローラというお客さんの双方を大切にすることをおすすめする。(執筆:アウンコンサルティング株式会社 栗原 悠)記事提供:(((SEM-ch))) 検索エンジンマーケティング情報チャンネル【関連記事】CA テクノロジー、モバイル SEO の効果測定ツール「クイックアナライザーカタパルトモバイル」を提供 オンラインショッピングに潜む陰 2009年の SEO 国内市場規模は約163億円――アウンコンサルティング調べ Google モバイルの検索結果から見る、モバイルサイトの変遷 年末年始の SEM 戦術

コカ?コーラ社の製品を買って「メイプルストーリー」の

2011-02-06 01:37:17 | 日記

 ネクソンジャパンは,日本コカ?コーラ社とタイアップし,人気MMORPG「メイプルストーリー」の消費者参加型キャンペーン,コカ?コーラオリジナル「メイプルストーリー スペシャルアイテムプレゼント」キャンペーンを実施すると発表した。実施期間は2月19日から4月4日まで。

 期間中に,全国のローソンで販売される対象製品「ファンタ オレンジ」「ファンタ グレープ」「アクエリアス」「アクエリアス ビタミンガード」「コカ?コーラ ゼロ」のペットボトルには,12桁のシリアルナンバーが記載されたPOPがかけられている。
 そのシリアルナンバーを,メイプルストーリー公式サイト内「コカ?コーラ社製品×メイプルストーリー」専用キャンペーンページ(2月18日オープン予定)で入力し,キャンペーン専用ガシャポンにチャレンジすれば,それぞれの対象製品に関連した消費アイテムや,「アクエリアス帽子」「ビタミンガードの盾」「コカ?コーラゼロのちょんまげ」といったスペシャルアイテムが,ランダムで入手できるという。さらに,すべてのスペシャルアイテムを集めると,それらと引き替えに,さらにレアリティの高いアイテムと交換できるという仕組みも用意されているそうだ。


左は,2月20日に期間限定で導入される予定のキャンペーン専用マップ,「コカ?コーラタウン」。右は,スペシャルアイテムの一つである「コカ?コーラゼロのちょんまげ」だ






 ちなみに,対象製品は全国のローソンで販売されるが,シリアルコードが記載されたPOPは有限なので,ぜひスペシャルアイテムを入手したいという人は,なるべく早めに購入したほうがよさそうだ。とはいえ,ネクソンジャパンによると,POPは対象製品ごとに100万個ずつ用意されるとのこと。「どこにも売ってないじゃないか……」というケースは,そうそうなさそうである。キャンペーン概要および内容の詳細については,下に引用したリリース文で確認してほしい。

 メイプルストーリーに関しては,2007年8月にロッテとタイアップした「メイプルストーリーガム」が発売されたほか,2007年10月にはテレビアニメの放映,同月末にはそれに関連した連載漫画がスタートするなど,プロモーション活動/メディアミックス展開が精力的に行われてきた。今回のキャンペーンも,誰もが知っているような清涼飲料水とのタイアップということで,非常に多くのプレイヤーにアピールするものと思われる。現在,累計会員登録数190万IDを誇るメイプルストーリーだが,200万IDの大台に乗る日も,思いのほか近いのではないだろうか。

#####以下,リリースより#####
 オンラインゲーム配信事業を行う株式会社ネクソンジャパン(本社:東京都中央区 代表: David K. Lee /デビッド?リー、以下ネクソンジャパン)は、日本コカ?コーラ株式会社(本社:東京都渋谷区 代表:ダニエル?H?セイヤー、以下コカ?コーラ社)とタイアップし、ネクソンジャパンがサービスする人気の無料ロールプレイングゲーム「メイプルストーリー」と連動して楽しめる、消費者参加型キャンペーン、
コカ?コーラオリジナル『メイプルストーリー スペシャルアイテムプレゼント』を、2月19日(火)から実施致します。

 今回のキャンペーンにより、ネクソンジャパンは既存ユーザーのロイヤリティを高めると共に、コカ?コーラ社の企業ブランドを通じて各製品の購買層にPCオンラインゲーム「メイプルストーリー」を知ってもらい、新規ユーザーの獲得に繋げることを目指しております。一方、コカ?コーラ社では、「メイプルストーリー」の既存ユーザー(現在190万ID)に対して、商品購買意欲を向上させることが期待されています。

 キャンペーンでは、全国のローソンオリジナル『メイプルストーリー スペシャルアイテムプレゼント』を、2月19日(火)から実施致します。

 今回のキャンペーンにより、ネクソンジャパンは既存ユーザーのロイヤリティを高めると共に、コカ?コーラ社の企業ブランドを通じて各製品の購買層にPCオンラインゲーム「メイプルストーリー」を知ってもらい、新規ユーザーの獲得に繋げることを目指しております。一方、コカ?コーラ社では、「メイプルストーリー」の既存ユーザー(現在190万ID)に対して、商品購買意欲を向上させることが期待されています。

 キャンペーンでは、全国のローソンで販売される対象製品「ファンタ オレンジ」、「ファンタ グレープ」、「アクエリアス」、「アクエリアス ビタミンガード」、「コカ?コーラ ゼロ」のペットボトルにかけられるPOPに記載されている、12桁のシリアルナンバーを、「メイプルストーリー」オフィシャルサイト内における『コカ?コーラ社製品×メイプルストーリー』専用キャンペーンページ(http://maple.cocacola.co.jp)で入力しゲームに参加すると、ゲーム内のキャンペーン専用ガシャポンでコカ?コーラオリジナルスペシャルアイテムを獲得することができます。

 コカ?コーラオリジナル『メイプルストーリー スペシャルアイテムプレゼント』キャンペーンは、対象製品を3つの期間に分け、2月19日(火)からの「ファンタ オレンジ」「ファンタ グレープ」を対象にした第1弾を皮切りに、2月26日(火)からは「アクエリアス」「アクエリアス ビタミンガード」を対象とした第2弾、3月4日(火)からは「コカ?コーラ ゼロ」を対象とした第3弾までを順次展開致します。「メイプルストーリー」のゲーム内では、各期間の対象製品に関連した攻撃力や命中率アップの消費系アイテムや「アクエリアス帽子」、「ビタミンガードの盾」などのスペシャルアイテムをガシャポンよりランダムで入手することができます。期間限定のスペシャルマップ「コカ?コーラタウン」など、ゲームをより一層お楽しみ頂ける内容となっております。

<アイテム獲得までの流れ>
(1)店頭で、コカ?コーラ社対象製品を購入。
首かけPOPには12桁のシリアルナンバーが記載されています。
(2)メイプルストーリーオフィシャルサイトのキャンペーンページ(http://maple.cocacola.co.jp)にアクセス。
12桁のシリアルナンバーを入力すると、更にキャンペーン用の30桁クーポン番号が発行されます。
(3)ゲーム内のポイントショップで30桁のクーポン番号を入力。ここで「キャンペーン専用ガシャポンチケット」を獲得します。
(4)ゲーム内に設置されているキャンペーン専用ガシャポンで、スペシャルアイテムが手に入ります。

■実施期間: 2008年2月19日(火) ? 2008年4月4日(金) 
※ただし首かけPOPが無くなり次第終了
■実施店舗: 全国のローソン
■実施内容: 全国のローソンで購入頂いたコカ?コーラ社対象製品についているシリアルナンバーをキャンペーンサイトで入力し、付与されるクーポン番号を使って、メイプルストーリーゲーム内で、スペシャルアイテムがもれなくもらえる!
■対象製品:
2008年2月19日(火)? 第1弾 「ファンタ オレンジ」「ファンタ グレープ」
2008年2月26日(火)? 第2弾 「アクエリアス」「アクエリアス ビタミンガード」
2008年3月4日(火)?  第3弾 「コカ?コーラ ゼロ」
※すべて500mlペットボトル製品が対象
■お問い合わせ先:0120-6030-14(平日10:00?18:00 *土?日?祝日を除く)
■キャンペーンサイト:http://maple.cocacola.co.jp(2008年2月18日(月)オープン)
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「RED STONE」,世界大会への出場権を賭けた「WCG 2009

2011-02-02 00:03:47 | 日記






 2009年10月18日,ゲームオンは東京の南青山でMMORPG「RED STONE」の「World Cyber Games 2009(WCG 2009) 日本最強決定戦」を開催した。WCGは世界最大規模のゲーム大会で,RED STONEが種目として採用されるのは,昨年のWCG 2008に引き続き2度目。日本最強決定戦で優勝したチームが,11月に中国の成都で開催される世界大会への出場権を得る。



会場にはRED STONEのコスプレをしたコンパニオンも。一緒に記念撮影をするプレイヤーが後を絶たなかった



 会場に集まったのは,事前登録した150人に当日参加者を加えた約300人のRED STONEプレイヤー達。かなりの盛況で,立ち見をするプレイヤーも相当数いた。なお,会場で日本代表の座を賭けてトーナメント戦を争ったのは,以下の7チーム。

?naeotishimasu
?noobs
?crazythree
?ixion
?misuriru
?herapannni
?happysweets(WCG 2008 世界大会2位)






 ルールは,4対4の対人戦で制限時間6分,時間内に20ポイント(一人倒すと1ポイント)を先取したチームの勝利というもの。対戦は専用マップ「決戦ワールド」で行われ,各プレイヤーはそれぞれレベル300の専用キャラクターを作成する。RED STONE プロデューサーの吉田一馬氏によれば,今年は1000チーム以上が予選にエントリーしたとのこと。1回戦はいずれも序盤は一進一退の攻防,後半にまとめてポイントを稼ぐことができたチームが有利になるという展開が見られた。








 その流れが変わったのは,準決勝第2試合のmisuriru対happysweets戦。昨年,日本代表の座を勝ち取っているだけに注目されていたhappysweetsだが,いきなりmisuriruに6ポイントを先取されてしまう。そのあとも10対5と劣勢を強いられたhappysweetsだが,徐々に調子が出てきたのか,残り時間4分を切る頃には10対11と逆転。残り時間3分で再び17対15とmisuriruが逆転したものの,最終的に19対20でhappysweetsが勝利した。
 なお続く3位決定戦のmisuriru対crazythree戦も,大接戦の末に逆転という展開。結果,crazythreeが勝負を制したのだが,この連続した2試合のドラマチックな展開に会場はかなりの盛り上がりを見せた。



優勝したhappysweetsの四人


 決勝のnoobs対happysweets戦は,完全に調子の出たhappysweetsが,終始noobsを圧倒。残り時間4分少々で2対20という大差をつけ,happysweetsが2回連続の世界大会出場を決めた。happysweetsのチームメンバーは,「今回はレベルが高く,勝てるかどうか不安でした。応援してくれた皆さんのおかげで勝つことができました」とコメント。最後に,「今年こそ世界一を目指す」と強い意気込みを見せた。

2010年内のアップデート情報も一部公開。抽選会では隼 優紀さん描き下ろしイラストも賞品に






 またトーナメントの合間に,RED STONEの開発を担当するL&K Logic Koriaから,取締役 開発チーム長 イ?ヨンチャン氏を招いて,2009年秋から2010年にかけてアップデートされる内容の一部が発表された。

 中でも会場を沸かせたのは,韓国でもまだ発表していないという「転職」と「新キャラクター」の二つ。転職は一次,二次といった段階があり,専用スキルも用意されるとのこと。また新キャラクターは,戦士とネクロマンサーを足して二で割ったような感じになるという。いずれも主な方向性は定まっており,開発が順調に進めば2010年中に実装できる見込みだ。


新キャラクターのイメージ






 合わせて,ギルド戦/攻城戦/ポイント戦マップの改善,ギルドダンジョンと新規ダンジョンの実装が発表された。会場では,主に高レベルプレイヤーを対象とするダンジョンの画像が公開されたが,吉田氏によれば,低?中レベル帯のものも用意される予定とのこと。



イ?ヨンチャン氏
吉田一馬氏








 そのほか,会場では抽選会も行われた。賞品となったのは,RED STONEのイメージイラストを手がける隼 優紀さんの描き下ろしイラストとサインが入った色紙や,ゲーム内アイテム「異次元ボックス Trade」など。また吉田氏とイ氏の計らいで,会場に訪れたすべてのプレイヤーに,ゲーム内アイテム「DX宝くじボックス」がプレゼントされた。
 最後に,吉田氏は「昨年,悔しい思いをしたので今年は世界一になれるよう選手とともに頑張る」と宣言し,日本最強決定戦を締め括った。