毎晩寝る前に、ここの前に立ち
私が身近で関わった、お空のわんこ達に「おやすみ」を言います。
チビタ ・ サンタ ・ ガッちゃん ・ ドンくん
ピコちゃん ・ リリーちゃん ・ ジョンくん
マルちゃん ・ ターくん ・ ジェシー ・ シロくん
いつか書いておきたいと思っていた、わんこのお話です。
私のわんこ人生の原点となる、あのわんこに出逢ったのは私が5~6歳の頃。
どこからともなく我が家付近に迷い込んできた、白い野良わんこでした。
こっそりご飯の残りをあげているうちに、すっかりなついてしまい
私はその子に「シロ」という名前を付けて可愛がっていました。
両親も祖母も、シロを可愛がってはいましたが
それでも、「うちの子」として迎えてもらう事は叶わず。。。
おそらく経済的なこととか、大人の事情というのがあったのでしょう。
決して裕福と言える家庭ではなかったので、子供なりに無理を言えずにいました。
それでも、シロと一緒に過ごす日々はとても楽しいものでした。
ところが、そんな楽しい日は長くは続きませんでした。
ある朝・・・
シロは私の目の前で、ひどい捕まえ方をされて
トラックに放り込まれて連れて行かれてしまいました。
近所の人が通報したようで。。。
母は泣いている私を抱きしめて 「飼ってやれなくてごめんね」 と言い
そして母も泣いていたように思います。
幼かった私には、その経験はとても重いものでした。
私がシロにしてあげられることは、シロのことを忘れずに生きること。
私が大人になってからの わんこたちとの出逢いは
シロが導いてくれたように思えてなりません。
その出来事から10年以上経って
我が家(実家)に初めて迎えることになったわんこが 「ドン」 でした。
知り合いのお家で生まれたドン…コロコロで本当に可愛かった♪
体格は、春陽をひと回り小さくしたくらいだったけど
今思えば、耳が垂れていたらまるでゴールデンのよう♪
私の結婚式前夜にはいっぱいお話をして、祖母を介護中の母の事をお願いしました。
なのにドンはその数か月後、6歳でお空に旅立ってしまいました。
パルボでしたが、まだそんな名前の病気は広く知られていない時代でした。
可愛いだけではいけない大切の事を、ドンは無知な私の心に残してくれました。
そしてまたその数か月後。。。
私たち新婚夫婦の目の前に、突然舞い降りた天使は
人間の子ではなく、マルチーズの迷子犬でした。
ガッちゃん(女の子)♪
長くなるので、次に続きます。