つぶやきイチロー

思いついたことを、思いついたまま綴る。ヒマな時に更新。

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2006-03-10 20:08:13 | 日記
先の日記のとおり最近、更新をサボり気味なのですが、アクセス数の履歴を見ると更新をサボっているここ数週間はそれ以前より多いのです。何故でしょ?いずれにしても、たとえチラッとでもこのくだらない日記を訪問して頂き有難うございました。

ちなみに、最近はテレビも見る時間もないと申し上げましたが(オマケにテレビ局の悪口も言いましたが)、ドラマ「白夜行」だけはビデオに撮って欠かさず見ています。非常に完成度の高いドラマです。主演の二人の演技も若いのに達者なのも感心です。

相場70万円の物件に社宅料2万円なんて!

2006-03-10 19:49:51 | 日記
1週間以上ぶりの書き込みです。
もし、このブログを日々巡回されている方がいらっしゃったら大変申し訳ございませんが、このところ仕事・私生活ともにバタバタ劇が続いておりまして、とても文章を書いている余裕がありませんでした。ただし、今日は少々ゆとりがありますが、今後もしばらくバタバタが続きそうです。

さて、バタバタ劇が続いているお陰でニュース番組も断片的にしか見ていないのですが、今朝の番組で森前首相が「みのもんたが『公務員が相場70万円の物件に2万円の家賃で居住できる』と言っているけれども、公務員は24時間働いており、そうでもしないと優秀な人材は集まらない」と発言したことを伝えていました。

私も森前首相のこの発言には一部同意します。少なくとも規制に守られ、ぬるま湯状態のテレビ局の人が発言すべきことではないと思います。

地方は知りませんが、中央官僚の仕事は基本的に過酷です。まあ、何年も昔の話なので今と状況が異なるかも知れませんが、かつて、あるエリート省庁に頻繁に出入りしていたのですが、労働環境を見て最初はビックリしました。

特に法案作成中などは全般的に非常に忙しくなるので、担当者とのミーティングが夜11時から始まるのも稀ではありませんでした。そして2時間位でミーティングが終了し(つまり午前1時頃)、「お疲れ様でした」と席を立って周囲を見渡すと大半の人が席に居るのです。国会期中はいわゆる国会待機(翌日の国会でされる質問への答弁作成をする。当該省庁に関係する質問がなくても解除通告が出るまで待機する必要がある)があるので必然的に帰りが遅くなるのですが、勿論、それだけが理由でなく仕事の絶対量が多すぎるのです。

こんな状況なので、ノイローゼになって自殺する人もチラホラ出てきます。また基本的に仕事を生きがいにしている人ばかりなので、そうでない人は非常に働きづらい環境で職場イジメもあります。

私も一時期は非常に忙しく、当日中(午前0時までに)に家に帰るのは1年間で数日、ということがありましたが、それも1年間で終わりました。しかし彼らは毎年、それとほぼ同じ状態が続いているのです。なので、天下り先の確保や、格安の社宅の提供でもしてあげないと可哀想、という気持ちは十分に持っています。

ただし、では官僚がそれだけ働いて国の利益に繋がっているか?という問いにはYesと即答できません。労働は過酷だけれども無駄な仕事も多い。それが実態だと思います。

官庁はとにかく意思決定が遅い。これはステークホルダーが多いためでもありますが、関係者への念入りな根回しが必要といった基本的には意思決定プロセスの問題です。概ね、民間企業の数倍は意思決定にコストを掛けているような気がします。

また、これも同じことですが、政策が失敗しても急に変更が出来ない。明らかに失敗とわかっても何とか成功させようと頑張るし、どうしようもない状態になると、「これは失敗ではない」と説明するための作業に注力することになります。良くは知りませんが、太平洋戦争での敗戦はこうした役人の体質が一因になっている気がします。

個々の官僚は素晴らしいが、組織としてかなりイマイチ。本来は政治家がしっかりしなくちゃいけないと思うのですが、相変わらず政治家は役人に頼りっきりですからね。片山さつきも官僚時代はスゴみがあって、タダ者ではない雰囲気を醸し出していましたが、政治家になると今ひとつパッとしませんしね。