奇跡の野良猫

猫が逆境からの脱出法や健康法を教えてくれます。

ピンコロで逝く方法5

2020-04-28 16:45:54 | ネコの本
4、腸の免疫力と腸内細菌の関係
「小腸の免疫細胞の数は体内全体の6割に及ぶ。外から入ってくるウイルスや細菌と戦っている。腸を制する者は病気を制すると言ってもいいだろう」
「腸はそんなに大事なのですか」「チョウだ」
「ダジャレ言っていてる場合でないでしょう。その要は?」「腸内細菌だ」
「腸内細菌はそんなに力があるのですか?」
「話変わるが、ゴリラとか闘牛は草しか食べないけど、なぜあんなに筋肉もりもりなのか?」
「えっ!筋肉はタンパク質で大きくなります。草にたんぱく質含まれているのかな。分かりません」
「草にわずかに含まれるたんぱく質を、腸内細菌で大きくするのだ。腸内細菌はそれぐらい力があるのだ」
「なるほど。説明お願いします」
「腸内細菌には大きく分けて善玉菌と悪玉菌がある。(日和見菌もあるが省略)善玉菌は小腸の免疫細胞を活性化させたり、酸を作り出し、その刺激によって腸の蠕動運動を促進する。一方、悪玉菌は腸内の腐敗を進め、有害物質を作り出すなど、体に様々な悪影響を与える」
「悪玉菌は体に悪い働きをするのなら、なぜ体の免疫が攻撃しないのですか?」
「いい質問をするね。悪玉菌もいい働きをするからだ。
 (悪玉菌の働き)
 悪玉菌がゼロではいけない。なぜなら体内の大腸菌は、O-157菌などの有害な菌が侵入した時、それをいち早く排除しようとする番兵のような仕事をする。0-157菌はすごく弱い菌で無菌状態でないと生きていけない」
「そうなのですか。衛生的にすればするほどこの菌は増えると言うことですか」
「その通り。徹底的に衛生状態を保っているところに発生する。例えば、学校とかレストランとかだ」
「意外ですね」
「新型コロナウイルスが蔓延しているときにこんなこと言うと怒られそうだが、衛生を徹底的になった現代人の悪いとこだ。そのため子供に食物アレルギーが多発している。昔はこんな子供はいなかった。どろんこ遊びし、いろんな菌を腸に入れていた。今はなんでも殺菌だ。まな板まで、殺菌剤が入ったプラスチックのまな板を使っている。こんなまな板で、刺身を切るといいと思うか?」
「きれいでいいのではないですか」
「馬鹿言っちゃいかん。刺身に殺菌剤が移り、腸内の善玉菌を殺してしまう。木のまな板を使うべきだ」
「なるほど」
「ただし、悪玉菌が増えてしまうと、善玉菌が減ってしまう。そうすると、腸内がアルカリ性に傾き免疫力を低下させる。また腸は老化する。腸のぜんどう運動が損なわれ便秘になりやすくなったり、タンパク質やアミノ酸を分解して、アンモニア、硫化物、アミンなどの有害な物質を作り出し、がんなどいろいろの病気を引き起こす」


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