明日から11月と言うのに暖かい日が続きます。
そのせいか夏に咲いたひまわりから落ちた種が発芽し、ひざ丈ほどに成長しています。
ウクライナでは寒くなり平野でも雪化粧しています。世界各国から防寒具の提供もされているようです。
明治41年生まれのおじいちゃんは二十歳になった昭和3年に青年訓練所で兵士の訓練を受けたようです。
今、ロシアではろくに訓練もされず前線に送られる兵士がいるということです。
青年訓練手帳
青年訓練就業證書 昭和3年11月4日
ウクライナ戦争では、多くの民間人も亡くなっています。ロシアは病院にさえ爆撃するのです。
ロシアでは新たに動員された兵士が、精鋭部隊が退却するための盾となっています。
ろくに訓練も受けずに送られた一般の兵士にはこの戦闘に臨む大儀があるのでしょうか。
ウクライナの人々には「祖国を守る」という明確な大儀があります。
歴史的な背景があり、祖国を死守する意識に並々ならぬものがあるそうです。
勲八等白色桐葉章 昭和13年5月18日
支那事変ニ於ケル功ニ依リ
功七級金鶏勲章
おじいちゃんは支那事変に従軍して昭和13年５月に中国で戦死しましたね。
戦争が激しくなる前で無事に遺骨が帰ってきたことは幸いなことでした。
あのあと、日本は昭和１６年にハワイの真珠湾を攻撃しアメリカと太平洋戦争が始まりました。
昭和20年８月には広島と長崎に原子爆弾が落ちて、一瞬で焼け野原になったんです。
それから間もなく終戦になりました。支那事変からだと日本は８年間戦争していたことになりますね。
今、アメリカは世界一の軍事大国になってロシアとウクライナの戦争では、ウクライナに武器を提供しています。
昨夜、聞いたところによるとアメリカのデルタフォースという精鋭部隊がロシアの侵攻当初からウクライナの兵士たちを指導訓練していたのだそうです。
始めの頃は劣勢だったウクライナ軍も秋から反転攻勢をかけています。
支那事変従軍記章
おじいちゃんは1938年に亡くなっているから「ウクライナ、そりゃどこや？」だね。
ソ連が30年前になくなって「ロシア」と名前が変わったんです。
その際に周辺の国がいくつか独立しました。
その中に「ウクライナ」という国があります。黒海に面しています。
私の59回目の誕生日の前日に、「ロシア」が「ウクライナ」に「特別軍事作戦だ！」と言って
攻め入ったんですよ。ロシアは戦争ではないと言いますが、どう見ても戦争です。
「ウクライナ」は小麦の産地で船で輸出出来なくなり、世界の小麦が値上がりしています。
パンも値上がり。あ、おじいちゃんはパンを知っているのかなあ。
おじいちゃんが28歳ぐらいの写真かな。昭和11年頃か。
おじいちゃん、孫の私ももうすぐ還暦を迎えます。
おじいちゃんが中国で戦死してから、84年経っていますよ。
あなたの子供である私の父が亡くなって12年経ちました。そちらで会えていますか
父が生まれる前に出征しておじいちゃんは我が子に触れることもなかったですね。
私はおかげさまで、もうじき孫を抱くことが出来ます。
そのお礼といっては何ですが、おじいちゃんの遺品をブログというものに残そうと思います。
そのように考えはじめた頃、ロシアのウクライナ侵攻が始まりました。
第2次世界大戦が終わって77年たち、戦争の仕方も随分と変わりましたよ。
全部投稿する前にはウクライナの戦争が終わっていることを願って・・・
兵 帽
案外と小さめ。いつまでかぶっていたのでしょうか