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田舎ぐらし(208)

― か ら た ち ―
 
 

 家を建ててまもなく、座敷の東側と南側、窓の外にからたちを植えた。トゲは 堅く、長さは 4,5センチもあり、触るとひどく痛い。植えてまもなくピンポン玉ほどの黄色い実をつけたが最近は見ない。

 泥棒よけである。

 田舎ぐらしを始めた当初、来客がピンポンも鳴らさず、ノックもせず、いきなりドアノブをガチャガチャやるのに驚いた。ここらの住人にとって他人の家のドアは押せば開くのが当たり前。こちらに言わせれば不作法極まりないが、泥棒にとってはねらい目である。

 同じことは国のレベルでも言える。前触れもなくいきなりミサイルを撃ちこんでくる不作法な国がそこここにいるご時世、各国はシェルターの準備に余念がない。例えばフィンランドは5万カ所、480万人を収容できるシェルターを用意しているという。スイスには870万の人口に対して930万人分のシェルターがあるという。

 さて、日本の状況はどうか。政府は国民をどう守ろうとしているのか。
公のシェルターは現在いくつ、計画中のものいくつという報道に接したことがない。シェルターの替わりになる地下街の案内板さえない。

 北欧では戦争状態になったときの行動要領を書いたパンフレットを家庭に配っているという。日本では紙切れ一枚寄こさない。国がやらなければ市や町でやればよさそうなものだが、そこは指示待ち役人の悲しさ、上がやれというまで動かない。

 こうなると、自分でなんとかするしかない。しかしシェルターをつくる場所も金もない。どうすりゃいいのと思案橋だけが増えていく。





 


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