《 鯵舟盛り&ジャンボ車えび&真鯛の兜煮 瀬戸内海鮮グルメと秘湯あったか庵治(あじ)温泉 》日帰りのバスツアーです
これだけでは なんのための散策かわかりにくいのであるが 目的のなかに大きな発見があるのです
■瀬戸大橋
1978年の着工から約10年を経て1988年 本州と四国が結ばれたことは知っているのですが実際に渡橋する機会がなかった
塩飽諸島の5つの島の間に架かる6つの橋梁とそれらを結ぶ高架橋により構成されており
橋梁部9,368m 高架部を含めると13.1kmの延長を持つ
これは鉄道道路併用橋としては世界最長であるそうな
橋梁上部構造部分は上部が4車線の道路(瀬戸中央自動車道)、下部が鉄道(JR四国本四備讃線=瀬戸大橋線)の2層構造となっている 在来線・新幹線合わせて4線を敷設できるようになっていると言う
もちろん現在は在来線だけであるが新幹線用を想定した先人がエライのです 今のご時世では到底出来ませんでしょう
一部スペースには建設当初想定されていた新幹線用設備分の死重が設置されているのだと言う
高松中央ICで降りて 庵治半島へ向かいます
四国路には 学会発表やIGAの旅行で何度か訪れているのですが 瀬戸大橋を渡ったのは初めてでした
■庵治(あじ)温泉
映画「世界の中心で、愛をさけぶ」のロケ地として有名なのです
そう云えば『セカチュー』のフレーズをよく借用したものでした
海岸沿いの田舎道をどんどん行き庵治観光ホテル「海のやどり」で昼食です
小豆島が望めます 瀬戸内の海は穏やかののでした
■屋島
島の名称は屋根のような平らな形状に由来し その独特の景観は高松市のシンボルとなっているそうな 南北5km 東西2kmの島であり花崗岩の基盤の上に乗った輝石安山岩からなる台地なのです
屋島は 寿永3年(1184年)一の谷の戦いに敗れた平宗盛らが安徳天皇を奉じて根拠地としており 寿永4年に起こった「屋島の戦い」の古戦場として知られている
この戦いで源氏方の武者那須与一が 平氏方の軍船に掲げられた扇の的を射落としたと云う故事はあまりにも有名である
そしてまた 激しい合戦の最中に義経が海に落とした弓を敵の攻撃の中で拾い上げて持ち帰り「こんな弱い弓を敵に拾われて これが源氏の大将の弓かと嘲笑われてては末代までの恥辱だ」と語った『平家物語』の“ 弓流し”のエピソードがここにあった
戦の後 屋島の陥落により 平氏は四国における拠点を失うことになり 義経は水軍を編成して 最後の決戦となる壇ノ浦の戦いに臨むことになるのです
屋島東町には《檀の浦》があり 山口県の《壇の浦》とは 【檀】と【壇】と漢字が別であるが どちらも源平の古戦場なのです
不勉強であったことを恥じて『平家物語』を通読して理解を深めようとも思うのですが小心者なのです 課題と言うことで
今度のNHK大河ドラマは 平 清盛ですぞ
南嶺山上には 四国八十八箇所第84番札所の屋島寺があります
ガイドが名物は「いいだこのおでん」が美味しいと云うが食指なし
源氏が勝利を祝って屋島山頂から陣笠を投げたことに倣って「かわらけ」という薄く小さな円形の土器を投げるのは試みました
かわらけ投げ(かわらけなげ 土器投げ 瓦投げ)は 厄除けなどの願いを掛けて 高い場所から素焼きや日干しの土器の酒杯や皿を投げる遊びであったそうである
京都の神護寺がその発祥の地とされており 日本各地の高台にある花見の名所などで 酒席の座興として広まったそうな
屋島では 源氏の兵が勝どきを挙げて陣笠を投げたことであろう と思うのです
■さぬきワイナリー
ちょっとしたブームなのか あちらこちらの地方にワイナリーがあって利き酒が楽しめるのです ここでは香川大学農学部の菌株である「香大農R-Ⅰ」を用いたワインリヴァジョース サヴルーズSauvageonne Savoureuse(芳しき野生の乙女)を求めました アントシアニンつまりこの赤ワインにはポリフェノールが2倍量も含有されていると言う
赤ワインは動脈硬化の予防に宜しいと言うのだがガブ飲みではなぁ
帰りは 高松港からフェリーで宇野港へ 島の夕焼けが綺麗でした
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