Dr.K と 優しさの夢物語

輝きの明日のために、思春期と思秋期の更年期障害の女性のための健康余話/ときには蕎麦談義とワン子のお話を

初秋の風を探して 京都の町へ

2012-09-30 10:58:09 | ゆるゆる旅日記

初秋の風を探して
九州路で台風16号の暴風を体験して来たので 優しい秋の風を探して来ましょうと 京都に出掛けて来ました
今回のテーマは 【京の社家と町家をたずねて】です
◇伏見稲荷大社 荷田春満旧宅・お茶屋
伏見稲荷大社は 平成23年に鎮座1300年を迎えた全国稲荷神社の総本宮である
朱塗りの千本鳥居で知られるが 奥の院まではかなりの距離があるので今回は時間の関係で大社に参拝のみであった
もう大昔の記憶になってしまったが高等学校の修学旅行で京都を廻った際 夕刻にひとりでこの千本鳥居に訪れ ライトアップされた“朱塗りのトンネル”に眼を奪われたことを想い出す
鳥居は定められた料金を支払えば奉納するこたが出来るそうで 実際には千本以上の願いが叶った鳥居がならんでいるのです
この大社の社家に生まれた江戸期の歌人で国学者の荷田春満(かだのあずまろ)の旧宅は史跡になっている
棟方志功の筆による襖絵「御牡丹図」「御鷹図」がある
◇泉仙
大徳寺にある「泉仙(いづせん)」で昼食 “鉄鉢料理”は精進料理である
僧侶が托鉢の際に用いた鉢をかたどった食器で供される
小路には 萩の花が 秋が来ております
◇長江家住宅
祇園祭りの「船鉾」の鉾町に建つ町家は まさしくうなぎの寝床である
典型的な職住一体の呉服屋商家の佇まいを残している町家なのです
町家の美意識と暮らしの知恵が随所にみられます
◇上賀茂神社と社家・梅辻家住宅
世界遺産である上賀茂神社は正式名称を賀茂別雷神社といい 賀茂氏の氏神を祀る神社で神代の昔から信仰を集めているそうな
明神川沿いに神官の屋敷が立ち並ぶ社家町は 風情ある町並みを残しております
伝統的な建造物は保存して欲しいものです 難しいことでしょうけれど
梅辻家住宅には 「源氏物語図」の扇形貼付屏風や「花鳥図」屏風が展示されております
ところで社家とは 神職の新主(宮司) 禰宜(ねぎ) や 祝(はふり) として先祖代々神社に仕え 神事やその運営を続けてきた家筋とその住宅のことを言うのだそうです
明治維新までは世襲であったものが 明治4年の国家新道令によって世襲神職は廃止になったそうである 現在はどのようになっているのか知りたいものである

◇見つけたもの
樹高の目立つ木の横に「なんじゃもんじゃの木」と立て札がある
これはヒトツバタゴで モクセイ科ヒツツバタゴの一種に分類されている
成木は樹高20mを超える大型の落葉高木で樹木の種が野鳥によって運ばれて着床して自生している木を山林のなかで見られる珍しい分布形態をとっているのだそうである
「何でふ物じゃ」 → 「なんじゃもんじゃ?」
はたまた水戸黄門が自ら「なんじゃもんじゃ」と言った伝承もあるとか
環境省のレッドリストでは 絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されているのです
家庭に欲しいのですが

陽射しは未だ残暑ですが 秋の風が見え隠れしているような

   

   

 


9月の 私の本棚

2012-09-26 05:30:02 | 私の本棚

ガス燈酒場によろしく  椎名 誠  文芸春秋  12/08/25
さらば東京タワー  東海林さだお  文芸春秋  12/09/15
魔がさす年頃  嵐山光三郎  新講社  12/08/27
戦後史の正体  孫崎 享  創元社  12/08/10
「金・銀・銅」の法則50  星野陽子  経済界  12/08/07
ヤノマミ  国分 拓  NHK出版  2010/03/20
地球の穴場  乃南アサ  文芸春秋  12/07/10
働かないアリに意義がある!  いずもり・よう 長谷川英裕  メディアファクトリー  12/08/24
「平穏死」という選択  石飛幸三  幻冬舎ルネッサンス新書  12/09/10
ついていったらこうなった  多田文明  彩図社  17/12/15


台風16号と南九州路を

2012-09-24 14:34:53 | ゆるゆる旅日記

暴風圏の中に入ってみた!

 秋の行楽には未だ早いのだけれども 9月の3連休を九州を探訪
前回は計画していた高千穂への旅が中止せざるを得ない事態になってしまったので なにがなんでも九州へ!と意気込んで
台風16号の最中の2泊3日である
 旅程は 9月15日 さくら545号で鹿児島中央駅 =「 かごっまふるさと屋台村 」で昼食 = 鹿児島港から船で「 桜島 」へ =「 有村溶岩展望所 」=「 くろず情報館・壺畑 」を見学 = 「 霧島神社 」霧島神宮は 天祖天照大神のご神勅を畏み戴きて三種の神器を奉持し 高千穂峯に天降りまして皇基を建て給うた肇国の租神<天孫 瓊瓊杵尊>をお祀りしている社である
樹齢800年だそうなご神木は見上げる程である= 霧島温泉泊
 9月16日は 「 犬飼の滝 」に立ち寄り =「 武家屋敷群散策 」 知覧麓の武家屋敷群は 江戸時代 薩摩藩は領地を外城と呼ばれる113の地区に分け 地頭や領主の屋敷である御仮屋を中心に麓と呼ばれる武家集落を作り 鹿児島に武士団を終結させることなく分散して統治にあたらせたと言う
借景を巧みに取り入れた庭園は見事のものである
地区内は石垣で屋敷が区切られ 沖縄でよく見られる石敢當(魔よけの石碑)や 屋敷入口には屋敷内が見えないように屏風岩(沖縄のヒンプン)がある
薩摩藩は琉球を植民地支配していたことから 琉球文化が入ってきたのであろう = 「 知覧特攻平和会館 」 = 「 池田湖 」 水槽の大うなぎを見ましたがただ大きいだけでした 食用にはならないそうです = 浦島太郎伝説のは発祥の地 「 長崎鼻 」 では突風で傘がキノコになる  危ないので鼻(突端の灯台の在るハナ)までは行けませんでした ここから眺める開聞岳に手を振り 特攻隊の飛行機は南を目指したのであろう = 指宿温泉泊
 9月17日は 日本最南端の駅「 西大山駅 」 駅前にはなぜか黄色のポストがあります “日本郵便”の人がしあわせの黄色いポストと題した記念切手シートを販売  購入しました = 明治時代から続いているという「 薩摩酒造・明治蔵 」 = 「 枕崎お魚センター 」で昼食は鰹刺身膳 = 薩摩揚げ工場に立ち寄り =「 仙巖園 」=「 城山展望台」その下には“城山観光ホテル”が在ります 2年前の日本更年期医学会で来ました =「 ドルフィンポート 」
を散策 = 鹿児島中央駅 さくら570号で広島へ
台風と一緒に帰って来ました

      

      

 

 


郷愁を超えるものを探して

2012-09-18 14:03:21 | のんびり歩いて

郷愁を超えるものを探して

 この夏は厳しいものがあった
まだまだ続くであろう残暑の夕 9月最初の土曜日に市内のホテルグランヴィアまで出掛けたが汗が流れる程である
 秋田のA高等学校を卒業して50年も経ったことを知ったのは この初夏の卒業50周年記念会の通知で驚いたばかりである
来年は建学140周年と言うことで その事業に対しての募金が来ているのだが「そのうちネ」と腰が重いのです
事例は続くもので A高等学校は多くの著名人を輩出し同窓会組織もしっかりしたもので各地に支部がある
ところが地域性というか 関西以南にはその下部組織すらない
 5年前に転居して新しい知友がいないせいか《中国・九州地区》の同窓会を造る話にのりました
【A高校同窓会 in 広島】懇親会として 山口・広島県から8名の出席があった
昭和27年卒業のNさんが最年長である 80歳近いのであろうか もっともワシが昭和38年卒業だからもう年寄りのグループなのですなぁ
発起人の平成8年卒業の最年少のSさんを 支部長に推薦して“支部発足”を決めた
ワシに挨拶をしろと言うので 回顧主義的な集まりではなく発展的な集まりであるべきだ!と偉そうに演説し最後は校歌を5番まで唄って散会
拡大発展的に続いて欲しい会である


移ろいの風に

2012-09-11 05:45:52 | のんびり歩いて

 敬老の日 を前に
日曜日に 家人と父のお祝いの品を求めて市内まで出掛けることに
市電の停留所に差し込む陽射しは まだまだ厳しい
見上げれば 入道雲と 上空のすじ雲が
夏によく見られた入道雲と 秋に見られるうろこ雲とすじ雲が混在していることに
季節が移り変わろうとしている
「ゆきあいの空」
陽射しは厳しいけれど
そよと吹いた風が
少しだけ涼しい秋の香りがした