千葉県市原市田淵地区の養老川沿いに発見された地層
ちょっと分かりにくい場所にひっそりとありました。
チバニアン・ビジターセンター
「チバニアン」とは、約77万4,000年前から12万9,000年前の地質年代の名称で、国際的な地層の基準値(GSSP)として認定されてその名がついたそうです。
早速、県と市は観光資源にしようとスタンプを作ったり仮設のビジターセンターや観光客目当ての店舗ができていました。
「すべってもころんでも自己責任」との看板もあって、怪我をして救急車を呼んでも相当時間待たされるとのこと。谷を降りて10分ほど歩くので長靴が便利です。
77万年前の長野県の古御岳火山の噴火の際に堆積した火山灰層です。
赤や黄や緑の杭が打たれています。これらは地層を試料として採取・分析した跡で、地磁気の方向で色分けしているそうな。
一見何ということのない土の崖ですが、地磁気の逆転などが地層に現れている場所が世界で一か所だけ、地質年代の境界ポイント(GSSP=国際境界模式層断面とポイント)として認定されて
この地層が、77万年前の「地磁気逆転を表す地層」として、12万6千年前までの時代が「千葉の時代(ラテン語でチバニアン)」として地球史に刻まれその印としてのゴールドスパイクが5月ころに打ち込まれるとのこと。
地質学の知識や興味のある人には堪らない場所らしいです。この日も東京や福井、佐賀県などから子供連れの家族が見学に来ていましたが子供さんは全く興味を持っていない様子がアリアリでした。小さなお子さんには向かないかも。。。