俳優イ・ミンホへの海外企業の関心が熱い。
最近、イ・ミンホをモデルに起用している中国とフィリピンの大手企業の関係者が、2014年の広告制作のために韓国を訪れた。イ・ミンホは現在SBS水木ドラマ「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち」(以下「相続者たち」)のため、忙しい毎日を過ごしている。そのため、海外での撮影は行えない状況だ。
グローバル企業であり、フィリピンの大手ファッションブランドである「BENCH」のマーケティング担当者や広告制作チーム、シンガポールとフィリピンが連合したプロジェクトチームなど約10人のスタッフが、最近ソウル江南の某スタジオでイ・ミンホをモデルに新製品の広告撮影を終えた。この日の撮影はイ・ミンホのドラマ撮影スケジュールの合間を利用して順調に行われたという。
特にイ・ミンホと深い友情を培った「BENCH」グループの会長が自ら韓国を訪問し、イ・ミンホを応援した。撮影が終った後はイ・ミンホと撮影した写真を自身のTwitterに掲載し、「ソウルでイ・ミンホとアメージングなプロジェクトを終えた」と書き込み、フィリピンにリアルタイムなニュースを伝えた。イ・ミンホは昨年11月に国賓級の待遇でフィリピンに招待され、熱狂的な雰囲気の中でファンミーティングを行った。
イ・ミンホはこれに先立ち、数日前に中国の大手カジュアルブランド「森馬」とも撮影を行った。同日の撮影には中国の写真家や関連スタッフ約20人が同行した。撮影はスタジオとソウル都心の随所で行われた。
中国内に直営店や代理店など約8000店の店舗を有する「森馬」は、中国の若者から高い人気を集めているブランド。イ・ミンホは昨年4月、中国・西安の新店舗オープンイベントに参加したが、数千人のファンが殺到し、事故が起こることを懸念した主催側の采配でイベントが中止になることもあった。
今回韓国を訪問した中国の関係者は「現在中国をはじめ、東南アジア各国で巻き起こっている韓流スターイ・ミンホのブームが、『相続者たち』でより一層強まっている。現地で同作品が放送されれば、海外のスターとしては唯一無二の存在になるだろう」と予想した。
所属事務所の関係者は各国の撮影チームの韓国訪問について「道義的にも慣例的にも現地で撮影をする方が合理的だが、どうしても海外を往復するスケジュールを入れることができなかったため、次善の策として韓国で撮影した」と申し訳ない気持ちを伝えた。
所属事務所側は韓国を訪れたスタッフ一人一人の手を握って申し訳ない気持ちを伝えたのはもちろん、全スタッフにカルビやカンジャンケジャン(カニを醤油につけた韓国料理)、ホンオフェ(ガンギエイの刺身)などをご馳走し、韓国の文化を紹介した。スタッフたちはイ・ミンホに親指を立てて見せたという。
現在イ・ミンホはSBS水木ドラマ「相続者たち」で魔性の魅力を持つキム・タン役を務め、繊細な演技と強烈な眼差しで人気を博している。