ダークホースと呼ぶには失礼だろう。大会前から非常に評判の高かった川和高校。第2、第3シードの実力校を次々と力でねじ伏せ挑んだ準々決勝、第1シード横浜高校戦。しかし川和高校にとって、ここは未知の領域。大舞台が前試合からわずか16時間後。昨日の興奮が冷めやらぬまま選手は横浜スタジアムを駆け回った。
▽ 89回 神奈川大会 準々決勝
7月25日 川和高校ー横浜高校 横浜スタジアム
横 230 001 2|8
川 100 000 0|1
川和高校、そしてエース丸山投手については新チーム結成当初から注目していた。大分前だが「大明神ではなかった」と言うタイトルで川和高校について触れた事もあった。何故このタイトルにしたかと言うと訳がある。春の川和ー相模戦を見た時、好投手として注目していた丸山君に対するチームの存在意義をこう感じたからだ。
「このチームは丸山様々じゃないよ。守りも走塁も打撃も全ての面で高いものを目指してるんだ・・・」。
春は不発だった打線も夏には大きく成長した。いや各自がしっかりと役割を把握していた。自分の力量を理解し効率の良い得点法を追求する。そして自分達のスタイルで勝利を掴む。それが堅い守りであり隙の無い走塁であり効果的な得点なのだろう。自分たちでチームを動かせる洗礼された集団だった。
その象徴なのが丸山君をリードした中溝君。彼の野球センスには驚かされた事もあり、夏はバッテリーで注目していた。印象的なのは5回戦の横浜商大戦。中盤リードをしながらピンチで相手主砲を迎えた。際どく際どくコースを付きカウント2-2。通常なら四球も嫌がり勝負に出るのが常だろう。しかし中溝君はここでインハイにウエスト気味の球を要求。投手を信頼し、自分のリードを信頼し、バックを信頼しているからこその配球だろう。
この落ち着き放った冷静な判断、そして投手を助ける盗塁殺。投手が捕手を育てバッテリーが野手陣を育てる。野手陣の向上が打撃の向上を促す。まさにこんな流れで時が経つにつれ飛躍的な進歩を遂げた川和ナイン。このチームが神奈川大会にもたらした影響は大きい。
ただ、どうしても残念な点。それは丸山投手以外の投手に経験が浅かった事。今年は日程的にも難しさのある大会だった。しかも目一杯で臨んだ5回戦。そして翌日の準々決勝。夏に連戦は付き物だが、いかんせん未知の領域だった。今日も丸山君を先発に送り出したが早々に降板。見方によれば「勝負を投げた」と言う厳しい捉え方もあるが、やはり将来性を見越せば当然の判断だろう。
強いて言うならば初回の2死1塁の場面。ここで4番にライト前ヒットを打たれるのだが、ライトからの返球をカットマンが打者走者を一度も見ずに間に合わないサードへ返球した事だ。打者走者はカットマンが3塁へ送球する前に大きくオーバーラン。いや、2塁へ走り出していた。偽投でもすれば難なくタッチアウトでチェンジだった。そして結果2,3塁となり2点タイムリーに繋がってしまった。
しかし1回裏の得点には大きな意味がある。この時点で2-1。万全の状態なら競り合えるという事を改めて証明できたからだ。この得点は今後の川和高校にとっても価値ある得点だろう。結果はコールドだったが掴んだものは大きい。
川崎北も有意義な大会だった。強打の東海大相模に対して互角のバッティングを見せた。隼人戦を見ているから判るが、あの鋭い打球は神奈川でもトップレベルだ。新チームにも多くの経験者が残る。ベスト4に食い込む力は十分。
この2校を見るように公立校が私学強豪を破るのも珍しくない事となっている。もちろん他の有力校も「自分達だって」と思っているハズだ。
だからこそ神奈川で勝ち抜くのは難しく険しい山なのだ。
唯一残っている横浜商業も公立校ですが、こちらは名門中の名門ですのであえて特別扱いはしませんでした・・笑。
だからこそ、我が横浜隼人も強い気持ち・志で神奈川を勝ち抜いてほしいと思います
絶対出来る
絶対勝てる
指導者・仲間・自分を信じて頑張れぇ~
▽ 89回 神奈川大会 準々決勝
7月25日 川和高校ー横浜高校 横浜スタジアム
横 230 001 2|8
川 100 000 0|1
川和高校、そしてエース丸山投手については新チーム結成当初から注目していた。大分前だが「大明神ではなかった」と言うタイトルで川和高校について触れた事もあった。何故このタイトルにしたかと言うと訳がある。春の川和ー相模戦を見た時、好投手として注目していた丸山君に対するチームの存在意義をこう感じたからだ。
「このチームは丸山様々じゃないよ。守りも走塁も打撃も全ての面で高いものを目指してるんだ・・・」。
春は不発だった打線も夏には大きく成長した。いや各自がしっかりと役割を把握していた。自分の力量を理解し効率の良い得点法を追求する。そして自分達のスタイルで勝利を掴む。それが堅い守りであり隙の無い走塁であり効果的な得点なのだろう。自分たちでチームを動かせる洗礼された集団だった。
その象徴なのが丸山君をリードした中溝君。彼の野球センスには驚かされた事もあり、夏はバッテリーで注目していた。印象的なのは5回戦の横浜商大戦。中盤リードをしながらピンチで相手主砲を迎えた。際どく際どくコースを付きカウント2-2。通常なら四球も嫌がり勝負に出るのが常だろう。しかし中溝君はここでインハイにウエスト気味の球を要求。投手を信頼し、自分のリードを信頼し、バックを信頼しているからこその配球だろう。
この落ち着き放った冷静な判断、そして投手を助ける盗塁殺。投手が捕手を育てバッテリーが野手陣を育てる。野手陣の向上が打撃の向上を促す。まさにこんな流れで時が経つにつれ飛躍的な進歩を遂げた川和ナイン。このチームが神奈川大会にもたらした影響は大きい。
ただ、どうしても残念な点。それは丸山投手以外の投手に経験が浅かった事。今年は日程的にも難しさのある大会だった。しかも目一杯で臨んだ5回戦。そして翌日の準々決勝。夏に連戦は付き物だが、いかんせん未知の領域だった。今日も丸山君を先発に送り出したが早々に降板。見方によれば「勝負を投げた」と言う厳しい捉え方もあるが、やはり将来性を見越せば当然の判断だろう。
強いて言うならば初回の2死1塁の場面。ここで4番にライト前ヒットを打たれるのだが、ライトからの返球をカットマンが打者走者を一度も見ずに間に合わないサードへ返球した事だ。打者走者はカットマンが3塁へ送球する前に大きくオーバーラン。いや、2塁へ走り出していた。偽投でもすれば難なくタッチアウトでチェンジだった。そして結果2,3塁となり2点タイムリーに繋がってしまった。
しかし1回裏の得点には大きな意味がある。この時点で2-1。万全の状態なら競り合えるという事を改めて証明できたからだ。この得点は今後の川和高校にとっても価値ある得点だろう。結果はコールドだったが掴んだものは大きい。
川崎北も有意義な大会だった。強打の東海大相模に対して互角のバッティングを見せた。隼人戦を見ているから判るが、あの鋭い打球は神奈川でもトップレベルだ。新チームにも多くの経験者が残る。ベスト4に食い込む力は十分。
この2校を見るように公立校が私学強豪を破るのも珍しくない事となっている。もちろん他の有力校も「自分達だって」と思っているハズだ。
だからこそ神奈川で勝ち抜くのは難しく険しい山なのだ。
唯一残っている横浜商業も公立校ですが、こちらは名門中の名門ですのであえて特別扱いはしませんでした・・笑。
だからこそ、我が横浜隼人も強い気持ち・志で神奈川を勝ち抜いてほしいと思います

絶対出来る

絶対勝てる

指導者・仲間・自分を信じて頑張れぇ~

武相さんも、隼人も負けずに立ち向かってほしいですね!お互い秋は期待しましょう!
本日、準々決勝残り2試合が終わり、残り4校にしぼられましたね。創学館と桐光の試合は、ネットのスコアボードで壮絶な試合を自分の頭に描いております。 10対11。すごいの一言につきます。春・県大会準決勝の日藤戦における終盤の追い上げのようだったのでしょうか。
ベスト8の川和は立派でしたね。昨日の試合で精魂尽き果ててしまったみたいですね。自分は、守備範囲の広いセンター外野手の北田くんでしたか、彼が印象に残っています。
この土・日で神奈川県の代表が決まります。自分は、196校、194チームの頂点を球場で見届ける予定です。いつも貴重なご意見ありがとうございます。では、これにて失礼致します。
話は変わりますが川和のキャプテン北田君は私も良い選手だと思っていました。プレーは勿論ですが、試合後のコメントなど爽やかな笑顔で本当に野球が楽しいんだなぁ…と感じました。
いよいよ週末には代表が決まります。あいにく私は生観戦出来ません;;。是非リポートなど頂ければ幸いです。くれぐれも熱中症にはお気を付け下さい!