いつしか呼ばれるようになったこの言葉。もちろん神奈川だからと言うべきか、シード校以外にも多くの有力校が顔を揃える。ただ、やはりその年にシードを獲得している上位校が優位なのに変わりはない。
神奈川を振り返れば藤嶺藤沢が昭和60年にノーシードから頂点に立ったが(初優勝)特に近年ではシード校が順当に勝ち進み優勝すると言った傾向にある。しかしノーシード校が全く活躍していない訳ではない。新しいところだと“湘南旋風”を巻き起こしたH6年の湘南高校(ベスト4)、H11年には桜丘が決勝まで進み文字通り「あと1歩」だった。翌H12年には選抜優勝を果たした築川率いる東海大相模を県商工が準々決勝で撃破。こちらもベスト4の成績を収めた。そしてH16年は神奈川工業がエース坂間を中心に平塚学園・横浜創学館・そして準決勝では横浜隼人を破り決勝へ。決勝では横浜に大差で敗れるも大旋風を巻き起こした。
地力ももちろんだが、神奈川では公立校が長らく甲子園に出ていない。そんな事からも公立校の躍進にはどうしても注目が集まる。球場に広がる独特な後押しとチームの勢い。もちろんノーシード私学にも同様の事が言える。果たして今年はどのチームが波に乗るか? 昨日の続きを・・・
鶴見工業 【爆弾度 ★★★★☆】
公立組では今年一番戦力が充実していると言っても過言ではないだろう。サイドハンドには珍しい速球派の鈴木(勝)を中心に失点を計算できる力がある。シュート回転するインサイドの球が相手に恐怖心を植え付け、外のスライダーが余計に生える。春の県大会では選抜帰りの日大藤沢に1-2と善戦。強豪私学とも互角に渡り合えるチーム力を証明した。しかし本来は強打のチームだし今年も打力はある。特に中軸の林・今と言ったところには自然と期待が集まる。ただ若干の不安要素もある。組み合わせ的に序盤からエースのフル回転を余儀なくされるからだ。初戦の戸塚も手強いし、3回戦では武相or茅ヶ崎北陵との激戦が予想される。そして勝ち抜いたとしても東海大相模が待ち受ける。理想としては相模戦までは打線が引っ張りたいだろう。ただ3回戦まで思惑通りに事が運べば相模を食う可能性も十分。
川和高校 【爆弾度 ★★★☆☆】
今年の川和はエース丸山を抜きに語れないだろう。チームとしても少ない失点に抑え守り抜くスタイルが浸透されている。その証拠に守備の水準が高く、相方の中溝も非常に能力の高い捕手だ。通常130km台半ば位の速球を投げ込む右のオーバーハンドは強豪私学にとってはうってつけなのだが春の県大会で相模を7回まで無安打に抑えるところは精度の高い制球と緻密なリードがあるからこそだろう。練習試合とは言えY校や藤嶺、鎌学といった強豪相手に好投しているのも大きな強みだろう。あとは打線、これに尽きる。中軸にチャンスで回す。こんなパターンが確立されれば2回戦で対戦が予想される相洋はおろか一気に5回戦での横浜商大戦まで勝ち抜く可能性も出てくる。丸山にとって、川和にとって商大こそが昨夏涙を飲んだ相手。ここまでは勝ち上がりたい。
日大高校 【爆弾度 ★★★☆☆】
荒川世代の飛躍を機に力を付けている日大高。昨夏は隼人に敗戦。しかし下級生に好選手がいた為、「来年当たったら苦戦しそうだ」と言う印象を受けた。その1ヵ月後、桐蔭学園を秋の地区予選で破った。県大会では返り討ちにあったがチーム力の高さは見せ付けた。春はチームの事情で大会不参加となったが、逆にこれを糧にチームがまとまっている可能性もある。組み合わせ的には2回戦で対戦が予想される藤沢翔陵戦で実践感覚を完全に取り戻し次戦の第1シード・横浜創学館に挑みたい。相手エースの佐藤から4~5点は取れる力はある。持ち前のしぶとい攻撃で流れを掴めば秋に続く金星も期待できる。先輩達が見せた緻密な野球を実践できれば創学館にとっても脅威なハズだ。スタンドの大応援団と共に春のウップンを晴らしたい。
厚木西 【爆弾度 ★★★☆☆】
すでに公立では強豪として認知されている厚木西だが、ここへ来てすこぶる評判がいい。秋・春と思うような結果は残せなかったが地力があるし当然夏へ向けペースアップしているだろう。爆弾としては十分な力はある。県内外の強豪チームとも互角以上に戦い着実に準備されているようだ。また今回は組み合わせ的にも可能性が膨らむ。2回戦で対戦が予想される立花学園は第2シードではあるがこの厚木西の存在は気になるだろう。逆ヤマの湘南工大付や神奈川工、そしてY校ブロックまで見ても力的に大差は無い。毎年恒例、開校記念日に行われる横浜高校との試合で勝利した事を大きな自信にして夏を戦いたい。
平塚学園 【爆弾度 ★★★☆☆】
甲子園経験もある強豪も何故だか今年は結果が伴わない。主力に下級生が多いという事も原因の一つと言われたりもしたが、さすがに夏はしっかり仕上げてくるだろう。そして毎年夏の平学スタンドは非常に賑やかだ。今年は3回戦でシード校の城郷を破れば4回戦は地元・平塚球場で戦える。大きなヤマとも言える5回戦を前に良い雰囲気、良いチーム状態で戦える可能性があるのは大きな強みだろう。来年の記念大会で2度目の甲子園出場はもちろんだが、その前となる今年の夏を充実させたい。そして夏にどれだけチーム力を挙げてくるのかも大きな注目だ。
横浜桜陽 【爆弾度 ★★★☆☆】
秋に大きな飛躍を遂げた桜陽。その原動力は何と言ってもエースで注目サウスポー宇佐美の存在だろう。長身から投げ下ろす直球は特に威力がある。春は怪我など思うような成績を残せなかっただけに夏にかける意気込みは強いだろう。そしてエースを駆り立てる材料がもう一つ。麻溝台・相模原総合・藤嶺藤沢と言った一癖も二癖もある相手との連戦が予想されるハードなブロックに入ったという点だ。ただ打線も経験豊富な中軸を中心に2年生エースを守り立てる体制も取れている。このようなチーム状況も含めH16に準優勝した神奈川工に似ている感もあるだけに期待も膨らむ。いずれにしても宇佐美の活躍次第と言う条件は付くが非常に面白い存在だ。
こう見てもノーシードの有力校は多い。実はまだ個人的に注目しているチームはあるんですが、どこまで紹介しようか悩んでいます
組み合わせなんかも照らし合わせて時間があればもう少し紹介したいとも考えてはいますが・・・笑。
そして話は変わりますが春の関東大会でプラカードをもって入場行進をしたのが横浜隼人の女生徒だったようです。球場係員・アナウンスなどなど・・・。色々と隼人の選手、生徒は頑張っているようです
そうそう。チーム一丸
学校も一体となって夏は戦い抜いてほしいですね
神奈川1のチームワーク

なんて紹介される事も多いですしね。
夏は全ての力を結集して戦いましょう
神奈川を振り返れば藤嶺藤沢が昭和60年にノーシードから頂点に立ったが(初優勝)特に近年ではシード校が順当に勝ち進み優勝すると言った傾向にある。しかしノーシード校が全く活躍していない訳ではない。新しいところだと“湘南旋風”を巻き起こしたH6年の湘南高校(ベスト4)、H11年には桜丘が決勝まで進み文字通り「あと1歩」だった。翌H12年には選抜優勝を果たした築川率いる東海大相模を県商工が準々決勝で撃破。こちらもベスト4の成績を収めた。そしてH16年は神奈川工業がエース坂間を中心に平塚学園・横浜創学館・そして準決勝では横浜隼人を破り決勝へ。決勝では横浜に大差で敗れるも大旋風を巻き起こした。
地力ももちろんだが、神奈川では公立校が長らく甲子園に出ていない。そんな事からも公立校の躍進にはどうしても注目が集まる。球場に広がる独特な後押しとチームの勢い。もちろんノーシード私学にも同様の事が言える。果たして今年はどのチームが波に乗るか? 昨日の続きを・・・
鶴見工業 【爆弾度 ★★★★☆】
公立組では今年一番戦力が充実していると言っても過言ではないだろう。サイドハンドには珍しい速球派の鈴木(勝)を中心に失点を計算できる力がある。シュート回転するインサイドの球が相手に恐怖心を植え付け、外のスライダーが余計に生える。春の県大会では選抜帰りの日大藤沢に1-2と善戦。強豪私学とも互角に渡り合えるチーム力を証明した。しかし本来は強打のチームだし今年も打力はある。特に中軸の林・今と言ったところには自然と期待が集まる。ただ若干の不安要素もある。組み合わせ的に序盤からエースのフル回転を余儀なくされるからだ。初戦の戸塚も手強いし、3回戦では武相or茅ヶ崎北陵との激戦が予想される。そして勝ち抜いたとしても東海大相模が待ち受ける。理想としては相模戦までは打線が引っ張りたいだろう。ただ3回戦まで思惑通りに事が運べば相模を食う可能性も十分。
川和高校 【爆弾度 ★★★☆☆】
今年の川和はエース丸山を抜きに語れないだろう。チームとしても少ない失点に抑え守り抜くスタイルが浸透されている。その証拠に守備の水準が高く、相方の中溝も非常に能力の高い捕手だ。通常130km台半ば位の速球を投げ込む右のオーバーハンドは強豪私学にとってはうってつけなのだが春の県大会で相模を7回まで無安打に抑えるところは精度の高い制球と緻密なリードがあるからこそだろう。練習試合とは言えY校や藤嶺、鎌学といった強豪相手に好投しているのも大きな強みだろう。あとは打線、これに尽きる。中軸にチャンスで回す。こんなパターンが確立されれば2回戦で対戦が予想される相洋はおろか一気に5回戦での横浜商大戦まで勝ち抜く可能性も出てくる。丸山にとって、川和にとって商大こそが昨夏涙を飲んだ相手。ここまでは勝ち上がりたい。
日大高校 【爆弾度 ★★★☆☆】
荒川世代の飛躍を機に力を付けている日大高。昨夏は隼人に敗戦。しかし下級生に好選手がいた為、「来年当たったら苦戦しそうだ」と言う印象を受けた。その1ヵ月後、桐蔭学園を秋の地区予選で破った。県大会では返り討ちにあったがチーム力の高さは見せ付けた。春はチームの事情で大会不参加となったが、逆にこれを糧にチームがまとまっている可能性もある。組み合わせ的には2回戦で対戦が予想される藤沢翔陵戦で実践感覚を完全に取り戻し次戦の第1シード・横浜創学館に挑みたい。相手エースの佐藤から4~5点は取れる力はある。持ち前のしぶとい攻撃で流れを掴めば秋に続く金星も期待できる。先輩達が見せた緻密な野球を実践できれば創学館にとっても脅威なハズだ。スタンドの大応援団と共に春のウップンを晴らしたい。
厚木西 【爆弾度 ★★★☆☆】
すでに公立では強豪として認知されている厚木西だが、ここへ来てすこぶる評判がいい。秋・春と思うような結果は残せなかったが地力があるし当然夏へ向けペースアップしているだろう。爆弾としては十分な力はある。県内外の強豪チームとも互角以上に戦い着実に準備されているようだ。また今回は組み合わせ的にも可能性が膨らむ。2回戦で対戦が予想される立花学園は第2シードではあるがこの厚木西の存在は気になるだろう。逆ヤマの湘南工大付や神奈川工、そしてY校ブロックまで見ても力的に大差は無い。毎年恒例、開校記念日に行われる横浜高校との試合で勝利した事を大きな自信にして夏を戦いたい。
平塚学園 【爆弾度 ★★★☆☆】
甲子園経験もある強豪も何故だか今年は結果が伴わない。主力に下級生が多いという事も原因の一つと言われたりもしたが、さすがに夏はしっかり仕上げてくるだろう。そして毎年夏の平学スタンドは非常に賑やかだ。今年は3回戦でシード校の城郷を破れば4回戦は地元・平塚球場で戦える。大きなヤマとも言える5回戦を前に良い雰囲気、良いチーム状態で戦える可能性があるのは大きな強みだろう。来年の記念大会で2度目の甲子園出場はもちろんだが、その前となる今年の夏を充実させたい。そして夏にどれだけチーム力を挙げてくるのかも大きな注目だ。
横浜桜陽 【爆弾度 ★★★☆☆】
秋に大きな飛躍を遂げた桜陽。その原動力は何と言ってもエースで注目サウスポー宇佐美の存在だろう。長身から投げ下ろす直球は特に威力がある。春は怪我など思うような成績を残せなかっただけに夏にかける意気込みは強いだろう。そしてエースを駆り立てる材料がもう一つ。麻溝台・相模原総合・藤嶺藤沢と言った一癖も二癖もある相手との連戦が予想されるハードなブロックに入ったという点だ。ただ打線も経験豊富な中軸を中心に2年生エースを守り立てる体制も取れている。このようなチーム状況も含めH16に準優勝した神奈川工に似ている感もあるだけに期待も膨らむ。いずれにしても宇佐美の活躍次第と言う条件は付くが非常に面白い存在だ。
こう見てもノーシードの有力校は多い。実はまだ個人的に注目しているチームはあるんですが、どこまで紹介しようか悩んでいます

そして話は変わりますが春の関東大会でプラカードをもって入場行進をしたのが横浜隼人の女生徒だったようです。球場係員・アナウンスなどなど・・・。色々と隼人の選手、生徒は頑張っているようです

そうそう。チーム一丸

学校も一体となって夏は戦い抜いてほしいですね

神奈川1のチームワーク


なんて紹介される事も多いですしね。
夏は全ての力を結集して戦いましょう
