無知者論

政治の貧困を愁える一国民の嘆き

報道で中立はあり得ない

2005-10-24 11:02:19 | Weblog
 23日、富士系列の「報道2001」で、櫻井よし子さんが”ニューヨークタイムズは日本でいえば朝日新聞だ”と発言していた。小泉首相の靖国参拝についての外国の反応につての話の中での発言だ。私は住基ネット問題や道路公団民営化等についての櫻井さんの活動には大いに共鳴するところがあったが、最近の一連の発言には首をかしげたくなることが多い。
 言わんとすることはわかる。しかし、関西での全国紙は産経と朝日を両極に、読売、毎日とそれぞれの政治的立場で論陣を張っている。評論家とか学者とかあるいは何が専門かわからないがいろんな場所で専門家面して発言している人に、真の中立なんてあり得ない。櫻井さんだって<偏向>していませんか。賢明な国民、テレビ視聴者は、テレビで好き勝手に発言している他のほとんどのコメンテーター同様、櫻井さんの正義の味方ぶっての発言には食傷気味だ。
 それにしても、最近のテレビ番組作りは余りにも安易だ。政治をわかりやすくすることは良いことだ。しかし、いわゆる<ウダウダ話>に終始し、芸能人の司会者が<笑い>を取ることばかりに腐心している。弁護士さんもよく出ていますね。
 視聴率ばかりを追っかけていないで、もっと真面目な番組作りをしないと第三、第四のホリエモン、三木谷が狙っていますよ。

国民の皆様、お待ちかねの増税が具体化してきます

2005-10-22 10:18:21 | Weblog
 先の総選挙で自民党に投票した多くの皆さんが“期待”している増税が具体化してきます。定率減税を平成18年度で全廃の方向をはっきり打ち出してきた。景気対策で創設された暫定的なものだから、景気が回復してきたから廃止するというものだ。今後、各種控除を<見直し>と称して廃止あるいは縮小して、どんどん増税路線を突っ走ることは必至。誠にうれしい限りです。
 一方でIT減税(約1兆円)を廃止するという。それ自体は結構なことだ。しかし、経済産業省や日本経団連は延長を要望している。ここまではわかる。産経新聞の記事を紹介しよう。「ただ、日本経団連が先の総選挙で自民党支持を強く打ち出すなど、与党と経済界の関係は強まっている。このため、この減税の延長が認められない場合、経済界が以前から要望している法人税率の引き下げを強く求めることも予想される」多分そういう方向に進むでしょうね。
 自民党ファンの皆様!うれしいですね。圧倒的多数を自民党に与えたわけですから何でもできます。財務省の言いなりです。大増税 万歳!!!(勝手にしやがれ)
 <白紙委任はしていない>そんなの通用しません。

規則だから仕方ないが・・・

2005-10-18 17:08:37 | Weblog
 ロッテがパ・リーグの覇者となった。私はホークスのファンだが2年連続のことでやりきれない。長いシーズンで一位になりながら、僅か5試合でその結果を覆す制度は納得し難い。
 よく言われたが、5割に満たない西武がもし日本一になったら・・・。そんな可能性のある制度は絶対再検討の余地がある。百何十試合のレギュラー・シーズンは、ただ一位から三位を決めるだけのものだろうか。
 レギュラー・シーズン一位のチームにはもっとアドバンテージを与えるべきだ。でなければ苦労して一位にならなくても、後半戦は適当に遊んでプレーオフに備えればよいのではないか。こんな制度もそろそろ賞味期限がきているのではないか。
 王さん、来年は三位ぐらいを目指して、王さん自身現役カムバックして、三位以内が決まったら指名打者ででも出てはどうですか。

<民意に従いました>ですか・・・

2005-10-15 07:52:43 | Weblog
 郵政の民営化が正式に決まった。テレビニュースでの小泉首相の笑顔、気分が悪い。チャンネルをすぐ替える。何度も、何度も。
 野田聖子さん、民意に従いましたか。ならば、野田さんを当選させた有権者の意思はどうなるのですか。つらいことはよくわかる。「自民党に戻らなければ政治家としての将来はない」と考えるのも無理はない。しかし、・・・・。平沼赳夫さんは立派。世間は絶対に見捨てないであろう。
 中曽根弘文さん、さすがお父さんの子ですね。見事な転身、見事な風見鶏ぶり。
 国民、有権者にわかりやすい政治行動を期待するや切。

有識者会議?

2005-10-11 07:57:19 | Weblog
 有識者会議? 私のblogタイトルは<無知者論>です。ニュースでよく耳目にする言葉に<賢人会議>や<有識者会議>がある。今朝のテレビでも「皇室典範改正について」の有識者会議の議論について報じていた。この<有識者>とはマスコミが勝手に使っているのか、あるいは政府がつけた正式名称なのだろうか。
 そのメンバーはおそらく、いや、事実<有識者>に間違いはないでしょう。しかし、「私は有識者だ」といってそのメンバーに加わっている人たちの あつかましさ が気に食わない。日本中には<有識者>は掃いて捨てるほどいる。政府は諮問会議や各種委員会のメンバーを選ぶときは、もっと広い範囲から<本当の有識者>を選ぶべきではないか。公式のそのようなメンバーは「一人一委員会」にすべきだ。
 多くの<有識者会議>は、むしろ<有名人会議>と称すべきではないか。
 選ぶ側の意図は<有名人>の方が、その結論に権威を持たせることが出来る、と。
あの人は、どうしてそんなに暇なのでしょうか。どこにでも顔を出して・・・。

共同募金についての疑問

2005-10-06 11:16:31 | Weblog
 「赤い羽根募金」歴史は知らない。毎年、各地の駅頭での募金が歳時記のごとくテレビニュースに出てくる。NHKのアナウンサーの胸に。大臣の胸に。一種のファッションですかな。
 共同募金の仕組みや使途について大方を理解している人は少ないと思う。決して趣旨に反対するわけではない。しかし、戦後(?)のある時代には大きな使命があったであろう。いつまでも<福祉>という名のもとに、第○番目の税金を集め続けるのだろうか。政党助成金なんて当初の趣旨とは全く違う方向になってしまっている。こんなものはすぐ止めてしまえ。
 中央募金会で前年の実績に基づいて目標額が決定される。数多くのルートにわかれている。その一つに各都道府県別の目標、都道府県におりてくると市町村別、市町村では自治会別というように目標が細分化されてゆく。末端の自治会では各戸に集めるところもあるが大変だから、毎年の予算に計上しているところが多い。私の地域でも共同募金、日赤募金、歳末助け合い募金を予算化している。一戸当たりにすると約400円になる。
 要するに、いろんな団体、企業にとっても半ば強制的なものになっている。
 ところで、集められた募金の50パーセントが事務費や会議費・・・・という費用に使われていることを知っている人は少ないのではないだろうか。