<年金>という言葉が新聞、テレビのニュースにならない日はない◆長妻議員の活躍に拍手するひとりではあるが、本当に「100年安心の年金制度」を確立するには、与野党が文字通り胸襟を開き、もっと根本的な改革を目指さなければならない、と思う◆グリンピア計画にムダ使いされた金額、様々な年金以外への支出、職員による横領等々もちろん大事なことではあるが所詮は3兆円から4兆円である。それらがすべてなかったとしても<年金>全体からみれば微々たる金額だ。百数十兆円ある積立金の運用次第では、毎年増えたり減ったりしている金額だ◆国民年金は低すぎる、保険料が高すぎる、が最大の問題だと思うが、基礎年金保険料の全額国庫負担を実現し、共済年金、厚生年金、国民年金の早期統合しか解決方法はない◆もちろん財源が要る。消費税を5%から10%に引き上げるべし。引き上げる5%のうち3%を年金に、2%を他の福祉制度の目的税とする◆誠にオオザッパな意見ではあるが、要するに小手先の制度いじりでは根本的な解決にならないことは明らかである。‘年金に加入しなければ損’と国民が思う制度を。
経営していた事務用品販売会社を第三者に譲り、その4ヶ月後から4年2ヶ月間パートとして勤めていた家電量販店の工事部門の会社をパートの定年制により9月15日付で退職した◆「66歳を過ぎて、もう充分働いた、これからは好きなことをしよう」「もう少し働こう」現在、迷っている◆先日、ハローワークへ行った。求職の登録をしてパソコンで検索して、どこかよいところがないか探してみた◆現在は特別の理由がない限り年齢を制限することが出来ないらしい。年齢66歳、一般事務、時給800円以上、住んでいる市内、という条件に合うところを三社プリントし、55歳以上の窓口へ行った◆担当者がその事業所に電話を入れてくれる。既に決まっている、66歳は無理、女子が欲しい、、、、◆担当者の話。お宅も以前経営者だったのならわかるでしょう。66歳では、やはり敬遠するでしょう。<事務>にこだわらず<工場内の軽作業>といった職種でも探したらどうですか◆ごもっとも、ごもっとも!◆パソコンの画面を見てつくづく思った。パートの時給は、法律で決められた最低賃金に近い額から千円、千百円止まり。にもかかわらず条件はそこそこ要求される。さらに加えて出来るだけ若い人◆これでは1日8時間働いても年収200万円に届かない。(実際はパートでは大体6時間以下)‘所得格差’問題は永久に解消されない◆若者が安心して、将来に希望がもてる、結婚できる、子供をもてる、そのような働き場所がより多く提供される時代はもう来ないのか◆高級役人はいいなぁ、<官民人材センター>とやらで天下り先を探してくれるらしい。渡辺喜実行革大臣も随分後退、妥協したものだ。
1月29日の朝日新聞の記事を見て、非常に腹が立った。愛媛県の医師の調査結果と称しての記事であるが、何かしらやりきれない感じだ◆「夫が日常生活の多くを妻に依存している高齢者が多く、肉体的にも精神的にも妻には夫の存在が負担になっている」と指摘している、、、、と。そして75~84歳では、女性は夫がいる方が、いない場合に比べ死亡リスクが2.02倍に高まった。一方、男性は妻がいる場合、いない場合に比べ0.48倍に下がっていた。医師の話として、夫が家事などを覚えて自立することが大切だ、と報じている◆愛媛大学医学部の教授の話「高齢者の男性の中には考え方が古く、妻に威張る人も少なくない。共同で家事をすることも多くないだろうから、一人でも生きていける女性に負担がかかるという考察もうなずける。これからは夫と妻の関係が変わり、負担をかけるような男性は離婚される場合も増えるだろう。妻が死亡するする危険性は減るのではないか」◆概ね、そうかも知れない。しかし、記事の扱いは、まるで女性に<老齢離婚>を勧めているようでいただけない◆もっとも、身近なところで夫に先立たれた人でまさに人生を謳歌している女性、とんでる女性が如何に多いことか。
年金生活者の私が最近思い切ってパソコンを買い換えた。所詮は遊びで楽しんでいる私にとって<98>でも概ね不自由はなかったが、フリーソフトをインストールしようとしても対応しなくなるなど<98>では困ることも多くなってきた◆連日のように全面広告を出しているDELLを購入した。安いつもりだったがよく考えてみると、そうでもなかったようだ。昨日、I・E上で「マイクロソフト社 XP HOMEのサポート期限を2009年から2014年へ5年延長」というのを見た。パソコンbeginnerにして無知者の私にとっ???の連続。もともとHOMEはマイクロソフト社のサポート期間は2009年までしかなかったのか?そんなことは新聞広告では全く触れていなかった◆結果として今からでは7年間その期間があることになるが、広告では明示すべきではないのか。繰り返しになるが業界では、あるいはbeginnerではないパソコン利用者にとっては常識であっても広告ではそれは許されるものではない。
厚生年金と共済年金の統合法案が開会される通常国会に提出されるという。幾つかの<官>優位を残しつつ。公務員と民間の退職金の驚くべき格差問題も念頭にして議論して欲しい◆いろんなところで、いろんな人が「年金は既に崩壊している」と平気で発言している。ほとんどが年金について全くといってもいいほど知識がない、○○評論家としてあちこちのテレビ番組に出て、知ったかぶりで年金について的はずれな発言をしていた宮崎何とかさんをはじめとする学者、評論家、タレント、、、、ほとんどが年金などを必要としない人類なのだ。2006年2月4日で書いたが みの もんた など番組で「年金崩壊」を繰り返している◆年金以外に収入がない老人の割合が70~80%という。<年金崩壊>をいう前にどうすれば<より良い>年金制度にすることができるかを論じるべきだ。与党、野党の立場は関係がない。国民全体の問題として、もっと真剣に◆まず、国民年金の問題に手をつけるべきだ。他の年金との受給額が違いすぎる。これでは、保険料を払わず、無年金になったら生活保護を受ければいい、という人がいるのも仕方がない。基礎年金の財源は、100%税金でまかなうべきだ。厚生年金の三号被保険者の問題は。官民格差の徹底的解消。その他問題点は多い◆消費税を引き上げ、そのうち5%を年金をはじめとする社会福祉目的税とする。これしかない◆老後の安心なくして国家の安定はあり得ない。
今日の新聞に関西テレビで大きく報道されている。関西テレビの社長らの「毎度お馴染みの謝罪会見」の写真も掲載している◆もちろん、とんでもない国民を欺く、絶対に許せないことである。しかし、国民もバカだ。デレビでこの種の番組をみてすぐにスーパーに走る。その結果、納豆がたちまち品薄状態になる。まるで石油パニック時のバカ騒ぎと同じではないか。日本テレビ系列の昼の番組も同じだ◆番組で何々が良い、というと盲目的に飛びつく。もっと考えなさい。食生活の基本に戻ればよい。バランスのとれた食事に常に心がければそれでいいのだ。あのような馬鹿げた番組に振り回される程度の知識水準なのか。日本人は◆今朝の富士系列の番組で高市少子化対策担当大臣が、何をそんなにうれしいのか知らないが、終始必要以上の笑顔でいろいろ語っていた。大臣になれて、テレビに出演できて、うれしくてたまらない、といった感じだ。笑顔をふりまくことが視聴者に対するサービスとでも勘違いしているのだろう◆女性が社会進出をして、働きたい、やりがいのある仕事をしたい、男性に負けたくない、出世をしたい・・・と思うのは自由だ。晩婚になるのも仕方がない。その結果も少子化の原因のひとつであることも確かだろう。しかし、私(無知者)の考えでは最大の理由は<教育に金がかかり過ぎる>からだ◆時々、幼稚園から大学まで○○○○万円といった記事を目にする。これでは子供はせいぜい一人か二人ということにならざるをえない。所得格差から起因する教育の各種格差の議論を待つまでもない。児童手当の増額とか出産手当の増額といった小手先の施策で、‘それでは、もう一人産みます’ということになりますか。出産手当を三百万円くらいにしては?
厚生労働省の改正案要綱を新聞でみた。規制緩和に伴い非正規労働者が激増した、その結果、企業の人件費を抑えることになり、決算上の業績が良くなり、「景気が良くなった、しかも、史上、最長」と国はいう◆働く人の所得格差も史上、最大になってきたのではなかろうか。自民党もこのような現状を認めざるを得なくなってきたのだろう。安倍首相も、教育再生と再チャレンジを二大公約に掲げている。それを受けて、非正規社員の正規化を目指す、という発想は正しい。しかし、産業界の反対はすさまじい◆その結果①無期契約の人を対象とする②正社員と同様の仕事内容、としている。まことに「企業側に配慮、明確に」という新聞の見出しの通りと言わざるを得ない◆「格差是正国会」自民党の良識派の奮起を望みたい。
日本経団連は、会員企業が政治献金する際に目安とする政党評価項目「優先政策事項」を発表した。そのなかで、企業減税について「法人実行税率」を現行の40%から30%への引き下げを目標とすることを明記している。これを含めて10項目について自民党、民主党がどう取り組んだかを5段階評価し、会員企業に政治献金を呼びかけるという◆政治家に対する贈収賄事件で、請託の有無が問題になるが、このように具体的目標を掲げて、それを実行した政党に献金するということは問題ではないのか◆偉い人が考えることだから、法律的にはクリアーしているのかも知れないが、我々無知者には納得できない◆ホワイトカラー・エグゼンプションでの法案提出で厚労省は、対象を年間所得を800万円以上を対象する案を示しているが、これでは経団連は内心では納得できないはずだ。ひとたび成立すれば、将来、必ずそれの引き下げを要求してくることは見え透いている◆厚労省は、なぜ、この法律にこだわるのか?
最近新聞紙上でこれについての記事を時たま目にする。しかし、扱いはそんなに大きくはない。テレビでそれに関する報道も視たことがない。厚生労働省は2007年の国会にそれらの内容を含む労働基準法の改正案を提出する予定らしい◆現行法では、基本的には8時間を超える労働に対して割増の賃金を支払う、週の労働時間は40時間を超えない、というのが基本であろう。実際は中小、零細企業を中心に有名無実化している。その結果として過労死の問題をはじめ様々な社会問題を引き起こしている◆主として、財界の要望に沿った形でアメリカを参考にした制度らしい。財界、さらにはその代弁者たる厚生労働省の言い分では大変崇高な理論を展開しているようだ。しかし、それは全くの机上の空論、理想論、空言であることは私のような無知なるものにでも判断できる◆それ以上に不思議なのは労働組合をはじめ多くの働く人たちの反応が全くといってもいいほど表面化していないことだ。連合は強く反対しているらしいがどんな行動をしているのか国民にはほとんど伝わってこない。もっとも日本における労働組合の組織率が20%台では労働団体の影響力も期待出来そうにない◆この制度もいろいろな条件があるようで素人には理解出来ないところも多い。テレビ番組などでもどんどん取り上げて働く人たちの認識を高めて欲しい。ホワイトカラー、ブルーカラーと簡単に線引きできるような時代ではない。労働の態様、職種も複雑多岐にわたる◆もちろん、公務員も対象になるんでしょうね◆御手洗さん、人件費を今以上に抑えないと外国との競争に勝てませんか。
昨日、NHK教育テレビでヤング民謡フェスティバル(?)<夏の再放送>をみた◆私は民謡が大好きで以前はよく口にした。最近は余りないが。全くの素人の私の<日本民謡観>について。民謡とは、古い時代においては働く人たち(農民、漁民、林業等にたずさわる人たち)の、まさに労働歌であったと思う。生活の苦しさをまぎらすため、皆で力を合わせるために歌った。そこには土の匂い、素朴さ、荒々しさ、哀愁があったと思う◆それが近世から現代に至り、多くは“座敷うた”に変わっていった。ただ、綺麗な声、節回し、テクニックが優先されてはいないか。土の匂いがあまり感じられない。労働の苦しさがほとんど伝わってこない◆昨日のテレビの出演者は全国から30人でほとんどが女性。着物ばかり。ファションショーのようだった◆民謡コンクールでは、あまり有名、誰でも知っている曲を歌わない、審査員の好みの曲を選ぶ、というのが一般的らしい。民謡に、“〇△□流”というのがあるということも不思議だ。