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しあわせは…あったかい 春 01

2008年09月03日 | マリアリ
(ちなみに花地 はまだENDマークではなく…これはちょと寄り道テキストです)
相変わらずなんか読みにくい文章です。
しかもいつも以上に設定がカオスです。
混ざってるし、創作してるし、誤解してるし、都合よく改変してます。
黒歴史といわれる時代に手探りで踏み込んで迷走してます。
オープニング舞台は 妖々夢 手前。


『 しあわせは…あったかい 春 』 


一枚の絵のようで見とれた
彼女はうっそうとした魔法の森の中に、
ぽっこりと開けた陽だまり
やわらかく差し込む光の中で一人たたずんでいた。
シルバーゴールドの絹糸のようなウェーブの髪がふわりとゆれる。
キラキラ陽を受けて輝く。
彼女の周りを楽しそうにくるりくるりとぶ一体の人形と戯れる動きはゆったりとしなやかで優雅。
儚くて優しい曲線。
とても綺麗。

「へぶっ」

変なくしゃみで我に帰らせられた。
(アリスだ!?)
私はなんか興奮してそのまま逃げた。

(アリス!?アリスだ!)
あの、聞いてると物足りなくて、こっちがうずうずしてくる迷惑極まりない変なくしゃみは
(アリスだ!アリスだ!あいつ、幻想郷に帰ってきたのか!!!)
訳もわからず、ときめいた。

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「へぶっ」
ア「誰か噂してるのかな…ぐす…」
素敵な紅白巫女の住む神社付近、遠方に魔理沙発見。
今まさに、飛び立とうと、ほうきにまたがりぐいーっとバネを溜めて…
ア「あ、魔理沙、マリサー!ちょっと待って!マリサー!」

魔「魔理沙、魔理沙、うるさいなぁ、もう!叫ぶな、恥ずかしい」
ア「はぁ、はぁ、どうしても渡したいものがあって…」
息を切らして魔理沙に追いつく。
魔理沙、差し出されてたモノを一瞥、訝しげに顔をゆがめる。
魔「…なにそれ?人形?いらねーぜ」
ア「でも、一生懸命つくったから…」
魔「趣味じゃないぜ」
ア「知ってるけど…」
魔「邪魔だし」
ア「…もう!せっかくあげるっていってるのに!」
魔「恩着せがましく言うな、正しくは『もらってください』だぜ?」
ニカッ悪びれない笑顔

ア「憎まれ口ばっかり…もういい、あげない」
魔「もらってやるって ほら寄こせよ」
厚かましく手を差し出す魔理沙。

ア「うるさい!あんたみたいな白黒田舎モノの野蛮人に人形あげようだなんて、とんでもない気の迷いだったわっ」
魔「田舎モノってなんだよー幻想郷バカにすんな」
ア「田舎だから田舎って言ったの。野暮ったいったらないわ」
ア「まったく私の故郷の魔界とは雲泥の差」
魔「ならとっととママのとこに帰ればいいだろうが、ママーアリス友達いなくて寂しいよぉぉ~わぁーん」
バカにしたように魔理沙が声色を変えてアリスを煽る。
ア「私のママは、魔界の創造神なのよっ、私は元々あんたなんかとは育ちも血筋もちがうんだから!野蛮人!野良魔女!」
魔「はー、なんだよ、今日はやたら絡んでくるな、生意気だぜ、七色バカ」

アリス下唇をかんでこらえるが、そんなことを魔理沙は気に留めない、どころか、気づきもしない。

ア「大体あんた泥臭いのよねっ!育ちの悪さが滲み出てる、親の顔が見てみたいわよ」
魔「親とか関係ないし、つか、自分の中身がないから親しか自慢できないんだろ。
   さすが七色、親の七光りときたか、どこまでも徹底してんな」
魔「上っ面だけ派手に飾ったって、中身は根暗で陰険寂しんぼうとは、まったく情けないよな」
ア「あんたみたいな能天気のモノクロ二色に言われたくないわ、あー情けない」
魔「七色バカよりモノクロの方がよっぽど理知的だろ、お前はしょせん孔雀の七色の羽をまとったアホウ鳥」
魔「あーそうか、バカでなくてアホだった、悪い悪い、アホーアホー七色アホー あははは」
魔「お、泣くのか、また泣くのか、アリスすぐ泣くのな」

魔理沙、勝ちの見えた勝負に上機嫌、余裕しゃくしゃくで更にけしかける。

ア「アホウ鳥じゃないもん!あんたなんか黄色のひよこのくせに!朝から晩までピーピーうるさいのよ!」
魔「黄色じゃないぜ、ゴールドだ。ゴールド。金髪。ゴージャスだろ?」
魔「表面なんて飾り立てなくても、私は中身がゴージャスなんだよ、派手だぜ。うらやましいだろ」
魔「おまえなんて、なんだよ、そのひ弱な真っ白の身体、髪の色も薄くてさ、色素足りない病だぜ、きっと」
魔「アリスはきっと色素足りない病で死ぬんだ」
魔「やーい色素足りない病」
ア「・・・・・・・う…」
魔「はい、泣いたー」
ア「…う…あ、う…ぐす、ぐす…」

霊「魔理沙、アリス、ちょっとこれからさー…あー…」
霊夢この惨状にひどく落胆。
やれやれと肩をすくめる。
霊「魔理沙、またあんたアリスいじめて、いいかげんにしてよね」
魔「いじめてない。ケンカしてたんだ、正々堂々だぜ」
霊「アリスも、ほら、泣かないで」
魔「私は勝負に勝っただけだ」
魔理沙うそぶく。
ア「う…魔理沙…きらい…う、う…」
魔「おー霊夢が味方になってくれるとでも思って立ち直ったか?」
霊「魔理沙!」
魔「アリスは霊夢に甘えすぎだし、霊夢もアリスを甘やかしてばっ…」
ボスッ!
魔理沙の顔面に人形をたたきつけてアリス号泣のまま飛び去る。
霊「アリス!」
霊夢、すぐに追おうとするが、つ、と振り返り
霊「あんたは!もう、ガキ!」
魔理沙に恫喝。そのままアリスを追って

取り残される魔理沙。
「……。」
(またやっちまったぜ…)


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