路次・・・ろし

みちすがらの戯れ歌です
自:平成21年1月晦日
(2009年)
詠み人:雲(くも)

2014-11-08 | 日記

性悪の妹なれど長所など思えば涙頬を流れて

寝たきりの幻視で妹に悪態を生きているのか死んでいるやら

頬ぬらす涙を拭ふ術もなく拘縮の手の手袋を解く

介護終へ帰宅をすれば携帯へ義兄訃報の着信メール

争続の話し合いすら出来ぬ家葬儀は既に済ませましたと

わたくしも法定なぞの相続に渡らぬやうに遺言残そう

 

 

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グーバー