ツバメのす

修行編

合成っぽいけどリアル豊洲上空です。

2007-07-28 00:43:38 | 建築
建築設計演習B 小学校

STEP GARDEN


一枚の大きな壁に小さなスラブを一枚一枚くっつけていくイメージ。

空間をオープンエリア(ワークスペースや動線)とクローズエリア(各教室)に単純に二分

幅4mの細長いコアによってそれらを仕切る。

オープンエリアは横にコミュニティが広がる意識で、スラブも横にズバッと続く。
クローズエリアは空間が縦に繋がる意識で、一枚が1教室分のスラブをランダムにつなげる。普通教室をスラブ、特別教室をボリュームで表現。

つまりクローズエリアは大きな一つの空間にいくつもの教室が混在する形になる。

ドアなどの仕切はないが、各エリアへの移動をコアを通すことで、全てが同一空間でありながら適度にお互いの空間への区分けが生まれる。

中心をコア構造にすることで構造面の問題も解消、またコアの中に階段や水回りなどを収納することで収まりも良くしている。


ファザードに表れる授業風景はそのまま建物の表情となり、街全体に「学校」というアクティビティが滲み出す。





今日設計Bの講評会だった。

残念ながら優秀9作(A+)には選ばれなかったけど、Aを頂いた。

あと一歩だったのかー。

でも住宅の時より自分でも納得いく作品が出来たし、評価もそれなりに反映された。

いぇー。

講評会自体はテストと被ってて、ちゃんと見れたのは最初の秋津と最後の矢野君のだけだった。(なんで金曜日に講評会すんだよ)

最初はなんでA止まりだったのか、と思ってたけど。

矢野君すごいわ。

図面上のプレゼンもすごい。あのCGは差つくわ。

でもやっぱプラン自体もしっかりしてる。

具体的に俺と差を感じたのは周囲の環境への気の配り方で。

ぶっちゃけ俺のは校舎の提案止まりであの立地である必要は全くないんだけど。

彼は周囲の動線からオープンエリアの提案、視線の抜け方、サイン計画なども考えてて。

びびるわー。

あとプールの納め方がちょっと関心。

他の人のは良く見てないからなんとも言えないけど、

彼は一人A++でもよかったんじゃないかと思う(相対的にだけど)。


や、秋津のも良かったよ。

あの台形プランは実は最初の方俺もちょっと考えてたんだけど

結局それはうまくまとめらんなくあのスランプの渦に・・・。



ただもちろん俺の心の中ではNo.1は俺、っていう気概でやっとります。

今回は知ってる人は知ってるだろうけど出だしで超悩んで。

ほんともうスランプのように何も浮かばなくて。

めちゃくちゃ難産のプランだった。鼻からスイカどころじゃない。


で最初はずっと平面単層に広がる、悪く言えばみんながやりそうな感じで考えてたんだけど。

もー全然浮かばない浮かばない。

で逆に「なぜ単層じゃないといけないのか、高層でも面白いのが出来るんじゃ?」

って思ったのが発端。この時すでにエスキス残り1回。

でまあその後は最近の松井のごとくペース加速していったっていう。


と今までの分ガッと書いたら長くなっちゃった。

何が言いたいかっていうと

このプランは住宅の時よりも苦労した分愛情もありまして

まるで我が子。

めちゃくちゃ難産だったからね。帝王切開。