※今日の日記はとても長いです。
拝啓、このブログをご覧の皆様におかれましては、益々ご健勝のことと存じます。
まず、ここ数日の度重なる下ネタの数々、誠に申し訳ありません。
そして多くの方々にご心配をお掛けしました。
私、昨日ようやく尸魂界(ソウルソサエティ)から帰還致しました。
久々に現世に出て、その気温に驚いて携帯ニュースを見ると
「4日連続猛暑日記録」
なん・・・・・・だと・・・・・・・・・・
一応案じて頂けるメールやお見舞いもあっり
一連の治療も一段落したので
症状について書きます。
どこまで書いて良いのかわかんないけど
病名は「先天性両側尿管瘤」
→「うまれつき、膀胱の中にデキモノがある状態」(生まれつきなので正確には”病気”ではないそうです)
これの何が問題かというと
デキモノが邪魔で尿が腎臓に逆戻り、腎臓が膨れる状態になるのです。
今は痛みなどはありませんが、将来的に腎機能の低下を招くので、就活後就職前のこのタイミングで入院しました。
手術は「内視鏡」という方法です。
直径6mmくらいの、カメラ+電熱線をまとめた管を体内に入れ
カメラで中継しながら遠隔操作で電熱線で疾患部位を削り取る。
建築学科の方にはスタイロカッターと言った方がはやいです。
別に手術中は全身麻酔だから問題無いです。
問題なのは術後。
6mmの管を「どこから」・「どうやって」通すか。
疾患部位が膀胱なので
場所はもちろんアソコからです。
いきなり6mmの管なんて通るはずもなく
最初は細ーい管を通し、徐々に中から太い管を入れて広げつつ
最終的には8mm~1cmの管にする。
1cmなんてそんな大した太さじゃ・・・と思うかもしれませんが
断面詳細図ならきっちり寸法が当てられるほどの大きさです。
それを本来「出す」専用の部位から「入れる」のです。
術後二日間くらいは
疾患部位の出血の排出や腎機能回復までの排尿の為に
管を通したまま安静にしなければいけませんでした。
男性の心身両面で最も重要な部位から管がつながり
つねに尿や血が流れている状態。
この二日間の自身の姿は、みなさんの想像以上の精神的ストレスになります。
泌尿器関連の病気の非常に辛い点です。
もう一つ、辛いのは
治療部位ではなく
治療機器を通したアソコ(尿道)への負担。
そんな太い管を通すので、当然内部はこすれています。
二日の後に管を抜いた後も
排尿時は少量の血が出ますし、出なくても先端を鋭い痛みが走ります。
急にかがんだり体を動かしても同様の痛みを覚えます。
今ここの状態。
トイレに行くのがちょっと辛い。
膀胱・尿道の疾患が悲しいのは、以下の二点の矛盾にあります。
1.「術後の傷口は、当然安静にしなくてはならない」→動かしてはいけない
2.「排尿という正常機能を満たす為には、伸縮しなくてはいけない」→動かさなければいけない
なので、普通の傷口と違ってすぐには出血は止まりません。
長々と書いてしまいましたが
冗談ではなく、これはみなさんに知っておいて欲しいです。
世の中には、知らないうちに身体が蝕まれていて
気づいた時には取りかえしのつかない状態になってしまう人がとても多いそうです。
「自分に限ってそんなことは」と思うかもしれませんが
実際自分もそう思っていましたが、症状が判明した時に先生から
「5年~10年後に大変なことになってたよ」
と言われました。
自分は昨年末の結石騒動で下半身のレントゲンを撮る機会が在った為、運良く見つかりました。
例えば、今回は特に右の腎臓が機能低下していたのですが、この状態を
右20%:左80% とします。
(正常 ・・・ 両方50%)
要は低下した右の分を左がカバーしているのです。
そして将来もし交通事故などで左を損失した場合
「腎臓は二つあるから、片方損失しても大丈夫」 (一般論)
↓
「残った腎臓が実は知らない間に機能低下していました」
↓
自力での排尿機能が無くなる
↓
一生通院
なので、みなさん、時間のある時に是非身体を検査することをオススメします。
特に就職直前の人。
膀胱に限らず、体のどこに異常があるかわかりません。
先天的なら尚更。
そして、大部屋に入院して
周囲の病人達を見て
健康な体でいることがどれだけ重要か、思い知らされました。
多忙な建築業界では体を壊したという話を良く耳にします。
自分も昔は「いくら五体満足でも、好きな仕事が出来なきゃ生きてても意味なくね?」とか思ってました。
でも、健康でなくては何もすることが出来ません。
(病棟での管を繋がれての生活は、本当に人間らしさを失うような感情になります)
やりたいこと≠安定した収入 という職種は世の中沢山あると思います。
そういうものを目指している人達の中には
「お金目当てで仕事選ぶなんて、何か間違ってるよね」
という考え方が大いにあると思います。(もちろんそれも正しい)
でも
これから仕事をはじめる人も、進路を考える人も
仕事を考える上で、
「心身の健康を維持できる」
「もし蝕まれた時に、それをケア出来る金銭・時間的余裕が作れる」
という事を職場に求めるのは
強欲でも何でもなく
自分が幸せになる為にも、職場で活躍する為にも非常に重要な事だと思います。
ブログとしてはあり得ない長さで
偉そうにつらつらと書きましたが
是非多くの人に知って欲しいと思って綴りました。
稚拙な文章ですみません。
こんな考え方もある程度に思っていて下さい。
あと
同じ日数だったのに
治療の入院は二月の検査入院の3倍治療費がかかった。
12万円て何?おいしいの?