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古墳時代末期 私地私民から公地公民 中央集権は原始共産制とも言える

2019-12-10 16:28:42 | 現代史観察日記
古墳時代
私地私民 豪族の合議制による国家は 半奴隷制でもあった
この女性たちも理想を追った
豪族から土地や人民の私有権を剥奪する
それによって 豪族による私有人民を奴隷状態から解放することを実行した

天武帝に始まる 
天皇中央集権国家は特定集団の土地や民の私有を否定した
班田収授法 土地を国家所有とし 全ての人民に分け与えた
土地使用権のみが人びとに許される事になった
豪族・貴族といえども この制約に縛られる事になった

遣唐使によって 新しい知見が得られ
法律規範による 律令国家が形成された
地方豪族 それぞれ独立国家であった国造 縣主の土地人民の所有権は国家所有となった

だが 中央集権的共産体制はやがて破綻する
人民を大御宝 国の宝とし 人民を国家の基礎として善政を試みるが
既得権や所有権を奪われた人びとは抵抗を繰り返した
また 結果として 人民も過酷な税に苦しむことになった
人民への再配分の為の収入は限られている

税の再配分
現在でも難しい課題だ

祭政一致の政治体制は崩壊し
武力を伴う実務行政の将軍権力と
祭祀を司り 人間規範としての天皇権威と分離が始まった
だが それによって日本のバランスは保たれたようだ

革命とは 中国の概念として
天命が革まること
前の王朝がくつがえって 別の王朝がかわって統治者となること
所謂 易姓革命 支配者が変わる 王朝交替の論理根拠

被支配階級が 支配階級を倒して政治権力を握り
国家や社会の組織を根本的に変えること
フランス革命やピューリタン革命がこれに相当する

基本的に 絶対王政独裁か 大衆民主独裁の違いでしかない
独裁者が一個人か 不特定多数の利益小集団や多数の庶民による独裁か
共に独裁体制であることに変わりはない

他者の価値観を問答無用で否定するのが独裁制である
現代でも この過去の失敗を忘れている人びとや国々は一定の割合で存在する

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