ごとしんの日思月綴

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パワー・ゲーム(2)

2016-07-11 08:14:17 | 日記
参院選が終わりました。
当初は自民党の苦戦が予想されていましたが,時間が経つごとに楽勝予想に変化しました。
これはマスコミの報道偏重と,民進党の戦略のまずさに尽きると思います。

前回綴りましたように,都知事選に誰が出るか,というのは興味はありますが,選挙権は東京都民にしかありませんので,全国ニュースでああだこうだと言われても,都民以外にはどうでもいい話です。
それで参院選の争点が正しく報道されなかったとしたら,それは大問題です。
東京以外の報道機関が,地元の参院選より都知事選の情報を重視していたとしたら,それはゴシップネタを追いかけるのと何ら変わりありませんね。

一方,民進党の岡田代表は,全体よりも自身の選挙区を重視して,三重県で落としたら代表を降りるというふがいなさ。
三重県では辛うじて当選したようですが,全体では改選前の46議席から大幅に落として32議席。
これで責任を取らないとは,信じられません。
かつての民主党の「政権を取る」意気込みは全く感じられません。
はやく引退してもらって,そのような意気込みのある若い人に道をゆずるべきでしょう。

さて,この結果を見て,東京都知事選も変化が出てきそうな気配です。
国政の補佐的勢力が都知事選をおさえようとするでしょう。

すでに小池百合子氏,増田寛也氏が名乗りを上げていますが,橋下徹氏も出てくるかもしれません。
自民が割れれば,当選する見込みが出てくるかもしれませんし,参院選で改憲勢力が過半数に達したことから,改憲におおさか維新が貢献して安倍総理の次の候補に浮上するチャンスが見えてきましたから,機を見るに敏な橋下氏の動向が注視されてくることでしょう。

東国原氏がおおさか維新の公認を得られていないのは,橋下氏の去就が明らかにされていないからなのではないでしょうか。
まぁ東国原氏では小池氏の相手にならないでしょうけど。

今回の参院選の投票率は54%で,国民の約半数の意思に過ぎません。
投票しなかった人は棄権したに等しいので無視されたとしても仕方ありませんが,国民の半数にしか支持されていないパワーゲームは,いったいどこまで進むのでしょうか?