時は冬季オリンピック真っ盛りの期間、国を挙げてテレビはメダルメダルと叫びながら結果は金なし。
本来スポーツはインドアーではなくあくまでアウトドアーなモノ、冬のスポーツNo1はスキーではないでしょうか。その中でもジャンプ・ノルディックではなくアルペンスキーのはず、近年何処のスキ場もスキー人口の減少は大きく、10年半減と言われている。その要因には景気雇用だけでなく気候温暖化による積雪量の減少、 地域によってはスキー場維持不可能な地域のある由、しかし何と言っても若者のスポーツ離れは困った事で雇用、所得不安だけでなく汗をかかないゲーム嗜好なども無視できない現象ではないでしょうか。
ここ全国スキー場で有数の積雪トップランクにも関わらず、今年の降雪はかなり少なく、その上寒暖の差、暖かくなったり寒くなったりと不順な天候が続いている。
写真小樽からスキー場まで定期バス乗車、信号で止まった時の写真、屋根の雪降しにツルハシで屋根の雪(氷)を割っているのを見る。降雪後暖かくなり夜間急激な冷え込みによる結果の凍結なんでしょう。あまり見かけない風景ではないでしょうか。これも温暖化現象か。
写真上・スキー場ゴンドラ終点山頂(標高1.200m森林限界地点気温-15℃)にある恋人の鐘、積雪370m平年より少なくとも50cmは少ないと言えるか。 全国春一番と言われた、この日ここも南からの風が吹き、ゲレンデにある小屋の屋根からのツララは大きく成長、屋根の雪は全て落ちてしまう。スキー場前道路は水びタシ。
この2月観光客は近隣諸国の旧正月に大挙来日客で落込み分をカバー出来たと聞く。 3月に入ってからも宿泊客だけでなくスキー場ゲレンデでも派手でお上手とは言えないお客様にはマナーで閉口するが、この状況はこれからも増大するものと想像されるがオールドファーンとしては残念ですね。
以下投稿テーマとして10日間の出来事からご紹介します。
①ここスキー場では子供向けにヘルメット無償貸し出しを先着順実施している。 ②又写真頼もしいお父さん上の子を滑らせ、小さな子を背負う姿を発見!
③「ゲレンデ真ん中に座込むスノーボード君、後から暴走豊田君がくし刺しにするよ!」「危ないよー」「早く立ち上がりなさい」と大声で呼びかけるようにしているが、大体時の話題は若者に通じる様だ。「そこ退きなさい!」と言えば「何よー」となるが良い社会現象を作ってくれたトヨタさんのお陰です。
④立派なヒゲを生やした青年3人とエレベーター内での会話、「君達国母グループかねー」間髪居れず「あー技量は劣るがマナーは俺たちの方が優秀よ!」「そうか!どちらも優秀になりなさいよ!」「おーおー!」今時会話にならない若者の多い中、一つ間違えれば噛付かれる問いに、見事に返された言葉に笑って別れる。 スノーボード派? スキー派?と聞く時に若者は国母の態度は如何見られているかの反応はたいしたモノと思った。
⑤同郷名古屋のスキー連盟斉藤先生率いる「キュートクラブ」10名の方々とゲレンデで出会うが、この斉藤先生82才になられ益々元気で昼間のスキー、夜の宴会とご活躍には感服する。数年前初対面時「オーイ古稀野郎スキー止めたらボケるゾー」と言われた事は印象的な出会いでした。写真山頂で記念撮影。
⑥ スキー場にヘリコプター着陸!正にビックリ!お昼食事にレストラン窓越しに撮影。北海道の病院ドクターヘリ、緊急患者搬送にゲレンデに着陸。前日福岡より女性お二人で初日の滑走で自損転倒の由、どの様な転び方であったかは知りませんが脳挫傷とか緊急要請での搬送、目の前での出来事は初めて、ドクターヘリかなり狭いところでも着陸とは見事、動作も機敏、アット言うまでも無く飛び立って行った。札幌まで10分そこそこで行くとか。翌日聞いた所、関係者の努力むなしくお亡くなりになったと聞く。余談ですがヘリ出動約20万円は当事者負担とか。一昨年コース外での遭難正規コースを僅かに出た所で吹きだまりに落込み自力脱出不能、その上地上から見つけ出せず、ヘリ出動は50万以上当事者負担であったと聞く。
自然の世界に向かい合う時安易に考えず、厳しく力量の領分をわきまえることが大切である事を改めて思い知る。
7日には全道小学生滑走競技大会で北海道中から集まり盛大な大会になるでしょう。一日見学予定で又レポートします。