フジの、ほろよい日記!

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小沙夜  ~表匹見峡の伝説~

2013年06月21日 | 神楽
発売されてから日数がかなり経過してしまいましたが、紹介をさせて下さい。

私の故郷でもあります匹見町。

匹見にはとても綺麗な清流が流れる匹見峡があり、表匹見峡・裏匹見峡・奥匹見峡など、数々の美しい渓谷があります。

その中でも表匹見峡は匹見峡の中枢に当たり、大規模な峡谷美を見せてくれます

神楽を通してこのブログでも何度か紹介させていただいた事があるんですけど、表匹見峡には『小沙夜伝説』という、とても悲しい伝説のお話があります。

その伝説のお話に登場する人物の名前がそのまま、表匹見峡にある数々の淵の名前になっています。

実際その場に行ってみると、清流の岩にぶつかり流れる音と、透通るような自然の空気になにか底知れぬパワーを感じます。


この伝説をもとに地元の社中、道川神楽社中が創作し、オリジナル演目として「小沙夜」を上演されてます。









<解説>
  斉藤治郎左衛門は、妻のお楽と仲むつまじく暮らしていたが、二人は後継ぎに恵まれなかったので、お楽の計らいで側妻として小虫谷の娘「小沙夜」を奉公させたところ、その後めでたく子宝に恵まれるが、治郎左衛門が小沙夜を正妻として迎えようとした事から、お楽は怒り、ついに小沙夜を殺してしまいます。自らの不徳とは言え、小沙夜を殺された治郎左衛門はその霊を呼び、共に鬼女と化したお楽を討つといったお話で、道川にある小沙夜淵に実際伝わる伝説を神楽化したものです。



伝説の話もそうですが、悲劇のヒロインは“小沙夜”。
でも、私はこの演目を初めてみた時、鬼にまでなってしまった“お楽”の悲しみといったら…胸が痛くなりました。
そして治郎左衛門にめちゃめちゃ怒りを感じました(笑)


そんな表匹見峡に伝わる伝説のお話が、漫画本となって発売されております。



私もつい先日やっと拝見させていただく事ができました。
とてもわかりやすく表現されていると思いますし、とくに私の感じた“お楽”の思いが伝わってくると思います。

そして、この漫画を読んでからまた道川神楽社中の「小沙夜」を観ていただけたら尚良いなと思います。


陰ながら、私が撮影させていただいた写真も掲載されてます。
協力させていただき、ありがたく思っています

●入手方法が紹介されていたので、貼り付けておきます。


・入手方法
◆道川地区振興センターへ直接出向く

◆〔出向くのが困難な場合〕
1、 500円分の定額小為替証書(※)と
2、 140円分の切手(送料代)を
下記までお送りください。届き次第、漫画本「小沙夜」をお届けします。

(※)…「ゆうちょ銀行」または「郵便局」の貯金窓口で購入してください。

◆送付先:〒698-1201 島根県益田市匹見町道川イ133-1 
道川地区振興センター 「小沙夜」通信販売係宛
TEL 0856-58-0001

【定額小為替の際、必要な経費】
・500円分の定額小為替証書
・証書1枚につき、100円の手数料
・証書の送料代 (※書留での送付をおすすめします)
・漫画本の送料代(140円分の切手)


ぜひ、興味をもたれた方は手にしてみて下さい







フジの神遊び→http://ameblo.jp/fujikamiasobi/

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2 コメント

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Unknown (まっつん)
2013-06-21 20:47:42
小沙夜淵はなんだか寂しい所だよね。あの淵の近くのトンネルの下に「左が踏み出し」という所があります。紅葉ドライブに祖父母をさそった時に祖母が教えてくれました。看板も出てるよ。なんでも左足から踏み出さないと淵に落ちてしまうという昔の道みたいです。なんだか神聖な所でしたよ。でもお楽の瀧の前ではさすがに写真はとれなかったな(^_^;)
まっつんも同感でお楽がかわいそうって思ったよ。
神楽とは話がそれたけど…秋は紅葉も綺麗だからまたいってみてね♪
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まっつん→ (フジ)
2013-06-22 09:26:01
「左が踏み出し」!!怖いね(((^^;)
今は上にトンネルができたから、あまり通る事もなくなったけど、ほんとにあの辺りは空気が冷たくて…1人で行くのはちょっと寂しい感じがするよね。
あの真っ暗なトンネルも独特だし!
でもほんと綺麗な自然に囲まれた神聖な場所だと思うし、また機会があれば行ってみたいなと思うよ。
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