森の中の恍惚

野山が笛を吹いている

東石清水八幡神社

2011年01月16日 | 空色の休日 2011 

「児玉の八幡さま」と称され親しまれている、武州児玉の「東石清水(ひがしいわしみず)八幡神社」です。夏の八坂祭りと秋の例大祭は有名ですね。


国道沿いの鳥居をくぐると目の前には国宝級の「随身門」。


青銅製の鳥居の下には「厄除け招福の輪」。
その昔善行をした蘇民将来(そみんしょうらい)が素戔嗚尊(すさのおのみこと)から疫病が流行したら縄の輪を腰につけると免れると云われその通りにしたところ疫病から免れたと云う故事に基づきます。


輪をくぐり参拝をします。

 古来、当社は「上(かみ)の宮」と呼ばれてきたが、これは源義家がこの地に八幡宮を勧請した際、「上の宮」「下(しも)の宮」の二殿を建立したことによるものである。『風土記稿』児玉町の項にも「八幡社 上ノ宮と称す、当所及八幡山町其余近村十六ヶ村の総鎮守なり(中略)別当大善院 本山修験(以下略)」及び「八幡社 是を下八幡と称す、社伝は上宮に弁す、古は身馴(みなれ)川の辺字下八幡にありしを、寛保二年(一七四二)洪水に流失せしを以て、別当寺の境内へ、移し立しと云 別当法養寺 新義真言宗(以下略)」と、二つの八幡社が記載されている。
 しかし、政府の合祀政策により、無格社であった下八幡神社は当社に合祀されることとなり、明治四十四年五月十二日に字柳原にあった法養寺境内から当社に合祀された。また、現在境内にある稲荷神社も下八幡神社を合祀した際、字本町から移転したもので、医祖神社と諏訪神社は明治四十年にそれぞれ字下生野と字飯玉から移転したものである。
(Resource:「埼玉の神社」埼玉県神社庁)


高良神社、金鑚神社、八坂神社、稲荷神社

東石清水八幡神社

 東石清水八幡神社の祭神は誉田別命(ほんだわけのみこと)、姫大神(ひめおおかみ)、神功皇后(じんぐうこうごう)の三神である。
 社伝によれば、平安時代の末期、源義家が父頼義に従い奥州征伐に赴く途中金鑚(かなさな)神社へ参詣したが、そのおりに当地へ斎場(まつりば)を設け、戦勝を祈願し、康平六年(1063)帰陣の際ふたたび当地に立ち寄り、社殿を建立して八幡宮を迎え「東石清水白鳩峯」と称したのが始まりという。
 現在の社殿は享保七年(1722)に再建したもので、拝殿は入母屋造りとなっており、屋根は銅葺千鳥破風造りである。拝殿の格天井(こうてんじょう)には狩野直信(かのうただのぶ)筆の「飛龍の図」が描かれている。また、建物の彫刻は江戸の彫刻師の手によるもので、緻密な彫に極彩色がほどこされており、特に本殿の左右及び裏の三面には唐様の人物や花鳥が彫刻され、その華麗さは県下でも稀な社殿として有名である。
 境内にある江戸時代の高札場は、もと本町と連雀町との境いの道路にあったものを昭和五年に現在地へ移したもので、県内に現存している数少ないものの一つであり、町の文化財に指定されている。

昭和五八年三月                         埼 玉 県

:ここです→ Google マップ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 鷲宮神社の御朱印帳 | トップ | 武蔵國二之宮 金鑚神社 »

コメントを投稿

空色の休日 2011 」カテゴリの最新記事