お互いが別々に背負って来た過去と、これから一緒に背負っていく未来。
その二つが交わる記念日に少し関われた事が、とても嬉しかった。
二人が入籍したその日の夜に、僕が働く店に食事をしに来てくれた。
大切な日なのに。
どんな理由で僕がいる場所を選んでくれたのかわからないけど、ただただ嬉しかったし、祝福したかった。
その日は少し店もバタバタしていたせいでゆっくりと話をすることはできなかったけど、夫婦になった二人の少しホッとした顔がとても印象的だったし、心が温まった。
なんにもしてあげられなかったけど。
むしろ、こっちがありがとうと言いたくなったし、なんかこみ上げるものがあった。
夫になる彼は前職の同僚。
ひとつ年上だけど、一応後輩(笑)
もう7、8年の付き合いになります。
想い出なんてものは、それはたくさんあります、ここには記せない程たくさんの想い出があります、そしてそれは恐らく現在進行形でもあります。
今は同僚ではないので、言うなれば友人という響きが一番しっくりくるのですが、一緒に仕事をしていたときは朝から晩まで一緒にいたので半分、家族みたいなものです。
後輩だけど兄貴みたいな存在でした。
それは今も変わりません。
真面目で優しくて、熱苦しくて、涙もろくて、食いしん坊で、不器用で、笑いのセンスはほぼゼロですが、「おもしろくない」という「おもしろさ」を持っています。
真面目すぎてこっちがイライラしてしまう事があります、涙もろすぎてまたまたイライラしてしまう事もあります、強がり過ぎてまたイライラしてしまう事もあります。そして不器用すぎて本当にイライラします。
そんな彼を隣で支えていくんだろうなと。
彼に負けない、強い瞳を持った彼女はきっと幸せになるでしょう。
そして彼は彼女を幸せにするでしょう。
そんな二人とこれからもずっと関わっていけたらと思います。
桃ちゃん、常ちゃん、ほんとうにおめでとう。
そしてこれからもよろしく。
2013.10.10