『待機晩成!』

ひょうひょうと颯爽と♪オオナミの気持ちです。

人間関係力より免疫力!?

2007年02月16日 | column
風邪をひいた。
どうも体がだるくて熱っぽいなと感じてて。
帰宅して熱を計ったら38.5度!
撃沈・・・。

夜も体が痛くって、眠れなくてさ。
翌日の昼過ぎにボロボロの体を引きずって病院行ったさ。
先生と看護士と注射に癒されてフラフラ帰って来たよ。

何気にポストを覗いたら何やら届け物が!

そういやバレンタインの時期だっけか?
それともどこぞでオレの病状を聞きつけてのお見舞いか?

よく見るとそれは一本のビデオテープ。
メンバー(注:演劇ユニット ひらり、空中分解。)のサカモトから。

「テレビ朝日のテスト・ザ・ネイション。今回の人間関係力って面白そうだから
メンバー(注:演劇ユニット ひらり、空中分解。)でそれぞれやってみてブログで高評しようよ!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・


そういやそんなこと言ってたな・・・。
なにもこんな時に・・・・・・

小さい頃から一人でいるのが好きだったんだよ。
今も根本的には変わってないし。
家にいたり、一人で映画観たり水族館行ったりするのが好きなんだよ。
人間不信なところもあるし。
おまけに今は抵抗力もないし・・・。



まぁいっか、やってみよ。


【第1ブロック~人を見抜く力~】 
9点/20点
 ●関係を見抜け!・・・ 3点/10点
 ●顔の印象・・・・・・ 2点/5点
 ●要するにナニ?・・・ 4点/5点

【第2ブロック~心の柔軟性~】
10点/10点
 ●あなたには見えますか?・・・5点/5点
 ●ナニを描いたの?・・・・・・5点/5点

【第3ブロック~気持ちを読む力~】
10点/15点
 ●この外国人ナニ話してる?・・・4点/5点
 ●愛想笑いに気づけるか!・・・・6点/10点

【第4ブロック~センス~】 
6点/10点
 ●価値が高いのはどれ?・・・4点/5点
 ●ユーモアテスト・・・・・・2点/5点

【第5ブロック~あなたはどっち?(心の安定性)~】 
6点/15点
 ●他人への信頼度・・・・2点/5点
 ●心の穏やかさ・・・・・2点/5点
 ●感情を抑える力・・・・2点/5点

合計 41点/70点

人間関係指数・・・  90  (やや不足)



・・・・・・・・・・・・・・・。

やっぱり、ね・・・・・・・・・

不足じゃなくてよかったよ・・・。

他のメンバー(注:演劇ユニット ひらり、空中分解。)のも見たけど、
やっぱ最下位じゃん、オレ。

かろうじてウチの作家さんと一緒だよ。
作家も役者も人間関係力弱くちゃダメだろうがって、ねぇ。
ははは・・・ふ~


でもね、
あえて言わせてもらうとさ、
回答の2割ぐらいは?、そうか?だったよコレ。
会場にいた参加者も納得いかねぇ的なりアクション多かったしさ。
それに
そもそも回答自体が妙に優等生的でなんか道徳の時間みたいだったし。
現代社会そんなに単純で明快なの?って思っちゃったよ。


まぁ、言い訳ですけど・・・。

熱くなってる場合じゃないないよなぁ。
早く風邪治さないと。

人間だけじゃなく自然との関わり方もビミョーでして・・・。

オオナミ



シネマ誠お嬢の隠れた一品!

2007年02月13日 | Movie
こないだね、眠れぬ夜があったの。
スクワットやストレッチや筋トレをやって、
シャワーを浴びて、
のど乾いたからビールを2、3本飲んで、
小腹がすいたんでピザを食べて。
やだわ、もうお腹心配。
あぁ、中じゃなくて外ね外側。ふふ。
なんてことやってたから眠れなかったわけじゃないのよ。
あなたもあるでしょ、たまに。
考え事なんかしたりしてて、ね?
おセンチ・・・。

でね、珍しくTVの深夜映画を観てたのテレビ東京の「バリ・シネ」
なにこの名前?
変よねえ、笑っちゃったわ(笑笑笑)
でもみつけちゃった。
出会っちゃったの、素敵な映画に

その映画は
【カラー・オブ・ハート】
主演はトビー。
ん?やだ、スパイダーマンやってたトビー・マグワイアよ!もう
あらすじはね・・・

高校生デイビッドは、1950年代のホームドラマ“プレザントヴィル”にハマッていた。そんな彼はある日、双子の妹ジェニファーとリモコンでチャンネル争いをしていると、いつの間にかプレザントヴィルの世界に入ってしまう。2人が主人公パーカー家の子供となったその白黒の世界は、暴力も性描写もなく平穏そのもの。だが、本能のままに行動するジェニファーによって、モノクロの世界は次第に色づきはじめていく…。

ねぇ、あらすじを聞いただけでもゾクゾクってするでしょう!
って、なによこれ!こんなんじゃこの素敵な作品を1mmも伝えられてないわよー
・・・あらやだ、あたしが書いたんだったわ、んもう

まずね、映像が凄く綺麗!!
二人が入り込んでしまった世界は50年代のテレビの世界。つまり白黒なわけ。
だから序盤はモノクロ映画なの。
だけど二人が持ち込んだ外の世界の価値観や常識、風俗なんかに触れたものは少しずつ色づいていくの。つまりカラー(現代)になっていくのよ徐々に。
始めはそれが人の顔だけだったり、草花だけだったり、建物の一部だけだったり・・・。
ちょっと前、いやだいぶ前かしら、セーラムかバースリのCMでこんな感じの映像があったわ。
その色のコントラストがホントにビビットでステキなのよぉ
特にトビーが彼女を恋人池(その名の通り恋人達が集う場所)に行くシーンの白黒の中にピンク色の桜が散るシーンは必見。息が詰まりそうになるから・・・ふ~。

それにも増して最高なのがストーリー。
このお話し、ファンタジーなの。
最初はファンタジー色が強く、笑いを含みながらどんどん話が進行。でも後半は新しいものを排除しようとする人間の欲望や差別、つまり人間の本質が描かれていて、実にメッセージ性の高いドラマになっているのよ。
そのメッセージもファンタジーというフィルターを通しているから押し付けがましくなくて抵抗なく観られるわけ。
理想がすべて実現した架空の世界か、騒々しい現実に生きるのが良いか、という深淵なテーマが根底にあるのよ。アカデミックでphilosophicalでしょ、んふ
新しい物や異世界に対する好奇心ってだれにでもあるじゃない?
でも早すぎる変化や違う価値観に抵抗も感じたりするわけね。
あたしだって昨日なかった目じりのシワを見つけたときには卒倒しそうになったわよ。
そういう難しいテーマを実にコミカルにみせてるのよね。
そのセンスはさすがだわ!!
コミカルで感動的でシニカルで…文句なしに面白いから、是非観て欲しい作品だわ。

でもでも、
ホントに最高なのは・・・
トビーよ~。
コミカルでセンシティブで、なによりかわいらしのおおお。
やられたの、あ・た・し。

おほっ、
ちなみにこの映画の原題は【プレザントヴィル】
ドラマの題名そのままなの。
いい邦題つけたわね。
このネーミングセンスは脱帽よ。
なぜかは、
観ればわかるわよっ!

最後に、印象的だった台詞を贈るわね。

「こうでなくちゃいけないなんてことはないんだ」

どこで出てくるかは観てのお楽しみ

だから観なさい!!

マコト譲