調査2日目、快晴の原兵衛平高原から見る風景は爽やかだった。
仕掛けたトラップを回収しながら虫の種類を記録します。
残念ながら今回は目的の虫は入りませんでした。
午後は以前アオスジアゲハの記録された、宮古市藤ノ川の「異人館」へ様子を見に行きました。
駐車スペースが心配だったので藤ノ川海水浴場に車を止めて歩く事にして立ち寄りました。夏休みも終わった平日で閑散としていましたが、二十人位の海水浴客が来ていました。対岸ではガレキ処理の重機が動いてと言う風景です。
お盆中でもそれほどお客さんは訪れていなかったそうです、ましてまだこの様なビキニ姿のお嬢さん達の姿は見られなかったそうです。彼女達の意気込みが復興の第一歩に成って欲しいです。
クラクラする様な暑さの中を異人館まで歩きます。
もしかしたらアオスジアゲハが飛んでいるのではないかとワクワクしながら!、
マスターの安倍君のお父さんが、湘南から持って来て植えたタブの木です。数年前の夏に店を訪れて帰ろうと店のドアを開けると、地べたでバタバタと羽ばたくアゲハチョウが居たので、良く見ると何と宮古市には土着していないアオスジアゲハなのでした。マスターにこの蝶はタブの木をエサにしているので、山田町の船越辺りまでしかいないはずなのにと、見せて話をするとニヤリと笑みを浮かべ表の木を指さしました。そこにはタブの木が有り良く見ると、葉の裏には羽化したサナギの抜け殻や赤っぽい新芽には卵も産み付けられていました。普段は店の横に植えられていたカラタチばかりに目が行きクロアゲハやアゲハチョウを探すのが楽しみでした、残念ながらカラタチは塩害で枯れてしまったようでした。今回はアオスジアゲハの存在は認められませんでしたが、何年かしたら以前のように山田町から飛んで来てこのタブの木で発生する事でしょう。