いわき市常磐白鳥町には
「泣き石」といわれる石があり、
その石には、次のようなことが語り継がれています。
その昔、土地のある人が、この石の姿かたちに惚れ込んで、
庭石にしようと自分の家の庭に運び込んだところ、
夜な夜な庭の一隅から泣き声が聞こえてきました。
寝られぬまま、泣き声のするあたりを探ってみると、
どうもこの石のあたりなのだが、
あたりに人影はありません。
薄気味悪くなって、石をもとの所へ運び戻すと、
その夜から泣き声はパッタリしなくなったといいます。
また、別の人が家を建てるにあたって、
この石を土台石にしようと屋敷に運び込んだところ、
腰痛に見舞われ、大変難儀をしました。
これはこの石のせいだといいます。
昔むかし、那須野ケ原に、大きな石があって、
空行く鳥なども、
この石の上を通るとたちどころに落ちてしまい、
また、まわりの草木も枯れてしまうことから、
人々はこの石を憂い、恐れ、
祈祷師に石の正体をあばいてくれるように頼んだところ、
石の正体は九頭九尾の白狐であることが知れ、
祈祷師がさらに呪文を唱えると、
石は九つに割れ、各地に飛び散ったといいます。
その時、飛び散った石のひとつが、
この白鳥の「泣き石」だとされています。
この「泣き石」は、日本中央競馬会保健研究所常磐支所、
つまり、常磐白鳥の「馬の温泉」の入り口、
一般見学者用駐車場の反対側、
大きな赤松が数本生えているところの、根元にあります。
白っぽい色をした、でこぼこの多い石です。
因みに、近くの常磐藤原町の一本木にも、
那須の殺生石の一部が飛んで来たとされる「行屋の殺生石」があるそうです。
「泣き石」といわれる石があり、
その石には、次のようなことが語り継がれています。
その昔、土地のある人が、この石の姿かたちに惚れ込んで、
庭石にしようと自分の家の庭に運び込んだところ、
夜な夜な庭の一隅から泣き声が聞こえてきました。
寝られぬまま、泣き声のするあたりを探ってみると、
どうもこの石のあたりなのだが、
あたりに人影はありません。
薄気味悪くなって、石をもとの所へ運び戻すと、
その夜から泣き声はパッタリしなくなったといいます。
また、別の人が家を建てるにあたって、
この石を土台石にしようと屋敷に運び込んだところ、
腰痛に見舞われ、大変難儀をしました。
これはこの石のせいだといいます。
昔むかし、那須野ケ原に、大きな石があって、
空行く鳥なども、
この石の上を通るとたちどころに落ちてしまい、
また、まわりの草木も枯れてしまうことから、
人々はこの石を憂い、恐れ、
祈祷師に石の正体をあばいてくれるように頼んだところ、
石の正体は九頭九尾の白狐であることが知れ、
祈祷師がさらに呪文を唱えると、
石は九つに割れ、各地に飛び散ったといいます。
その時、飛び散った石のひとつが、
この白鳥の「泣き石」だとされています。
この「泣き石」は、日本中央競馬会保健研究所常磐支所、
つまり、常磐白鳥の「馬の温泉」の入り口、
一般見学者用駐車場の反対側、
大きな赤松が数本生えているところの、根元にあります。
白っぽい色をした、でこぼこの多い石です。
因みに、近くの常磐藤原町の一本木にも、
那須の殺生石の一部が飛んで来たとされる「行屋の殺生石」があるそうです。