『破産チェッカー』がイヤラシイ件

ケータイWatch の記事 『破産の可能性を判定する携帯サイト「破産チェッカー」』で紹介されている 破産チェッカー
上記の記事では

同社では本サービスを「ジョーク・ライフプランシミュレーションツール」と位置付けているが、将来への漠然とした期待や不安に対する意識作りのきっかけを提供できるとしている。

と，もっともらしいコメントが載っていますが…

破産チェッカーのプライバシーポリシー(魚拓)のページにこんなことが書いてあります

【個人情報の利用目的】
　当社は、取得した個人情報を以下の目的のために利用させていただきます。
(1)当社サービスを提供するため
(2)ユーザーへの連絡、サービスの案内等のため
(3)ユーザーの年齢、職業、性別等に合わせて当社サービスのページ上の情報、サービスおよび広告配信をカスタマイズするため

なるほど．

『破産チェッカー』で入力させる個人情報は
氏名
血液型
職業
居住地
性別
生年月日
そして携帯版ではうっかりしていると携帯メールアドレスも…

いやまぁ，このくらいの個人情報は最近ではべつに抵抗無く差し出す人も多いんでしょうが…
破産チェッカーがイヤラシイのは

・サイトの頭にあるリンク『はじめに』にパケット料金に関する注意書きや入力された情報の厳重な保管なんかについて書いてあって，そこを読んだだけでセキュリティー関連は十分だと思わせる

・血液型なんてどうでもいい情報を前のほうに持ってきて入力への抵抗感を減らしている

・『プライバシーポリシー』より前に『利用規約』のリンクを置いて，その冒頭で『ジョークサイト』だと宣言．で，そのずーと下に「ユーザーの登録情報及びユーザーが本サービスを利用する過程において当社が知り得た個人情報は、当社が定めた「プライバシーポリシー」に基づき、これを取り扱うものとします。」とサラッと書いておいてそこでは直接「広告配信に使う」と明記していない

・上記の『利用規約』も『プライバシーポリシー』も一般ユーザがサイトを離脱する『判定する』ボタンより下に配置してある

そして

・「将来への漠然とした不安」をネタにしている