まりん劇場

千葉ロッテマリーンズについてもろもろ

夢の翼! ~2005千葉ロッテマリーンズ激闘の真実~

2005-12-06 22:57:40 | 掲載誌解説


<DATA>
ポニーキャニオン
定価3,990円
90分
カラー
4:3


都内のCDショップなどを探し回ったあげく、断念。
結局アマゾンにて購入しました。
優勝記念DVDの最後を飾る作品です。


基本構成は「レギュラーシーズン」「プレイオフ」「日本シリーズ」の3本立て。
中でも中心になっているのが「プレイオフ」です。
ミーティングや選手サロン、ブルペンなどの映像を交えて振り返る内容で、けっこう丁寧に紹介しています。


ただし正直イマイチかな。


まず目玉でもある本邦初公開のミーティングシーンですが、当然見せられない部分が多いわけで、結局ほんのさわりだけ。
かなり内容は薄いです。

そして肝心の試合の編集がよろしくない。
「絶対に抑えるべき」だと思っているシーンが抜けてたりするんですよね。

例えばプレイオフ第1ステージの第1戦。
ここはやっぱり西岡のファインプレイ3連発でしょう。
同点に追いついた直後のあのプレイで流れを決定づけたわけですよ。
それがなんとカット。

例えばプレイオフ第2ステージの第2戦。
前の回までまったく打てそうも無かった斉藤和巳から選んだサブローの四球。
その5球目のきわどいボール判定がポイントでしょうよ。
平然と見送るサブロー。
ミットを指差してしゃがみ込む斉藤和巳。
これが見せ場だっての。
でもカット。

例えばプレイオフ第2ステージの第5戦。
あの里崎の逆転打の前には流れがあった。
 堀が腰を痛めて早々に交代
→早坂が初出場
→早坂が7回裏2死2塁からヒット性の当たりをファインプレイ
→その早坂の代打初芝が奇跡の内野安打
→堀、早坂を下げていて内野がいないから代走を送れない
→初芝爆走
→セカンド今江、サード初芝の大博打…
後半はまだしも、堀の故障から早坂の初出場と、その早坂のファインプレイは絶対に外せないはずなのに…
両方ともカット。


絶対おかしいよなぁ…
TBSの方では全部ちゃんと抑えられてたんですよね。
だからこそ思う。



でもまあ日本シリーズのダイジェストが入っているのはコレだけだし、それだけでも買う価値はあるのではないかと。
せっかくだから皆さん全部買いましょう。