リボルバー・リリー (2023) 139分

リボルバー・リリー (講談社文庫) 長浦京 講談社

　大正末期の1924年。関東大震災からの復興で鉄筋コンクリートのモダンな建物が増え、活気にあふれた東京。16歳からスパイ任務に従事し、東アジアを中心に3年間で57人の殺害に関与した経歴を持つ元敏腕スパイ・小曽根百合は、いまは東京の花街の銘酒屋で女将をしていた。しかしある時、消えた陸軍資金の鍵を握る少年・慎太と出会ったことで、百合は慎太とともに陸軍の精鋭部隊から追われる身となる。


映画館　★★★☆


　ニコリともしない綾瀬はるか（笑）しかし、動ける彼女はとても絵になります。
お話の内容は大正時代ということで、当時の雰囲気・・・もちろん私は知りませんが、セットにもお金を使っています。喫煙者の私が特に気にいったのは、いたるところで喫煙シーンが出てくるところ（笑）もちろん客車内でもスパスパです。近年、こんなに喫煙シーンが出てくる映画はありません。

　またヒロインがリボルバーの名手ってことで、何回も弾丸を入れ替えるシーンが出てきます。そういったこだわりもOKです。また、彼女の仲間を演じたシシド・カフカと古川琴音もかっこよかったです。

　女の子たちは頑張っているのですが・・・いや、あえて女優陣が目立つような作品なので仕方ないですが、男優たちの影が薄いことったりゃ（笑）ま、長谷川博己はかっこいいのですが。ラストのワンシーンのほんの1秒位で・・・クレジットされていたのでカメオ出演ではないのですが、ちょっと驚きの俳優さんが出てきます。

　そうそう、劇中で絡むシーンはないのですが、石橋蓮司と緑魔子が出ていました（笑）緑魔子を映画館で観るのはいつぶりだろう（汗）