観音さんと飛天たち
私の与える
「純粋な愛を 試してごらん」
「見つめてごらん」
「問い続けてごらん」
その源と奧どこに 人間にだけではなく
大宇宙の理法と人が融合する地点
ダイアモンドの輝きに負けない
艶と癒しと安らぎをもって
見守っている ことを
渚は薫 シェル(帆立貝)は鼓動し 風は微笑み 星振は奏でて
わたしは
「見捨てない」
「見捨てない」・・・「見捨てない」
自然は驚異に満ちている
台風も地震も
人間の小いささを思い知らされる
かくも苦しみにまみえる 国土と人々は何を糧に生きるのか
静止した祈りか 知恵の結集か 忘却する諦念か 不屈の忍耐か
今、しばらく見据えよう
そこから見える 風景
台風はどこに爪あとを残したのか
神武東征の熊野 黄泉の神域(スサノオ)
地震や津波はどこに爪あとを残したのか
海原の神(スサノオ)と 東北 艮の金神(スサノオ)
人はここにスサノオの命の 苦しみを見い出すときではないだろうか
未だ 命(みこと)はオロチと戦っているのでは
それ故 日本人は 命(みこと)の神聖を気づく時 普遍の
糧を得られるのでは (庭のはな)