江戸川風景2

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西行桜も見なくては3 勝持寺

2013-04-11 08:04:23 | インポート
西山地域は交通が不便で余り紹介されていない。

去年ツアーで紅葉の西山三山を巡ったが素晴らしかった。が竹薮を縫ってある細い道が主要道なので大勢の観光客が居ないのも良かった。

酷くなった雨の中坂道を登る。

最初に読んだ本で憶えているのは西行が「ろうたげなる子を縁側から蹴落とし仏間に入り髪を切った」とある事だが勝持寺で出家したという。

奈良時代の創建だが当時の建築物は山門だけだという。


こんな山の中まで応仁の乱の戦火が及んだのかと驚くばかりだ。

西行は待賢門院の長男の崇徳院の生き方に示唆を与える。騙されて譲位をしたが子の重仁を天皇にし実権を取り戻そうとする。類稀な才能有する和歌の道で人民の心の安定をもたらせるよう西行が説得する。しかし源為義等の甘言に乗り保元の乱に突入し崇徳院は破れ讃岐に流される。

瀬をはやみ 岩にせかるる たきかわの われてもすえに あわんとぞおもう 崇徳院

崇徳院と後白河天皇の待賢門院を母に持つ兄弟の争いなのだが兄弟の権力争いも何れは平和解決したいとの願いの解釈もある。

物悲しさを感じながら雨中を歩く。寺の外壁が見えてきた。


空を覆う桜の天蓋だが雨と昨日来の風で花弁が積もっている。崇徳院の心情の演出か?








雨に濡れたこともあり暖かい茶室で抹茶を頂き人心地がついた。再度暴風雨に散った西行桜を見上げた。暗い雨天の故、華やいだ感じは無かった。中央の背の高い木が西行桜と名付けられている。


西行桜も見なくては2 大原野神社

2013-04-10 13:57:55 | インポート
雨は本降りになってきた。天気予報では降水0mmなのに。

正法院の前が大原野神社になる。アクセス地図では離れているようにあるが近くで良かった。

桓武天皇が長岡京遷都をしこの地で度々鷹狩をしたと言う。この地を気に入り平城京の春日大社の分霊を祀り大原野神社を建立した。


長い参道を歩くと池が現れる。猿沢の池を模して造られた鯉沢の池という。


雨が酷く風流を言っていられない。千眼桜という1っヶ1っヶの花を眼に譬えてそう呼ぶ名物の桜が現れた、満開である。




本殿に御参りをと思ったが神輿を抱えていた子供達で一杯なので遠くから礼拝をした。


雨中だと訳もわからず先を急いだ、今になって反省している。

西行桜も見なくては!先ずは正法寺

2013-04-09 19:01:59 | インポート

待賢門院桜を見たら西行桜も見なくてはと日本国中大荒れの中、出かけた。
雨は降っているが風はそんなに強くないので大助かりだ。
京都駅から市バスに乗ってとはいかない様だ。

東海道線の下りで3駅目向日町からバスになる。30分待ち時間がある。
爆弾低気圧の吹き返しの寒風の中で待った。

京都の西山と呼ばれる丘陵地にある勝待寺に西行桜がありその寺で西行は出家したという。
桜が見事なゆえ花の寺と昔から呼ばれている。

バスを南春日町で降り歩いて正法寺、大原野神社、勝待寺と坂道を回るようになる。

車が通るが細い道を登ると子供神輿が太鼓の音と伴に渡御しているのに出合った。
小雨が降り寒いのに子供は楽しみにしていたのだろう。中央のビニールで包まれている神輿。


バス停から1km未満のところに正法寺は有った。門前の桜は葉桜だった。
進むと本堂にでて立派なシダレザクラがある。レンズを拭かないで失敗した。


右手には新しい塔があり桜も映える。


門を潜ると手入れの行き届いた石庭があり大きな石に驚かされる。


建物に入り順路を辿るとと更に大きな石庭に出て京都市内を一望でき立派なシダレザクラが満開の花をつける。庭石には動物の名が付けられて興味を引く。