自己満足度 5点満点で4点
勝った者が正義だ!
傲慢で傍若無人、偏屈で毒舌家、その上、人格が破たんしているような弁護士。
ゆえに敵も多い古美門研介(堺雅人)だけれど、その裏で本当の正義や悪を見極めようとしているようにも見えた。
いつ息継ぎをしているのだろうかと思うほど、セリフを機関銃のようにまくしたてる堺雅人には脱帽!
脚本が素晴らしいのでセリフを覚えてそのまましゃべっているだけとご本人は言っているけれど。
あのセリフの長さだと台本に書かれてるセリフ量はかなりなもんだろうと。
なにせ脚本が古沢良太なので、ドラマのあちらこちらに小ネタ満載。
特に"水戸黄門"ネタね。
毎回、古美門と丁々発止の掛け合いで見せ場を作った黛弁護士を演じた新垣結衣も、これで女優として飛躍した気がするなぁ。
ところが最終回での生瀬勝久演じる三木と古美門との確執が、実はアレだったってとこはちょっと肩すかしだった。
最後までコメディというのは分かるけど、少々インパクトが薄いってゆーか。
とは言え、古美門のキャラクターが妙にツボに入った私としては続編も観たいもんだわ。