お隣の社団法人茨木青年会議所が市長選挙に伴い公開討論会を開催されましたので行ってきました。

梅田淳さんの司会で隣に茨木JC佐藤理事長もいらっしゃりお話をされていました。
http://www.ibaraki-jc.com/touronkai.htm
開始まもなくいきなり唐突に、梅田淳さんが
「震災がれき処理の受け入れについてどう思われますか?」と質問をされました。
時事ネタとして気の利いた質問だと感じましたし興味がある内容でもありました。
4人とも「現時点での受け入れは出来ない」旨の回答でしたが私はここで大きな違いに気づきました。
4人の候補者の方々の返答は同じ内容ですが表現の仕方が全く異なるのです。
これはある意味、市長として当選された際、
さまざまな出来事に対して対応されていく際の受け答えのされかたとしては興味深いものでした。
きっぱり断言をされてから説明される方、
現在の市のおかれている状況を話されてからやわらかく結論をいわれる方、
国政に対しての問題点を指摘される方など色々でした。
人はそれぞれ受け取り方が違うと思いますが、
この公開討論会という場で4人同時にお話を聞くことで
投票する側が描く市長像にふさわしい方がどなたかを判断できる良い機会であると感じました。
以下の質問を中心に進められていました。
1.立候補に当たっての心構え、意気込み
2.あなたの考える子育て支援とは何か?
3.大企業の撤退が続いているがこれからの茨木の景気対策について
事前に質問項目が伝えられていたと思いますが、
わかりやすく丁寧に理路整然と説明される方にはとても好感が持てました。
しっかりと準備をしてこられているんだなと感じました。
4人の方の個性もとてもよくわかりました。
それぞれに強く訴えかける(得意分野)部分が異なっていたり
問題視している場所にも違いがあることがわかりました。
私はよく思うのですが、日本の選挙のやり方って正しいの?
選挙に多額のお金がかかる現在のやりかた、
国政選挙ともなれば政党に対してでるお金も莫大なものになります。
その莫大なお金をどこに費やしているかといえば、
イメージアップ、自身の名前を知ってもらうことや支援者の囲い込みであったりするのではないでしょうか。
誰に投票するかは人それぞれですが、私はだいたい以下の内容によると思っています
A.立候補者の政策に共感
B.直接的に知り合い
C.支持者だから
D.○○党の公認
E.家族・友人からのお願い
F.会社や組織で応援している
G.ポスター写真が気に入った
H.有名人だから
I.お会いした印象で
J.人柄
K.演説を聞いて
L.その人のこれまでの活動内容を評価
投票の動機にはいろんな要素が詰まっていると思います。
選挙期間中だけ良いことを言って全く実現しないこともあります。
この公開討論会だけで投票を決定することは出来ないかもしれません。
しかし、公開討論会においてこれらの動機項目の
うちの大部分を感じ取れることができるのではないでしょうか。
皆さんも一度、支持されている政党であったり、特定の人の後援会であったり、組織で支持しているからとか
関係なく、立候補されている皆さんの主張を冷静になって聞いてみてはどうかなと思いました。
一度聞いてみて、やっぱりいつも応援している人が一番ふさわしいと思うかもしれませんし違うかもしれません。
何も考えずに応援する前にその候補者がどのような事を目指しているのか、
当選後具体的にどのようにしようとしているのかは知っておいて損は無いと思いました。
何より、
「茨木市をよりよいまちにするんだ」と手を挙げられた4人の方々はとても勇ましく輝いていらっしゃいました。
市長選挙に立候補をするという決意は並々ならないものがあると思います。敬意を表したいと思います。
それぞれの思う未来の茨木市像を真剣に考え訴えかけるということは市長に立候補される方は当然のことかもしれませんが
他人任せでは無く、私たち有権者一人ひとりも考えていかなければならないと感じました。
4人の候補者の皆さん本当にお疲れ様でした。
箕面においても今年の市長選挙の際に公開討論会を開催させていただきたいと思っており、
とても良い勉強の機会をいただきました。佐藤理事長ありがとうございました。
箕面においても今年8月の市長選挙の際に公開討論会を開催させていただきたいと思っており、
とても良い勉強の機会をいただきました。佐藤理事長ありがとうございました。
また、茨木青年会議所の皆さんも本当にご苦労様でした。