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合言葉はヒュッゲ

連鎖退職

世田谷区の有名な幼稚園で、年度末教諭11人が一斉に辞めてしまったニュースを観た。

ザ・連鎖退職。教育現場だけでなく、医療や介護、福祉の現場でもよくある話。

しかし、11人一斉って何故?

幼稚園側は以前勤務していた教諭に声をかけたり、派遣会社に手配してもらうなど苦肉の策でひとまず8人確保したと。

しかし、新年度の現場を回すにはまだまだ足らない数、新入園児と新入教諭ばかりで
一体どうこなしてゆくのだろう。
デパートの託児所とは違う大切な幼児教育を担う場所なのに。他人事ながら親の立場、苦境に立たされた園の立場を考えてしまう。

連鎖退職はドミノ倒しのようなもの。辞める職員は側から見て無責任にも映る。しかし、労働に見合わない責任や職務外の雑用も余儀なくされていたのではと想像する。

人は追い詰められるとじわじわ壊れていく。膨らんだストレスはある日一気に爆発し、跡形もなく関係を絶つ選択となる。

長い目で見れば、少しこらえてその場を凌ぎ、乗り越えていく事で成長もある。

ただ、連鎖退職の現場を見てきた自分としては、やはり上に立つ人間の資質によって崩壊を防げるか否かが決定すると思う。

人は生垣、人は城と言う例えがある。
連鎖退職その後にその幼稚園は、信用をどう勝ち取るのかな。
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