組子細工

台形の枠にぎっしり詰まっているのが「組子細工」と呼ばれる障子デザインの見本です。おのおのの断片はのり付けされているのではなく、正確にカットされてギュッとはめ込まれています。古いけどポップだし、30度に統一された部材配置もおもしろいので、現在設計中の住宅に取り入れる予定です。

こぶしの咲く

春の穏やかな日に「クロイエ」を訪れました。去年植えた「こぶし」に白い花が宿り、10年先、大きくなったら見事だろうなと楽しみが一つ増えました。外壁の一部が色あせたので、メンテナンスの色合わせもしたのですが、もう注文しちゃいましたけど、上の薄い方でいいですよね、Тさん。

透明建築

ミースがガラスの摩天楼を発表してから100年、私たちの身近でも透明なビルがたくさん見受けられます。こういった建物を見るたび、「建築はディテールで価値が決まる」ことを痛感します。ここに紹介したビルはディテールにすっごく頑張っているのが伝わり、いい感じです。ただ、エントランスの扱いが雑なのがとっても残念。なんでかなぁ。

いぶし瓦の窯跡？

粘土を突き固めた窯は真新しい屋根に覆われているんだけど、窯のまわりは打ち捨てられたいぶし瓦の山。ここは福井のとある場所。瓦の窯元を探していたらここに出くわしました。まわりにはいろんな瓦がごろごろ転がっていて、中には亀の文様が可愛い鬼瓦があったり、とにかく摩訶不思議。屋根が新しいので、もう一度瓦を焼こうとしているのか、趣味なのか？これ、よく誰も持ち去らないものだと。日本はいいなと変に感心した次第です。