愛着が似合う家具

家具と建築展が終わり、ゴールデンウィーク。張りつめた緊張が緩むとき、何をしたいかというと、家でゴロゴロ。こんなときこそ、身の回りの家具に愛着を感じます。家具の中で、私の好きな・・・と言えばこれです。メーカーとか作者はわかりません。そのプロポーション、大きさが人間的。木肌もしっとりと美しくて、「しっかり者のお母さん」に見えません？建物は背景だとすれば、家具や絵やお皿たちがここでの主役です。役者を邪魔するものは置かないほうがきれいです。こんな家具がさりげなく置かれた場所で静かにすごせたら、最高です。

生き返る住宅｜安田建築スタジオ展

５月１４日から１９日まで、石川国際交流サロンにて個展を開きます。ぜひお立ち寄りください。

オオサンショウウオ

うねうねします。作ってみるのは面白い。作る幅が増えた感じです。

建物を住処に変える、人の息吹

戸板の民家は随分と荷物も片付き、いつもの生活の場へとなりつつあります。そして、そこにあるべきものが置かれ、本来の美しさを見せています。「建物は背景であるべきだ」。私のいつものメッセージです。

蔵付きリビング

蔵のドアを開けた状態



蔵の大戸



アゲハの家紋

戸板の民家、お母さんのリビング横に土蔵があります。このリビング、元は蔵の前室でした。リビングに大きな収納が付いて便利です。蔵の大戸には意匠を凝らした鍵穴。アゲハのデザインは能登の大庄屋、時国家と同じ。でも、この鍵穴はダミー。本当の鍵穴は別のところに付いてて、泥棒除けの仕掛けです。