平和がええねん 東大阪 Ⅱ

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北東アジアでの対話の流れを歓迎

2018年03月31日 21時02分14秒 | 
今日の朝鮮半島を巡る対話の流れを歓迎する。どうじに思い返したことは、「トランプファースト」、「対話否定、圧力一辺倒」の安倍自公政権にとってはこの情勢が「複雑怪奇」に映っているであろうということだ。
この「複雑怪奇」とは、天皇制政府の平沼内閣が、1939年8月28日に総辞職した時の理由の中で言った言葉である。1931年の満州事変からのアジア太平洋戦争へと突き進んでいた日本政府が、日独伊の三国で世界分割の侵略戦争をすすめるため対ソ反共を目的とした日独伊防共協定を軍事同盟に進めようと企図するなかで、同盟対象のナチスドイツが「独ソ不可侵条約」を締結したことによる衝撃の大きさと情勢への対応能力のなさを示している。辞職の理由として「欧州の天地は、複雑怪奇なる新情勢を生じたので、従来準備し来たった政策は之を打ち切り、更に別途の政策を必要とするに至った」(昭和の歴史 藤原彰 小学館)と言わしめ、総辞職=政権放棄となった歴史がある。
現在、平昌オリンピックを契機とした韓国政府の調整によって米朝首脳会談、南北首脳会談へ対話の流れが進んでいる。中朝首脳会談も実現し、対話と非核化も議題になった。安倍自公政権だけが蚊帳の外に置かれている。慌てた安倍政権は日朝会談を模索していると言われている。世界世論の平和への流れに逆行し、憲法に基づく外交をすることをせず、日本の安全はアメリカに100%おまかせという主権放棄の姿勢をみて「複雑怪奇」を思い出した。
今後は6ヶ国協議、日朝平壌宣言に立ち返ることが重要だ。さらに北東アジアの平和共同体の構築に向け関係各国政府、市民の運動が求められる。核兵器禁止条約の署名・批准もさらに重要であることはいうまでもない。

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