
最上小国川沿いにある瀬見温泉は、義経一行が奥州平泉の藤原氏を頼っていく途中に立ち寄りました。
亀割峠にさしかかると義経の正室北の方が産気づいてしまいます。弁慶は瀬音を頼りに山道を下り、大きな岩を薙刀(せみ王丸といったそうな)の石突きで割ったら、温泉がわき出し、それを産湯につかったというのです。その言い伝えのある源泉がこの写真。

昭和レトロというか大正ロマンというか何とも風情のある宿「喜至楼」本館の玄関。

私が泊まったのは、産湯のすぐ隣の部屋でした。その部屋の雪見障子がまたいかしてます。見事な細工の数々でした。

この町の佐藤商店さんが発売元で製造は、「花羽陽」と同じ小屋酒造さんの「此君・このみき」純米吟醸はしっかりしたお酒でした。今回の旅の私が選ぶベスト1です。
肴は肘折温泉の朝市で買った「しそ巻き」、山寺の下で食べた「だし奴」、そして新庄駅の近くの蕎麦やで食べた「かも蕎麦」がベスト3です。
山形は、酒よし・肴絶品・人情が嬉しい良いところです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます