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お山にお宮がたちました

お山の神様と神社仏閣めぐり

石鎚大権現 十和村神祭り

2023-10-19 05:08:00 | 神社仏閣詣り
高知市内から車でおよそ2時間。
高知県内にある十和村の神祭りに行って来ました。
お客様が、毎年恒例に行っているお祭り。
そのお話しを聞いて、軽い気持ちで私も行ってみたいと言って、ご一緒させてもらいました。
日帰りできると思ってたんです。。。😅


十和村。実は訪れた事が無くてね。。
距離感もわからなかったから。。。
十の和の村。地名が素敵です❤️
そして、その地名にピッタリの素敵なところでした。



お昼です。
十和村は四万十栗🌰が有名。
高知県は食のレベルが高くて、こちらのランチ、それほどお高くないのに、どれもとても美味しい。
こんな豪華なランチを川を眺めながら頂きました。贅沢ですよね。



昼食後、電話も電波も届かない秘境地に入っていきます。

そして着いた先は石鎚大権現を祀るお宮。
お祭りが始まると同時に強風が吹き、蝶が舞い、神様を感じ、来れて良かったなと思いました。


お祭りの始まりに、山伏さんが法螺貝を吹き、護摩を焚き、祭りが始まります。
そして、お宮の前にて座っていたら、神主さんが出てきて、経典と御本尊を一人ずつ背中に当てて、次々とご祈祷をしてくれました。


そして、最後は、餅投げ。
餅投げはいざなぎ流のお祭り以来です。
市内で餅投げは中々無くて、田舎のお祭りならではなのかもしれませんね。
餅投げは皆んなが喜びます。

凄い量のお餅が飛んできて、沢山お餅を拾いました。自分が拾ったお餅もいっぱいあるのに、村の方が拾ったお餅を、私の袋に追加で入れてくれ、びっくりするくらいのお餅を頂きました。
この日は餅屋さんになれる😆と思いました。
本当に楽しかったです❣️


お客様に無理を言って、同行させてもらい、一緒に一泊して楽しい時を過ごしました。
温泉に入って、夜遅くまで仕事以外の色んな話をしました。

仕事は確かに大変なこともあるけれど、仕事を通じて人と繋がれることに有難さを感じています。
袖張り合うも他生の縁、出逢いは宝。
人との縁を大切にしたいと思います。



翌朝、小鳥の鳴き声で目覚め、こんな綺麗な朝焼けを旅館の部屋から眺めたのち、朝の坐をしました。
とても気持ちの良い朝でした。

昨年は石鎚山に登ったけれど、今年は十和村にて石鎚山の神様にお詣りする事ができました。
有難うございました❤️



10月お詣り 

2023-10-15 06:33:00 | 田舎の神様のこと
10月お詣りは夫とふたり。
子供が県外に出て、二人生活となり、本当に自由になりました。
この日は、気の向くまま、お昼から出発したので、到着が2時過ぎになりました。
遅くなったので、お詣りだけしようと思いきや、草刈りをすることに。。
やはり、綺麗にしたくなるのです。





自然の力って凄いと思います。
根っこから抜いたつもりでも、生命力が残っていて、また芽吹きます。
草も伸び伸びと、この美しい聖地に生えたいだろうけど、やっぱりこの地を凛とした空気が漂う美しい場所にしたいから、引き抜いています。
この世に雑草は無いと牧野先生も言ってましたよね。それなのに引き抜いてごめんね。



こちら、夏に植えた紫陽花です。
完全に根付いてます。これは本当に嬉しい。。
花が咲くのが楽しみです。



さて、お詣り。
夫が山の榊を切ってくれます。
こちらの榊は生命力があふれているのか、日持ちしてくれます。
余った榊を持ち帰って、自宅の神棚に祀るのですが、何ヶ月も枯れません。



恵比寿様の祠にも、山の榊を祀ります。



そして、お掃除で引き抜いた草を夫が捨ててくれます。いつも付き合ってくれて有難う。
一緒に行ってくれるから、お陰様で毎月詣りができています。



そして、恵比寿様の御神木へ。



猿の腰掛け🐒発見。
キョロキョロしていたら、足を滑らせ尻餅をついてしまいました😂



どんどん、歳を取るのに、気持ちは若いままで、身体が付いていってない感じです。
最近、運動不足を感じて、ジョギングを始めました。
痩せると良いな❣️





秋元神社 in 宮崎県

2023-10-12 05:02:00 | 神社仏閣詣り
九州旅行最後の日。
ずっと行きたいと思っていた秋元神社にお詣りすることにしました。
ちょっとその前に。。。



旅館から帰る途中、絶景の棚田、日本のマチュピチュと言われているところがあると主人がいうので、行ってみることにしました。ナビに任せて行ってみたのですが、迷ってしまい着いた先は大銀杏のある地。

日本のマチュピチュは見えなかったけど、こちらはこちらで素晴らしかったです。



それから、秋元神社に向かいます。
ナビがヘンテコな道を案内してくれたお陰で、とんでも無く細い道を通り、ようやく到着しました。
そして、神社のかなり手前に車を停めて歩きました。
どうやら道が土砂崩れか何かで通行止のようです。



駐車場から歩いて8分くらいで神社に到着です。



『日本書紀』の本書では、天地開闢の最初に現れた以下の十一柱七代の神を神世七代と紹介されています。

国常立尊(くにのとこたちのみこと)
国狭槌尊(くにのさつちのみこと)
豊斟渟尊(とよくむぬのみこと)
泥土煮尊(ういじにのみこと)・沙土煮尊(すいじにのみこと)
大戸之道尊(おおとのぢのみこと)・大苫辺尊(おおとまべのみこと)
面足尊(おもだるのみこと)・惶根尊(かしこねのみこと)
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)


もう一度、大きくしてこちらをみると、凄い神様が鎮座されているのですね🥹

秋元神社ですが、素朴だけど素晴らしくて、御神氣に圧倒されてしまいました。
こちらの神社、空気が違うのもわかります🥹



一礼して鳥居を潜ります。





九州に凄い神社があると教えてくれたのは、私の大好きなお客様。
仕事を通して知り合い、今や家族のように親しくしています。

そこは秋元神社といってね、凄い神様が鎮座されていて、草の葉一枚、小石一個持って帰ってはダメでね、中に入ると天狗さんがずらっと並んでみているんだよ。

こんなふうに教えてもらいました。
きっと眷属として、天狗さんが神様をお護りしているんでしょうね。



この御神氣に、お客様が教えてくれたことがわかりました。





こちらの扁額ですが、日と月と星が描かれてますね。







天狗さん、いらっしゃいますか??

こちらで、神様に届いてほしいと、石笛を吹き、心を込めて経を唱えさせて頂きました。


ここは凄いと感じて、暫く全身で氣を感じていました。
来れて良かった。秘境だもん。





神社にたどり着く迄の途中の道が陥没し、手前の駐車場に車を停めて、歩いて神社に向かったのですが、帰りの道すがら可愛い花を発見しました。
癒されます❤️





この日は、今にも雨が降りそうな天気でした。
私達が車に乗り込むのを待ってくれたのか、参拝中は傘は必要なくてね。。

でも、車に乗った瞬間、土砂降りの雨になりました。
まるで、お詣りを終え、車に乗るのを見届けて、空が緩んだかのようでした。
雷⚡️が鳴り、凄い雨☔️


こうして、感動と感謝でお詣りを終え、フェリー乗り場に向かいました。

2泊3日の九州の旅、最後に訪れた秋元神社は、またお詣りに来たいと心から思える大好きな神社になりました。

国常立尊の祀られている神社をまわりたいと思い巡っています。 
秋元神社もそのひとつ。
お詣り出来て本当に有難かったです。










鶴富屋敷 in 宮崎県椎葉村

2023-10-11 05:06:00 | 神社仏閣詣り
九州2日目、宿に着く前に高千穂峡に寄りました。


神話によれば天村雲命という神様が天孫降臨の際に、この地に水がなかったので水種を移し、これが天真名井として湧水し、滝となって流れ落ちているといわれています。



こちらの高千穂峡の川幅が狭まった部分に流れ落ちる滝を、真名井の滝といいます。
日本の滝百選の一つのようです。



この水の流れに癒されます。



 

そして、この日泊まることにした椎葉村は、宮崎県の秘境地にあり、旅館は平家の落人伝説の残る素敵なところでした。
少し悲しげなお話でもありますが、日本版ロミオとジュリエットのようなそんな感じです。

およそ800年前、壇ノ浦の合戦に敗れた平家の武士たち。追っ手を逃れて、各地のふところの深い山奥へ。
古文書「椎葉山由来記」は次のように伝えています。


道なき道を逃げ、平家の残党がようやくたどりついたのが山深き椎葉だった。
しかし、この隠れ里も源氏の総大将頼朝に知れ、那須与一宗高が追討に向かうよう命令される。
が、病気のため、代わって弟の那須大八郎宗久が追討の命を・・・


こうして椎葉に向かった大八郎、険しい道を越え、やっとのことで隠れ住んでいた落人を発見。
だが、かつての栄華もよそに、ひっそりと農耕をやりながら暮らす平家一門の姿を見て、哀れに思い追討を断念。幕府には討伐を果たした旨を報告した。


普通ならここで鎌倉に戻るところだろうが、大八郎は屋敷を構え、この地にとどまったのです。
そればかりか、平家の守り神である厳島神社を建てたり、農耕の法を教えるなど彼らを助け、協力し合いながら暮らしたという。
やがて、平清盛の末裔である鶴富姫との出会いが待っていました。・・・


いつしか姫と大八郎にはロマンスが芽生えました。
「ひえつき節」にもあるように、姫の屋敷の山椒の木に鈴をかけ、その音を合図に逢瀬を重ねるような・・・


庭の山椒の木鳴る鈴かけて
鈴の鳴るときゃ出ておじゃれ
鈴の鳴るときゃ何というて出ましょ
駒に水くりょというて出ましょ


大八郎は永住の決心を固め、村中から祝福されます。
ところが、やがて幕府から、「すぐに兵をまとめて帰れ」という命令が届き、夢ははかな・・・



和様平家の公達流れ
おどま追討の那須の末よ
那須の大八鶴富おいて
椎葉立つときゃ目に涙よ



このとき鶴富姫はすでに身ごもっていました。
しかし、仇敵平家の姫を連れていくわけにもいかず、分かれの印に名刀<天国丸>を与え、「生まれた子が男子ならわが故郷下野(しもつけ)の国へ、女ならこの地で育てよ。」と言い残し、後ろ髪を引かれる思いで椎葉を後にするのです。
生まれたのはかわいい女の子。
姫は大八郎の面影を抱きながらいつくしみ育てました。後に、婿を迎え、那須下野守と愛する人の名前を名乗らせたそうです



それにしても、なぜ大八郎は平家の落人を発見したとき、すぐさま討伐しなかったのでしょうか。
それほど哀れな姿に映ったのでしょうか。
それだけならとどまることなく黙って引き返してもよかったはずです。

椎葉に魅せられた作家の一人、吉川英治が「新・平家物語」の中で、椎葉をこの世の理想郷として描いているのが、ひとつの答かもしれません。



敵も味方もない。富も権力も意味を持たない。
戦い、憎しみ合ってきた源氏と平氏の間に美しい恋さえ芽生える・・・
人間はなぜ争うのか?という問いの答を、椎葉での鶴富姫と那須大八郎の物語から学んでみようではありませんか・・・

一般社団法人椎葉村観光協会

平家落人伝説より



鶴富屋敷より歩いてすぐの所に、平家の守護神である椎葉厳島神社がありました。



立派な神社で相撲をとるところもありました。



御祭神は市杵島姫命と素戔嗚命です。



朱塗りの立派な拝殿です。

平家の姫を愛した源氏の武将・那須大八郎が、椎葉山中での平家一族の暮らしを哀れんで建立した神社です。
社殿は小高い丘に位置し、村の中心部を一望することができます。



水の神様とされる市杵島姫命。
市杵島姫命は平清盛の建立した広島の厳島神社で祀られている宗像三女神の一人です。
平清盛の末裔が鶴富姫。
椎葉厳島神社は広島県・宮島の厳島神社の方角を向いて建てられたのだそうです。

椎葉村の厳島神社は、平家の落人のために源氏の総大将が建てた神社🥹

市杵島姫は、弁財天と同一視されることから財富・芸事の神様としても祀られます。



平家の落人伝説、こちらに泊まらなければ知る事もなかったお話。
鶴富姫は娘を産み、離れ離れになった那須大八郎を愛し続けたんでしょうね。

生まれた子供が男の子なら引き取る、女の子なら連れて来るに及ばすと言ったとか。。。

こんな山奥の人里離れた村で、およそ900年も昔、愛する人の子供を産み、大切に娘さんを育てたんですね。
そして、その子孫は脈々と今に続いていて、椎葉村の村民の約30%が「椎葉」さん、次いで第2位は「那須」さんで、村民の約20%なんですって。。

那須大八郎も我が娘に会いたかったでしょうが、その愛ある行動の痕跡は、今もなおこの地にとどまっています。

何だか、悲しいけど美しいお話ですね🥹。






幣立神宮 in 熊本県

2023-10-10 05:03:00 | 神社仏閣詣り
熊本県山都町。九州のおへそにあたる位置に、こちらの幣立神宮はあります。
日本最古の神社ともいわれ、その歴史は言い伝えによれば、15000年も昔からあるといわれています。



神武天皇の孫である健磐龍命が、この地で幣を立て宇宙から降臨された神々を祀ったことが始まりと伝わっています。



人々はここから世界に散らばったという伝説があり、毎年8月23日に「五色神祭」が執り行われているとか。。


世界人類の祖神、五色人(赤、白、黄、黒、青人)をお祀りし、地球全人類が互いに認め合い、助け合う和合の世界を祈願するお祭りのようです。


互いが肌の色や人種、信条により差別されることなく、認め合い、尊重し合う平和な世界になればよいと願います。


以前、ホピ族の教えについて記事を書いた事があります。

人間は調和と愛をとりもどしなさい。

人、動物、植物全て、地球🌏に存在させてもらい、太陽の光を浴び、大地の恵みを頂き、命を与えられ、生かして頂いています。


この地球を大切にしないといけないと思います。



人類は此処から散らばったという言い伝えを知り、こちら熊本県にある幣立神宮には、どうしても訪れたいと思っていました。



そして、念願が叶い、やっとお詣りできることになり、本当に有難い事です。

拝殿の前に立つと、お年を召した宮司さんが中から出てきてくれて、頭を下げなさいと仰ってくれ、鈴をシャンシャンと鳴らしてくれました。それにあわせて御幣も振ってくれました。
頼んだ訳でもないのに、有難いな。。。と思いました。



拝殿裏にまわると、下に降りる小道があったので、降りてみることにしました。




5分くらいで、八大龍王様の池に到着しました。




こちらの八大龍王の鎮まる所で北辰妙見大神が祀られています。。



そして、日本の重大な聖地であると記されています。



本当に来れて良かった。。🥹
有難うございます🙇‍♀️



鳥居に龍神様です。



「かつて世界人類の祖先、赤・白・黄・黒・青色の人々が集い、御霊を和合するための儀式を行った」という伝承に基づき、5年に一度は五色神祭の大祭が行われているこちらの神社にお詣りさせて頂いて、改めて、和合の精神が大切だと気付かされます。


全て和合すれば平和なのです。
戦争などもってのほかで、和こそ全てだと思うのです。





この美しい聖地にて、全ての人、生命あるもの全てが、互いを尊重し、幸せを感じられる社会になりますように。。。
そんな事を感じさせてくれる、素晴らしい神社でした。