仙龍寺は、65番札所「三角寺」の奥の院、また四国八十八ヶ所総奥之院とも称されるお大師さまとの由縁も深いお寺です。
龍の棲む霊山といわれており、「開運厄除」「虫除五穀豊穣」の寺として多くの信者が四季折々に参籠しています。
秘境スポットの一つとして、お兄さまより以前紹介されていましたが、別格札所だと知り別格詣りの楽しみにしていました。
確かに凄い秘境地にありました。
車で行くのも大変なところです。
仙龍寺の縁起によると、法道仙人がこの地に山々の神をおまつりされ居を構えていたところ、平安時代初期の弘仁6年(815年)、空海が42歳の時にこの地を訪れ、金剛窟にこもり厄除と虫除五穀豊穣の護摩修行を行ったとか。
「お山に棲む龍の神様」と信仰されていた瀧沢大権現ほか、開運不動尊、自らの御姿を彫刻され御本尊としてまつったのが起源だとされており、仙龍寺の寺名の由来にもなっています。
昔は100人規模の宿坊の機能も果たしていたようで、中は広々としていて、2階に上がったところにある本堂は立派でした。
この先に本堂があります。
有難いことに、住職さんが経を唱えているところでしたので、その後ろに座り手を合わせました。
お堂の横には川が流れており、龍神と滝・川・水の関係や山岳霊場の雰囲気をそのまま残す形で建物が建てられています。
川は山を登ったところにある清滝から流れてきており、滝から急傾斜の川と一体化するようお寺が建造されていて、本当に風情がありました。
本堂のお詣りを終え、山に登ってみましたが、気温が高すぎて体力が持たず、途中までで諦めました。
山を降りて、本堂向かいの階段を上がった仙人堂はお詣りしました。
そして、心を惹かれた石碑です。
世の移り変わりは激しく
栄枯盛衰も又休みなく繰り返されているが
変わらぬものは自然の営みで
毎年春が来れば草木は美しく花を咲かせ
秋には実る
それはいつの世までも変わる事がない
それに引かえ限りある人生は短く
而も逝いて再び還ることはない
この絶対的真理をわきまえて
何を知り何を求め
又何をなすべきかを
考えねばならない。
あっという間の人生かもしれないですね。
頑張ります。