goo blog サービス終了のお知らせ 

気がつけばここにいた…

クラフト&旅行&イラレをアップしております!たまにナックスですw

お暇なら読んでね~♪

忘れ物。

2010-01-12 21:04:33 | Weblog
朝、起きたときなぜか妙に暖かく感じた。
まもなく雨かはたまた初雪が降るかもしれない今日。
湿気のせいで、暖かく感じたのかもしれない。
はたまた、体調のせいだったかもしれない。
ともかく、普段はガタガタ震えながら点けたばかりのストーブにかじりついていたが、
今日はそんなこともなく、眠い目を擦りながら椅子に座って、ぼーっとテレビを見ていた。
これが原因だったかもしれない。
この暖かさを不思議に思いながら、アピオは急いで会社に行く準備をし、出かけた。
外には、寒そうに身をちぢめて歩くサラリーマンがチラホラ見えた。
アピオは息をはぁ~と出し、
「やっぱり、寒いや。」
と、つぶやいた。
暖かく感じたといっても、やはり、雪が降りそうな天気である。
「今日は七分袖に上着だもんな。そりゃ~手首あたりは寒いよな。」
手袋と七分袖の間辺りを押さえながら、ぼーっと考えていた。
まだ、アピオは気が付かなかった。
ここまで考えているのに、なぜその事実までたどり着いていないのか。
今、考えても不思議である。
ふと、前を歩いているサラリーマン達を見たときだった。
同じような、ベージュのコートを羽織り、皆、ポケットに手を突っ込み駅へむかっている。
と、先頭から3番目ちょうど真ん中あたりを歩いているサラリーマンに目が行った。
彼だけコートを着ていない。
ベージュのコートに挟まれ、黒いスーツが目立って、よく見えた。
「寒そうだな。よくコートを着なくて平気だな。」
そこまで考えたというのに、まだアピオは気がつかなかった。
さすがにこの状況にこの考えに至ったのに、まだ気が付かないとは。
今となって考えてみても分からない。
気が付いたのは、きっかけがあったわけではなく、ただぼーっと歩いていた時だっだ。

「あっ!あれ?私、コート忘れた!?」

なぜ、気がつかなかった…。
もう大分家から離れた所で、駅に向かう人々に白い目を向けられながら、
一人あわてふためいていた。
さすがにこの距離を戻ると今度は会社に遅れる。
仕方なしに家に電話し、コートをもってきてもらった。

は、はじゅかしぃ~(/_\;)
こんだけ引っ張っておきながら、ただコートを忘れたって話でした。
ただ、あやうくこの雨が降ったあとのくそ寒い夜道をガタガタ震えながら帰らずすんだのは確かだ。
連休明けは、頭がぼーっとしているから気を付けなければね(;^_^A