『ほんとは……たいちゃんはどう思ってるの?』
歌を歌っているとき以外では
あまり見ることのない優那子の強い眼差しにたじろいてしまう。心臓が早鐘を打つ。
『どうって?』
『だから……明日のこと』
『それは……………もちろん……
優那子に合コンなんていってほしくない…』
『…………よかった。なら、キャンセルしておくね。友達には悪いけど』
優那子は控えめに微笑んだ。
満面の笑みじゃないことろが優那子らしい。
すぐさま優那子はスマートフォンで
SNSを起動して文面を打っている。
最初から乗り気じゃなかったんだな、やっぱり。
憂鬱な雲は過ぎ去って少し
たのしそうに笑みを浮かべている。
『キャンセルなんかして大丈夫なのか?
友達またメンバー探さないといけなくなるじゃん』
『うん。友達よりたいちゃんの方が大事だもの。
それでハブりとかされたりなんかしないし。
そんな面倒くさい人と友達にならないもん私』
それもそうか。
優那子はまわりに流されず、ちゃんと友達になる人物は見極めている子だもんな。
たださみしさを埋めるだけの友達なんか
いらないって言い切る強い女の子だ。
『まぁ、そうなら別にいいけど』
それよりも優那子、その友達より俺の方が大事なのか。
それはちょっとうれしい。いや、かなりうれしい。
その友達とどれくらい仲がいいのかは正直わからないけれども。
好きだと言われたわけではないけど
これは喜んでいいのではないか?
俺は にやけを抑えアイスティーを飲む。
その味はさっきよりもちょっぴり甘かった。
歌を歌っているとき以外では
あまり見ることのない優那子の強い眼差しにたじろいてしまう。心臓が早鐘を打つ。
『どうって?』
『だから……明日のこと』
『それは……………もちろん……
優那子に合コンなんていってほしくない…』
『…………よかった。なら、キャンセルしておくね。友達には悪いけど』
優那子は控えめに微笑んだ。
満面の笑みじゃないことろが優那子らしい。
すぐさま優那子はスマートフォンで
SNSを起動して文面を打っている。
最初から乗り気じゃなかったんだな、やっぱり。
憂鬱な雲は過ぎ去って少し
たのしそうに笑みを浮かべている。
『キャンセルなんかして大丈夫なのか?
友達またメンバー探さないといけなくなるじゃん』
『うん。友達よりたいちゃんの方が大事だもの。
それでハブりとかされたりなんかしないし。
そんな面倒くさい人と友達にならないもん私』
それもそうか。
優那子はまわりに流されず、ちゃんと友達になる人物は見極めている子だもんな。
たださみしさを埋めるだけの友達なんか
いらないって言い切る強い女の子だ。
『まぁ、そうなら別にいいけど』
それよりも優那子、その友達より俺の方が大事なのか。
それはちょっとうれしい。いや、かなりうれしい。
その友達とどれくらい仲がいいのかは正直わからないけれども。
好きだと言われたわけではないけど
これは喜んでいいのではないか?
俺は にやけを抑えアイスティーを飲む。
その味はさっきよりもちょっぴり甘かった。
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